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うつし世は夢、夜の夢こそまこと

Portico Quartet / Portico Quartet / Real World Records

d0157552_1213047.jpgPortico Quartet / Portico Quartet / Real World Records

Jack Wyllie (sax, electronics, p, syn)
Keir Vine (hang,key,syn)
Milo Fitzpatrick (b, electronics)
Duncan Bellamy (ds, electronics, vo)
Cornelia (vo) M7
リリース:2012.2




英国、ロンドンで一番売れてるジャズ?ユニットじゃないかと思う、ポルティコ・クァルテットの3枚目のアルバム。
昨年の春ぐらいに購入してましたが、ようやく。。。

グループの特長だったハングのニック・マルヴェイが脱退し、キーボード&ハング奏者のケイル・ヴァインが参加した初のオリジナル盤。さらにプロデュース&エンジニアがビートルズやレディオ・ヘッドのジョン・レッキーからグレッグ・フリーマンへ変わってます。

私的にハング奏者が変わったせいか、エンジニアが変わったせいか、過去2枚より、一気にピコピコ音やサンプリング、シンセとアコースティック楽器の融合度が高まり、醒めた絵画的要素が拡大した感じです。多分にハングのスペーシー感を補完する音造り、あるいは新しい方向性の模索なのかもしれないけど、ハングの音色は仄かな温度感、原始的なあったかさがあったので、これまでのアルバムとは感触が随分と変わった。

それにしても、キャンバスにレイアウトしているかのような音場とギミック感あるリズム、、、トラックによってサックスの音像や空間感、配置など、かなりちがうミックス。
「Ruins」のイントロなどはレディオ・ヘッドっぽいサウンドからジャック・ワイリー、スペーシー感あるバックとハングをサンプリングしたようなサウンドで、メンバーが変わっても、らしいオリジナリティはあります。。。「Laker Boo」などのループするタイトなドラムと、奥に位置するホーン的なシンセ、前面に置いたピコピコ音など空間を意識した感じ。「Rubidium 」はストリングスとハング&シンセ、サックスのコラボが見事に立体的。7曲目には囁き系ボイスでコーネリアが参加。今月でるライブ盤にも参加しているようです。


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2年前のアルバム「イスラ」を聴きかえすと、ジャック・ワイリーのフリーなスペースがかなり消え、ハングとの絶妙な絡みもほとんどなくなりました。サウンド全体からもちょとしたユーモアさやひねた明るさ、猥雑感、前進感を失った感覚。演奏曲は「イスラ」などからの延長線だと思いますが、かなり醒めた感じ、、乾いてる。
シネマティック·アンビエント・ミュージックみたいなサウンド。



演奏曲
1. Window Seat
2. Ruins
3. Spinner
4. Rubidium
5. Export to Hot Climates
6. Laker Boo
7. Steepless
8. 4096 Colours
9. City of Glass
10. Trace




Portico Quartet - Spinner
by kuramae2010 | 2013-03-15 01:35 | jazz | Comments(0)