うつし世は夢、夜の夢こそまこと

The HELP

・・・総選挙の最終日、土曜のアキバで行われた渡辺党首、松田さん参加のみんなの党の最終演説会。
中央通りでやるか?!という体です。党関係の方は総勢7名ぐらい。

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同日30分後にアキバで行われた、自民党 安倍総裁・麻生元総理の演説会。電気街口の広場で6時前から準備。
異様な盛り上がりで、資金力、組織力がかなり違うと感じました。。党関係者は総勢100名以上だったと思います。

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写真はかなりはしょったモノですが、なんだか、奇妙なパワフルさでした。。。
国旗・小旗は党員や一区の方達が配布されてました。演出の妙・・


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三社とあんま、変わらないw 












音楽ではなく久しぶりに映画の感想です。観るだけで、充実感がもらえる映画ですw
監督と原作者のメイキング映像もいいです。


d0157552_23264157.jpgThe HELP

監督:テイト・テイラー
原作:キャスリン・ストケット

公開:2011年






チャーリー・パットンからロバート・ジョンソン、そしてサン・ハウス。
さらにはブッカ・ホワイト、マディ・ウォーターズ、ウィリー・ディクソン、マンデル・ロウ、ビー・ビー・キングetc
映画「ヘルプ」の舞台はブルースのレジェンド達が生まれたアメリカ合衆国・ミシシッピー州ジャクソンです。

原作はキャスリン・ストケットで書籍は合衆国でベストセラーになったそうです。監督がテイト・テイラー。この2人は映画の舞台となった、ジャクソン出身です。セットは今も現存する当時の家々で行われたようです。調度品、街並みは豊かさの象徴でなんとなく古き良きアメリカというイメージ。

タイトル「ヘルプ」は黒人のメイドだった女性達のことです。脚本はキャスリン・ストケットの体験を元に南部、故郷の歴史や自分を見直すという行為から生まれた原作。たぶん彼女はイギリス系移民なんだと思います。育ての親は黒人メイドさんで、少女期の精神的な支柱でもあったようです。。当時の黒人メイドさんの月給は現在の貨幣価値で3万円程。


1960年代中盤は生まれてないので、50年前の話しではありますが、60年代は実感的にそんなに遠い昔という感覚が薄い。ブラックパワーが炸裂し、音楽やアートなど今でも濃い影響を残す時代、そんな感覚です。ジャズも沸騰した時代?

映画では「 マジっ?」と思う生活慣習が多々出てきます。ブロンドの27,8歳のマダムが 「家の外に専用トイレ(黒人)を造れば、家の資産価値が上がるのよ」と、他の奥さん達と話す。。。現在では7,80歳ぐらいの年齢なんだと思います。当時の南部地域の州法では有色人種はすべて"別"だったようです。マダム達の言動は今聞くと『 ひでえなぁ 』と思いますが、権利とか対等にしていくと、自分達が大変になるし、子育ても料理も自分でやらなきゃなのでサロンちっくに遊んでられない。彼らはヨーロッパから新天地としてアメリカ大陸を選び、原住民を追い出し、働く機械として黒人を連れてきました。こうなったのは、紀元前5世紀古代ローマ、ギリシャ時代から連綿と続く歴史で、いいとか悪いとかの次元ではありませんw

映画には直接的に出てきませんが、ヒロインとメイド達が戦ったのは、ヨーロッパ系移民が作ったジム・クロウ法。この州法は日本人も対象でした。例えばレストランでは、白人と有色人種が同一の部屋で食事できない。電車、バスは座席が別。さらに券売機も別、公衆トイレも別。この州法は南部地域すべての州に存在し、1964年に撤廃。60年代に合衆国南部へ観光旅行に行ったら「ここでご飯はダメ!あっち」みたいに言われたりしたのかもw

監督の演出の機微か、「ヘルプ」は人種格差のど真ん中をまっすぐ進んでいく映画ですが、悲壮感や涙、解放に向かうダイナミクスだけを追いかけたタッチでないところが上手いです。

ちなみにカサンドラ・ウィルソンもジャクソン出身で、青春時代のお気に入りはブルースのロバート・ジョンソン。両親はミュージシャンです。アメリカ国民のアイドル、エルヴィス・プレスリーもミシシッピー州生まれです。




映画のストーリーとはあまり関係ないけど、南部地域は特にフランスからの移民が多いそうです。イギリスやスペインなどからも。ジャズ発祥の地の一つルイジアナ州の州名は ルイ14世の名前から付けられています。ニューオーリンズは、ルイ15世時代のオルレアン公フィリップ2世からだとか。なので爺さん世代は「ニューオーリアンズ」と発音する人もいる。

そもそも紀元前5世紀ほどからローマやギリシャの権力層は、徹底したラクな生き方を躊躇無く選んでます。他民族より圧倒的に優れた技術や戦力・術が抜き出ていた結果。。なんで抜きん出たかは地理・気候・食・種的なところまで遡るようです。。一昨年アメリカでヒットしたサム・ライミ監督のドラマ「 Spartacus/2 」は、圧巻すぎる描写と精緻なシナリオで古代ローマの公民権運動?奴隷達の反乱を描いています。千数百年に渡る人らしく生きる戦い。人の歴史には少なくとも2,500年間程は、力ある者達から一方的な支配があり、貧富の差どころではない、運命にも近いスーパー格差があったとも言えます。個人においては生まれて死ぬまで、その歪を埋めることができない永いながい時代。。ヨーロッパ、イギリスでは政治家のウィリアム・ウィルバーフォースが奴隷制度撤廃に人生を賭けました。映画「 アメイジング・グレイス 」では、イギリスの奴隷貿易の実態や解放に至る歴史と、イギリスの「ヒーロー」を巧みに描いてました。ヨーロッパ文化は強さを盾にエンジンとオイルはほぼ全てアフリカ大陸とか他から渡ってきていました。



時代を経て一部移民とともに合衆国の南部へ引っ越し、差別・格差は1964年に名目上全て無くなりました。終焉は南北戦争が大きな分岐点になり、有名なワシントン大行進などの末、撤廃。

当時の黒人ジャズマンの多くは少なからず、影響を受けていると思います。ほんの少し自分の先祖を辿るとルーツが鮮明になるし、南部からミシシッピー川を上流し東海岸へいった多くのミュージシャンは自分の母親が「ヘルプ」だったかもしれなかった。
ジャズはどーしようもない運命を根源として40年代後半、50年代後半とクラシックの音楽理論を一部取り入れつつ、時代を唄う表現として、時代を覚醒するグルーヴとして刺激的だったのかもしれません。
公民権運動、、当時ブラック・パワーが炸裂していくのとリンクして、アイラーやドルフィーはその最中に昇天。コルトレーンも炸裂しきって、悟りの境地へと旅立つwマイルスは70年代、時代の節目、コーナーで炸裂w 
2000年代以降は、合衆国に起きたテロ?、戦争、災害のオンパレード、混沌の中東・アラブ、、、多感で雑多なジャズに色濃くノッてこないわけがありません。また純粋に新しい音を追い求める人たちも多々いる。。。


映画のレビューだか、意味不明なレビュー?になりましたが、年の瀬です。
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by kuramae2010 | 2012-12-20 01:00 | movie | Comments(0)