うつし世は夢、夜の夢こそまこと

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Eric Harland voyager / Vipassana / GSI Records

d0157552_0105086.jpgEric Harland voyager / Vipassana / GSI Records
Walter Smith Ⅲ (ts)
Taylor Eigsti (p)
Julian Lage (g)
Nir Felder (g)
Harish Raghavan (b)
Eric Harland (ds)
Chris Turner (vo)
リリース:2014.8.11



新譜コーナーでずっと聴き込んでしまったEric Harlandの新譜。
参加メンバーで入手したんですが、ショップのヘッドフォンコーナーで試聴。
ついつい長居...

全曲Harlandのコンポジションでコンセプチュアルな盤。
Julian LageとNir Felderが5曲づつ参加!グッと来るメンツ。Walter Smithのサックスはタイトルをおもわせるトーン。フロントのユニゾンやEigstiピアノとHarlandドラムスとの"ハモり"などから聴こえてくる、旬なサウンドはカッコいいのでBGM的に聴いてる時の断片だけでもすこぶるクール。Harlandもこれでもかとタイトなビートを聴かせてくれます。が、演奏を浴びる快感、グルーヴ感というよりは、アレンジの妙やテーマなどのコンセプトが前に出てます。それでも私的に『Black Radio1,2』の数倍はカッコいい...もっとか。

Vipassana 
古典&現代ジャズも呑み込んで、彼らと同時代のスタンダードな表現で、さらに深いルーツへも逆流する。完全に拡張・覚醒している感じ。世代によって温度差が出る盤でしょうね。おそらく、わかりきった上で振り切ってるけどw
オッサン的にはガッツリ熱くジャズっぽくw イクところも聴きたい。


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by kuramae2010 | 2014-08-31 00:33 | jazz | Comments(0)

Taylor Eigsti / Taylor's Dream / DIW , Taylor Eigsti / Daylight at Midnight / Concord Records

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昨年、購入してまだ聴き込んでない盤達・・・2000年代の盤が多いです。
この中で埋もれかけていたテイラー・アイグスティのデビュー盤。




d0157552_1102024.jpgTaylor Eigsti / Taylor's Dream / DIW

Taylor Eigsti(p)
John Shifflett(b)
Jason Lewis(ds)

リリース:2001





ライナーノートから・・・
『いや、はや、すばらしい新人があらわれたものである。
 私は、ジャズは新しい人の音楽を聴く音楽だと思っている。
ジャズは常に新しくなければならないというテーマがあるとすれば、それは新しい人を聴く音楽だ、ということだ。・・・

~中略~

・・・一等賞をとるのはいつもキース・ジャレットだし、ビル・エバンスは生きているように健在だ。
現在はねぇ、キースだエバンスだ、ではねぇ。先刻承知よ、というわけである。・・・』




2001年のテイラー・アイグスティ、デビュー盤の寺島靖国氏のライナーノートの出だし。
その後、ジャズは音、ピアノ、曲・・・と怒涛な原稿が続きますw 吉祥寺メグのオーナー寺島氏はとてもジャズが好きなんだろうと思いますw 吉祥寺界隈でA&Fがまだ健在な当時は『これって、だれだろ?』とジャケをのぞきみた盤が多かったのはA&Fでしたが、寺島氏がライナーノートに書かれていることはわかる部分も多々ある。

僕が聴き始めた17,8歳の頃も日本では巨匠達のソース流通量が多かった。今よりよく聴いていた1990年代当時、読んでたジャズ雑誌も過去の巨匠特集を毎年取り上げ、レコード会社からわんさか復刻される。挙句の果てには「ジャズは死んだ」的な特集もあったような記憶w ジャーナリズムがジャズってないというか、超保守的な路線をレコード会社と驀進してた感じでした。

・・・僕も過去の盤はけっこう聴くので、あまり言えませんw
聴いたことがなかったり、評価も定まっていない、新しい音は刺激的。なかにはわけわかんない盤もありますが。。。
ずっと現代モノばかりずっと聴きこんで、ふと古典を聴くと、マジで古いということが肌感覚でわかったり、反対に古さを感じない盤があったりします。最近ちょっと、ドはまりなカルヴァン・キイズがその筆頭(カタカナではカルヴィンらしい)です。




8歳でプロとなったテイラー・アイグスティのデビュー盤、2曲のみオリジナル。
演奏曲はバップ系、スイング系など「型」稽古?と感じるような完成されたスタイルから、明るさと楽しさを引き出す16才。。選曲やアレンジが本人かは微妙・・・
2曲目に収録されているホレス・シルバー曲「 Tokyo Blues 」の出だしのいっぱい重ねたような和音や「 Bolivia 」とかのテンポ&スピード感など随所に2000年っぽさ?があります。
10曲目のデイブ・ブルーベック曲「 In Your Own Sweet Way 」で聴かせる懐のしなやかなピアノは16才の演奏とは思えない落ち着きぶり。
ラスト曲はビル・エヴァンスが幾度か録音した、「 Quiet Now 」。この曲はデニー・ザイトリンがエヴァンスのために書いた曲ですが、奇をてらわないストーレートな解釈、音間の良さが印象的。ウケそうなスタンダード曲とこんなスタイルで的な匂いが少しする、アイグスティ10代のデビュー盤。


