Paul Motian , Bill McHenry
Bill McHenry / Bill McHenry Quartet featuring Paul Motian / Fresh Sound New Talent
Bill McHenry (ts)
Ben Monder (g)
Reid Anderson (b)
Paul Motian (d)
録音:2002
60年以上ジャズドラマーとして活動していた、ポール・モチアンが1ヶ月程前に亡くなりました。
ウチにあるリーダー作やポール・ブレイとの盤が何枚かあったので、聴き返してましたが、ECMなどで残っている演奏とはちがう表現を聴きたいと思っていた時に見つけた1枚。
ラストに限りなく近い参加作がビル・マクヘンリー(マッケンリー)の「Ghost of the Sun」じゃないかと思います。リリースが今年の11月20日近辺でメンバーは一緒。タイトルはとても微妙。。
「Bill McHenry Quartet featuring Paul Motian」は2002年録音と古いのですが、はじめてポール・モチアンがこのユニットに参加した盤だと思います。アルバムの前半は何とも言えない疾走感と高揚感がある演奏で、ECMテイストとはガラッとかわった、、オーネット・コールマン・グループを想わせたりしてます。
1曲目「Alfombra Magica」・・・ここでのビル・マクヘンリーの自由さ、残響のながいサウンドはエンジニアと本人の意図(たぶん)で、時代を跨る雰囲気がリアル。ポール・モチアンの叩きっぷりもアクセントもカッコいい。ドライブをぐっとかけたリード・アンダーソンが入り、一気に危険な香りが漂う60年代フリージャズの匂い。ベン・モンダーが空間を広げると、今のサウンド。根っこは60年代前半あたりのオーネット・コールマンっぽい演奏。
2曲目の「Social Unconciousness」ではビル・マクヘンリーのテーマとベン・モンダーの並列的な演奏(バッキング)からソロなどは、ベン・モンダーのクールさが良く出ている。5曲目以降は、もわーっとしたフリーミュージックな色合が濃くなり、思索的な雰囲気でちょっと苦手。。。
ポール・モチアン、、20代の頃からピアニストだけでもセロニアス・モンク、レニー・トリスターノ、ポール・ブレイ、ビル・エバンス、ハービーハンコック、チック、コリア、キース・ジャレット、ブラッド・メルドー他多数・・・
60年間に渡ったポール・モチアンの活動履歴はすごいものがありました。
ECM、ビル・マッケンリーやビル・エバンス4作以外の手持ちの盤では、たぶん15,6年前に購入した、スタンダードをリラックスしまくって演奏しているポール・モチアンが地味で良い感じです。ジャケット裏の不気味な笑顔がキュート。プロデュースがイツノヒロシさんです。
Paul Motian / On Broadway Volume 2 / JMT
Paul Motian (ds)
Bill Frisell (g)
Joe Lovano (ts)
Charlie Haden (b)
録音:1989年
Bill McHenry (ts)
Ben Monder (g)
Reid Anderson (b)
Paul Motian (d)
録音:2002
60年以上ジャズドラマーとして活動していた、ポール・モチアンが1ヶ月程前に亡くなりました。
ウチにあるリーダー作やポール・ブレイとの盤が何枚かあったので、聴き返してましたが、ECMなどで残っている演奏とはちがう表現を聴きたいと思っていた時に見つけた1枚。
ラストに限りなく近い参加作がビル・マクヘンリー(マッケンリー)の「Ghost of the Sun」じゃないかと思います。リリースが今年の11月20日近辺でメンバーは一緒。タイトルはとても微妙。。
「Bill McHenry Quartet featuring Paul Motian」は2002年録音と古いのですが、はじめてポール・モチアンがこのユニットに参加した盤だと思います。アルバムの前半は何とも言えない疾走感と高揚感がある演奏で、ECMテイストとはガラッとかわった、、オーネット・コールマン・グループを想わせたりしてます。
1曲目「Alfombra Magica」・・・ここでのビル・マクヘンリーの自由さ、残響のながいサウンドはエンジニアと本人の意図(たぶん)で、時代を跨る雰囲気がリアル。ポール・モチアンの叩きっぷりもアクセントもカッコいい。ドライブをぐっとかけたリード・アンダーソンが入り、一気に危険な香りが漂う60年代フリージャズの匂い。ベン・モンダーが空間を広げると、今のサウンド。根っこは60年代前半あたりのオーネット・コールマンっぽい演奏。
2曲目の「Social Unconciousness」ではビル・マクヘンリーのテーマとベン・モンダーの並列的な演奏(バッキング)からソロなどは、ベン・モンダーのクールさが良く出ている。5曲目以降は、もわーっとしたフリーミュージックな色合が濃くなり、思索的な雰囲気でちょっと苦手。。。
ポール・モチアン、、20代の頃からピアニストだけでもセロニアス・モンク、レニー・トリスターノ、ポール・ブレイ、ビル・エバンス、ハービーハンコック、チック、コリア、キース・ジャレット、ブラッド・メルドー他多数・・・
60年間に渡ったポール・モチアンの活動履歴はすごいものがありました。
ECM、ビル・マッケンリーやビル・エバンス4作以外の手持ちの盤では、たぶん15,6年前に購入した、スタンダードをリラックスしまくって演奏しているポール・モチアンが地味で良い感じです。ジャケット裏の不気味な笑顔がキュート。プロデュースがイツノヒロシさんです。
Paul Motian / On Broadway Volume 2 / JMT
Paul Motian (ds)
Bill Frisell (g)
Joe Lovano (ts)
Charlie Haden (b)
録音:1989年
by kuramae2010
| 2011-12-24 00:38
| jazz