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うつし世は夢、夜の夢こそまこと

Calvin Keys / Vertical Clearance / Wide Hive Records

Calvin Keys / Vertical Clearance / Wide Hive Records_d0157552_23523726.jpgCalvin Keys / Vertical Clearance / Wide Hive Records
Calvin Keys (g)
Sonny Fortune (sax)
Paul Hanson (sax)
Doug Rowen (sax)
Roger Glenn (vib)
Gregory Howe (Moog)
Hednodic (Beat f)
Matt Montgomery (b)
Babek Tondre (b)
Mingo, Jr (conga)
Mike Rinta (tb)
Phil Ranelin (tb)
Cat Ouano (Rhodes)
Ron E. Beck (ds)
Darrell Green (ds)
Babatunde Lee (ds)
Thomas McCree (ds)
リリース:2006.5





1943年生まれのCalvin Keys、2006年盤。
Black Jazzレーベル時代も含めて、おそらく手に入るリーダー盤は入手したような。。
発売当時は忙しすぎて何も聴いてなかったので、この盤がどうだったのかはわかりません。

Calvin Keys / Vertical Clearance / Wide Hive Records_d0157552_003894.jpg
ジャケ写・これの↑画像が歪んでるわけじゃありません。


ジャケ写の構えからしてキマッてる「Vertical Clearance」。グルーヴ感とダークな浮遊感が漂う・・・・


なんてもんじゃなく、匂いたつ様なブラックネス。



50年代の米レーベル、って言ってもヨーロッパから移ってきたホワイトな連中がおこしたレーベルと
一味も二味もちがうサウンドが今も聴けるという奇跡。

・・・2曲目からが良いです。
2曲目以降はすべていいです!すべて。

ブラック・ミュージックが好きな人で、この盤がNGという稀有な人はいないと思います、おそらく。
どの演奏もリズム&ビートが抜群に弾んだサウンド。

「Proceed With Caution」 はコアなジャズファンならよくご存知かと思いますが、2006年版の演奏のレア・グルーヴっぷりも抜群。新たなテクとかはなし??だけど、たまんないリズムはすっごくクール。
これとか聴いてるとなぜか、心臓がバクバクしてくるほどw

「Secaucus S.Rutherford」や「Seven & Sonny Straight Up」の脱力系グルーヴ感も癖になる音。
カルヴァンとフロント陣の力を抜いたフリーなインプロがカッコいい。「Maximum Height」もRoger Glennとカルヴァンの「よお、兄弟、調子はどーだい?」 「年には勝てねえ、けどよ・・・」みたいな?会話が聴こえるような即興がイカしすぎ。リズムがキマってるのでフロントがナニやっててもカッコいい。

「Blue D」スローテンポのソウルフルかつスピリチュアルな演奏。
何かが溢れ零れてくる切ないブルース。メロウなブラック・ジャズの真骨頂

カルヴァンのこの盤、一部の米国オタの間では絶大な、神盤。日本では??
執拗なまでのリフが云々は置いてといて^^......... 21世紀初頭にキラめく盤(私的にです)。




演奏曲
1. MRKGY
2. Spreading Spirit
3. Unresolved Daydream
4. Proceed With Caution 2006
5. Secaucus S.Rutherford
6. Vertical Clearance
7. Seven & Sonny Straight Up
8. Maximum Height
9. Blue D
10. Drunk Monk
11. Last Exit
by kuramae2010 | 2015-06-03 00:17 | jazz