演奏曲
1. Ever So Easy
2.Tokyo Blues
3.Bolivia
4.Not Knowing
5.Goodbye Pork Pie Hat
6.Meditation
7.Cheryl
8.Bientot
9.Rolyat's Jam
10.In Your Own Sweet Way
11.Quiet Now








d0157552_1101331.jpgTaylor Eigsti / Daylight at Midnight / Concord Records

Taylor Eigsti (p,rhythm piano, fender rhodes , wurlitzer el-p, samples)
Julian Lage (g)
Harish Raghavan (b)
Eric Harland (ds)
Becca Stevens (vo)
リリース:2010.9




これはデビュー盤から約10年。テイラー・アイグスティの世界観というか、音楽。
こちらもオリジナルは抑え、選曲された楽曲の演奏が多めですが、アイグスティがふだんiPodで聴いていた曲がメインだそうです。。昨年、灼熱怒風さんのブログで知って以来、ここ半年以上聴いてる盤w ジャズに限らず、ふつうのチャートでも売れそうな演奏もけっこうあるかと思います。

「Magnolia」はベッカ・スティーヴンスとの共作、この演奏ではジュリアン・レイジのテンションがドラマチックな感じ。
「The Art Teacher」ルーファス・ウェインライトの切な気な曲ですが、原曲よりピュアさ、深さがある雰囲気。間の取り方やフェンダーローズのサンプリングが絶妙。
「The Water」ベッカ・スティーヴンスのささやき系ボーカルがしめやかな感じ。原曲のファイストの表現より澄んだ雰囲気のボーカル。
「Little Bird」は、たぶん、古いウーリッツァーのエレピとベッカ・スティーヴンスとのシンプルなデュオ。
「Secreto」もの悲しい響き・・・ 

2曲目以降7曲目までのどちらかと言うとわりとスイーツなメロディでメロウな曲による構成ですが、トリオやボーカル、デュオなどメンツが入れ替わります。ベッカ・スティーブンスのボーカルも狭い範囲で語る感が出ていて雰囲気ある。アイグスティはピアノ、エレピ、フェンダーローズを巧く使い分け単調さがない色合い。アレンジはもちろん選曲にはこだわったんだろうなぁ、と感じるもの。。
Eric Harland / VOYAGER live by night / Space Time で、意外な存在感を感じたテイラー・アイグスティとはちがうフェーズにあるアルバム。



演奏曲
1. Daylight
2. Magnolia
3. The Art Teacher
4. The Water
5. Pink Moon
6. Little Bird
7. Secreto
8. Chaos
9. Between the Bars
10. Speaking Song
11. Midnight After Noon


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by kuramae2010 | 2013-02-07 00:22 | jazz | Comments(2)

Eric Harland / VOYAGER live by night / Space Time

d0157552_22481323.jpgEric Harland / VOYAGER live by night / Space Time
Walter Smith Ⅲ (ts)
Julian Lage (g)
Taylor Eigsti (p)
Harish Raghavan (b)
Eric Harland (ds)
ライブ演奏:2008.10.19-22 Palis Sunside Club live





1曲目からこのユニット、エリック・ハーランド、すごい。
他メンバーのテンションもイイ!ウォルター・スミスⅢ世、ジュリアン・レイジ、テイラー・アイグスティ、ハリッシュ・ラガバン。
ハーランドはグルーヴとか生易しいモンじゃなく、突然、ナニかがヴゥワーッと噴出してくる感覚。こういう感覚はブライアン・ブレイドにも感じますが、うねる感じやスピード感に若さwがあるのかな。。

数日間のパリでのライブを78分にまとめたライブ盤。ハーランドのスピード感と緩急の連続、テンション高っ!ウォルター・スミスⅢ世ソロとテイラー・アイグスティのキラリと光るアイデアは良い感じ。
ベースのラガバンは控え目。レイジは意外とスレートでシンプル。

そんな中で、珍しいスローなトラック「 Turn Signal 」は、レイジ、アイグスティのソロが際立ち、ミステリアスでダークな香りが漂う演奏。ライヴで混沌とする状態でのアイグスティの存在感は新鮮、意外な驚きでした。
バックにまわったウォルター・スミスⅢ世の巧さやハーランドの多彩な緩急の付け方、ドラミングが冴えて音の種類が多いこと。「Voyager 」のウォルター・スミスⅢ世ソロバックのハーランドのドラム、あれだけ叩いて音数も多いけど煩くない。すこぶるパワフルで斬れるブライアン・ブレイドを彷彿。全曲通して何度か聴くと、コンポジションが似ているんじゃない?という感じをうけました。。。
4年も前のライブ盤です。


