うつし世は夢、夜の夢こそまこと

191

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1年ぶりにvitavox CN191と再会しました。

音が鳴らなくても、納得できるわけのわからない魅力を秘めたスピーカー。
過去に何ペアか見た中では極上のペア。サイン銘板も買収前の物。
ダイナ、A店長のフロアに棲みはじめた191。見る人がみれば、わかる代物。

僕も終いのスピーカーとして、191にチャレンジしたのですが、、、ブログにはほんの触り程度しか書けてませんけど、その格調、気貴さに負けてアメリカのコーナーホーンへ逃避。それでも結局のトコロ、悪戦苦闘。
191のために煉瓦造りの洋館をマジで考えましたww

同居人曰く、Hartsfieldで鳴らすクラシックは、今だにてんて駄目だそうで、香りから音楽の背景、時代性など、比べようがない程CN191が図抜けて良かったと嘆く始末。1940年代のモノラル盤から時代の狂騒と深い諦観を嫌というほど味あわせてくれるスピーカーは稀有です(録音の良い現代盤なら余裕)。物や事の核に迫るという感じか。音楽の周辺を綺麗に描くスピーカーは数多あるのでそういうことに長けてても、じゃあそこから何を引き出してくれるか、マジで聴きに入ると意外とあっさりしたもので、ある意味現代的。今の時代に生まれたものは時代の空気を孕みがちなもので、今の時代をどう感じるかは人其々。時代なんか感じてる閑がないような社会ではありますが、ひしひしと感じる人達もいます。
物事の本質を描き、抉りだせる道具は数少ないです。

ただCN191で僕が聴いてるナヨッとしたジャズとなると私的に折り合いを付ける技量と了簡に欠けました。買うことは人によっては簡単ですが、鳴らし続け、鳴らし続けていく事の方が難しい。

現代のハイエンドスピーカーも、アンプも良いものはたくさんあります。今後も数多出てくるでしょう。HL88との2ショットは何か兵器めいた様相ですが、もし手に入れれば数十年は楽しめる代物のはず。音楽再生兵器??音の正誤を追いかけたところで無意味。ライブへよく行く方はわかると思います。

箱が共振するとかしないとかの前に、全ての物はどんな時も常に共振しています。周波数特性云々も、同じ楽器ですら人や場所がちがうだけで異なり、拾うマイク、マイクとの距離、種類、数など変わるパラメータの方が星の数程あります。聴く環境まで数えると、いまだビッグバンが収まっていないように収拾つかない無限ループに陥る。。再生でも同様。

最近思うのは、聴く人の、音体験ではなく、音楽体験だけ...........
最近はライブへいっても消化不良なのは鈍くなってんのか。
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by kuramae2010 | 2016-04-23 01:11 | etc. | Comments(0)