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うつし世は夢、夜の夢こそまこと

Heiri Känzig / Awekening / L+R Records

Heiri Känzig / Awekening / L+R Records _d0157552_0453490.jpgHeiri Känzig / Awekening / L+R Records
Kenny Wheeler (tp.flh)
Art Lande (p)
Heiri Kanzig (b)
Fracois Laiszeau (ds)

録音:1992.6 (2012.8 再発)




ヘンリ・カンツィグ。
リリース当時、カッコいいっつうのでレコードで購入してました。
当時はジャケットの雰囲気も斜に構えた感と色合いが良かった。
なにより楽曲が良かった。
地味ながらさりげないハードボイルドさ。ベタッとした感じがなく良いでした。
「 Jupiterstreet 」と「Bar-rock 」は人気があったと思いますが、3,4曲目もよかったです。




今年8月にDUで『幻の名盤』?的な感じで棚にあったので再購入。

Heiri Känzig / Awekening / L+R Records _d0157552_0472243.jpg



ヘンリ・カンツィグは、ニューヨーク生まれのスイス人ベーシスト。35歳の時に録音した4枚目のリーダー盤。今聴いてもリリース当時に感じたクールさは古ぼけてなく、鈍い煌きすらある。ガツガツしてなく、微妙な色合の変化が絶妙な"間で表現されてます。
今聴くとアルバムタイトル曲「 Awakening 」は、超クールなグルーヴの上で、ガンバる録音当時62歳のケニー・ホイラー!が魅惑w ですが、この演奏はアート・ランドのテーマとカンツィグが抜群。5曲目「 Swiss mountain spell 」との対比が活きた構成。アルバム全体に神経が行き届いた感。



演奏曲(コンポジション:ヘンリ・カンツィグ)
1. Jupiterstreet
2. Bar-rock
3. Obsidian suite
 1. Intro
 2. Theme
4. Aura
5. Swiss mountain spell
6. Awakening
7. Handle with care
8. Aus freien Stücken


1992年6月録音の「覚醒」。。。
アルバム全体を覆う「憂い」感はホイラーの色合とカンツィグの作曲&コンポジションの妙。
by kuramae2010 | 2012-09-27 01:39 | jazz