たぶん、このライヴ盤の動画でしょうか(ソロ・一部)





演奏曲
1. Treachery
2. Intermezzo 1
3. Turn Signal
4. Voyager
5. Intermezzo 2
6. Development
7. Eclipse
8. Intermezzo 3
9. Cyclic Episode
10. Get Your Hopes Up Part 1
11. Get Your Hopes Up Part 2
12. Get Your Hopes Up Part 3
13. Get Your Hopes Up Part 4



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この盤をアルテック415励磁型とWE594を核にしたスピーカーで聴く機会がありました。
モノは古いけど、音がやたら速く軽いので、このへんのソースも面白い世代格差。
by kuramae2010 | 2012-12-03 00:44 | jazz | Comments(0)

Taylor Eigsti / Let it Come to You / Concord Jazz

d0157552_145613.jpgTaylor Eigsti / Let it Come to You / Concord Jazz
Taylor Eigsti (p)
Harish Raghavan (b)
Aaron McLendon (ds)
Joshua Redman (ts)
Julian Lage (g)
Eric Harland (ds)
Rueben Rogers (b)


Edmar Castaneda (Colombian harp)
Dayna Stephens (ts)
Ben Wendel (ts)
Evan Francis (fl)

リリース:2008.05.8



テイラー・アイグスティのリーダー盤。超豪華なメンツな誘われました。
年末あたりに仕入れて1,2回聴いた時は線が細い印象。なんとも聴きドコロを失くしてしまい仕舞った記憶。



インプレッション
1曲目コール・ポーターの「I Love You」、疾走感、透明感あるピアノ。ソツのないまとまりあるトリオ。フェードアウト。。続く「Timeline」はマイケル・ブレッカー遺作。ジョシュア・レッドマンは存在感ありすぎ。エリック・ハーランドのドラムは立ち上がり、音離れが速い。3曲目「Not Ready Yet」線が細いピアノ。

繊細な響き、ジュリアン・レイジの寄り添う「Caravan 」スタンダードですが、、、アレンジの妙味。ジュリアン・レイジのリバーブとエフェクトがかかったギターが前面に出てますが、微妙。5分以降のルーベン・ロジャースのソリッドに駆け上がっていくベースとテイラー・アイグスティのミラクルなピアノは圧巻。次曲はジュリアン・レイジとのデュオ 「Portrait in Black and White 」。録音当時この2人は20才ぐらい?テイラー・アイグスティはクラシック・ピアノをかなりやってたのかなと想像。

ウェイン・ショーターの「Deluge」 はじめの数小節のピアノ、、張り詰めたテンション。ハード・バップなスタイルでいきますが、後半途中の左手と右手の使い方はあまり聴いたことがなく、新鮮。続く「Fever」 コロンビア・ハープを弾く、エドマール・カスタネダとのデュオ。高域にエネルギーが寄ってる気がしますが、ピアノの解像度が高いので、指から鍵盤、弦を叩く音が斬り立ったてきます。ここまでアレンジのバリエーションが楽しい。
テイラー・アイグスティのオリジナル曲「Let It Come to You」。情感たっぷりなトリオ。エリック・ハーランドのブラシは特長があるなぁ。ルーベン・ロジャースのベースもいい歌いっぷり、、フェードアウト。



「Part I: Fallback Plan Suite」からパート3までオリジナル。サックスは先日新譜を聴いたダイナ・スティーブンス(ステフェンズ)、最近聴いているベン・ウェンデルが登場します。エリック・ハーランドの自由でタイトなプッシュ。このアルバムはここからが今的に演りたいことなのかもしれません。。緩いビートとタイム感がズレたようなアンビエント感漂うパート2。2000年以降でしかないコンポジションだと思います。たぶん。パート3のリズムの立ち上がり方、めっちゃクール!!ハーモニーの造りとリズムのカンレン性なんかは楽理がわかるともっと深く面白そうです。



収録曲
1.I Love You (Cole Porter)
2.Timeline (Michael Brecker , Pat Metheny)
3.Not Ready Yet(Jon Brion-Mark Everett)
4.Caravan (Juan Tizol-Duke Ellington)
5.Portrait in Black and White (Antonio Carlos Jobim-Chico Buarque)
6.Deluge (Wayne Shorter)
7.Fever (Eddie Cooley-John Davenport)
8.Let It Come to You(Taylor Eigsti)
9.Less Free Will (Part I: Fallback Plan Suite)(Taylor Eigsti)
10.Not Lost Yet (Part II: Fallback Plan Suite)(Taylor Eigsti)
11.Brick Steps (Part III: Fallback Plan Suite)(Taylor Eigsti)
12.I Got It Bad and That Ain't Good (Ronnie Matthews) ※国内盤




youtube
Taylor Eigsti Trio- Speaking Song

Taylor Eigsti - piano
Harish Raghavan - bass
Kendrick Scott - drums

2010
by kuramae2010 | 2012-04-11 00:57 | jazz | Comments(0)