うつし世は夢、夜の夢こそまこと

NEXT Collective / Cover Art / Concord records

d0157552_0194780.jpgNEXT Collective / Cover Art / Concord records
Logan Richardson (as)
Walter SmithⅢ (ts,ss)
Matthew Stevens(g)
Gerald Clayton (p)
Kris Bowers (key)
Ben Williams (b)
Jamire Williams (ds)

Christian Scott (tp)
リリース:2013.2.26





ローガン・リチャードソンやジェラルド・クレイトン、ウォルター・スミスⅢ世、
クリスチャン・スコット達が演る、2010年ぐらいからのスタンダード。

この世代の若い人達が集まって「枯葉」とかはないだろうという選曲。
ウチらもフロントラインにいるよ?みたいな選んだ人・曲にセンスがあって、狭い範囲、後ろ向きで収まってないのがいい。



1曲目は日系スウェーデン人のナガノ ユキミさんのリトル・ドラゴン「Twice」のカバー。元盤よりアグレッシヴでタイト。個性的で才能のかたまりのようなローガン・リチャードソンがボーカルパート。彼のアルトを聴いて感じるのが青春のほろ苦さwというか。朝4時ぐらいの蒼い音・・・・・しかし、演奏が短い。ちなみにリトル・ドラゴンのPVは凝ってるんですけど、曲は今イチ印象に残ってませんでした。人気があるナガノさんは世界ツアーもやってるようです。



「No Church in the Wild 元盤PV

2曲目は、アラフォー世代のJay-Zとカニエ・ウェストのコラボ盤「Watch The Throne」から。元盤はかなりスタイリッシュで骨太なヒップホップ。とくに、ビヨンセが歌たったトラックがカッコいい!他にはオーティス・レディングのカバーなど。本盤では「No Church in the Wild 」をカバー。なんとなくクリスチャン・スコットの選曲かと思いますが、気だる目なカニエ・ウェストの替わりに鈍色で重いノートで凄みすらあるクリスチャン・スコットが異様というか、クリスチャンのみww ライブでは他メンバー活躍!?
オリジナルに近いビートが今のブルックリン系コンテンポラリーと違和感ないのがオモシロイ。


発売当日のライブ動画(公式?) No Church in the Wild ジェラルド・クレイトンのソロがかなりクール

Le Poisson Rouge on February 26th, 2013  



次にディアンジェロのミリオン盤から「Africa」。ネオ・ソウル界のスター?ソウル&ヒップ・ホップ、ジャズが小粋に混ざった独特なエロっぽさがある人。。元盤は割と凝った造りで太くうねるディープなグルーヴ、音がメチャいい。たしか、ロイ・ハーグローヴが参加してます。本盤の解釈はかなりサラッとした質感。ドロっとしたのがないっ。ウォルター・スミスⅢ世のテナーがゆるい叙情感でいい感じですが、心なしフュージョンっぽい歌い方。。


「Fly Or Die」、「Come Smoke My Herb」はジャミアとベンのソロ、サックスの絡みは全曲中ジャズっぽいチューンw。ミシェル・ンデゲオチェロ「Come Smoke My Herb」後半のローガン・リチャードソンとか、しなやかなクレイトンとかさりげなくイケてます。選曲もいいんですがかなりイイです。ジャズファンもイケるような配慮?

「Refractions In The Plastic Pulse」はゆったりフローする感じは、ステレオラブの雰囲気があって、クオリティも高い!ボイス・コーラスの変わりにフルート。

「Marvins Room」のオリジナルはオーブリー・ドレイク・グラハム(ドレイク)。先のJay-Zとも共演しているカナダのラッパーで、私的に英国のジェイムス・ブレイクっぽい空気感があったりします。憂鬱なメロウさがあるラップをクリスチャン・スコットのミュートで、原盤よりグダグダ感がない立派な男で多少のミスマッチ感・・・

「Perth」ボン・イヴェールは、日本でも好きな人がけっこういるかと思います。イヴェールはレディオ・ヘッド、フリート・フォクシーズ的な世界と米国サイズの"自然"を大胆にアンビエント化したようなサウンド。選曲がなんとも繊細。原盤は前半の叙情的で後半パートは歪んだキーボードで"自然の厳しさ"みたいな世界が表現されますが、さらっとした解釈。。
ネットラジオのお気に入りに入ってる人。。。



ライブ動画は暑いですが、通しで聴くと同居人にもウケがいい、ロバート・グラスパーの「Black Radio 」に通じる感覚かな。もしくはテイラー・アイグスティの「Daylight at Midnight」。グラスパーはアフリカ系アメリカンでしかも自分との共時性ある曲ではありましたが、こちらは、わりと最近でメジャー感あるトンガッた曲。その耳心地は全体的に灰汁が抜けたサラッとした印象。。
無理やり管でいかなくてもヴォーカル・ゲストがいた方がよかった感じもします。選曲はボン・イヴェールやミシェル・ンデゲオチェロ、ドレイクなどは、オッサンの感性でもおッ!てな感じです。
「Cover Art」、Jay-ZやBon Iver、、、彼らを取り巻く縮図のような・・・同世代に向けたスタンダード?そんな雰囲気です。




演奏曲
1. Twice (Little Dragon)
2. No Church In The Wild (Jay Z and Kanye West) 
3. Africa (D'Angelo)
4. Fly Or Die (N.E.R.D)
5. Oceans (Pearl Jam)
6. Refractions In The Plastic Pulse (Stereolab)
7. Marvins Room (Drake)
8. Come Smoke My Herb (Meshell Ndegeocello)
9. Perth (Bon Iver)
10. Thank You (Dido)




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by kuramae2010 | 2013-04-24 00:53 | jazz | Comments(0)