うつし世は夢、夜の夢こそまこと

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Adam Pieronczyk , Rosset Meyer Geiger Trio

d0157552_0361274.jpgAdam Pieronczyk / Komeda _ The Innocent Sorcerer / Jazzwerkstatt
Adam Pieronczyk(ss,ts)  Gary Thomas (ts)
Nelson Veras (g)
Anthony Cox (b)
Lukasz Zyta (ds,per,typewriter)

リリース:2011.12(再発?)



ポーランドのアダム・ピェロニチク(カナ?)の新譜です。米田さんとは関係ありません。
同国ピアニスト&コンポーザーのクリシュトフ・コメダを演奏した盤。アレンジがアダム・ピェロニチク。

クリシュトフ・コメダと言えば、ポーランドのロマン・ポランスキー監督。実際はパリで生まれていますが、第2次大戦で受けた記憶や凄まじい半生が映画にも色濃く反映されている監督だと思います。

「Komeda _ The Innocent Sorcerer」
この盤はメンツが素晴らしく、ベースにアンソニー・コックス、テナーにゲイリー・トーマス、ブラジリアンギタリストのネルソン・ヴェラス が参加しています。テナー2管編成ですが、ウォームな音色のアダム・ピェロニチクとソリッドなゲイリー・トーマスの対比は明快。


1曲目の「Wicker Basket」からクールで内省的なハーモニー。いいテーマで各人が浮かび上がるアレンジから、アダム・ピェロニチクの滑らかで低体温ぎみでも「ふわっ」するソロ。次にゲイリー・トーマスの聞き覚えある細身な音色とフレイジング。ギターのネルソン・ヴェラスもあったかみのあるサウンド。ピアノレスなんですがネルソン・ヴェラスのバッキングが冴えてます。

2曲目「Kattorna」ラテンなリズムにダークでエキゾチックなフレーズを重ねるフロント陣。アレンジの妙。

3曲目「Sleep Safe and Warm(from “Rosemary’s Baby”) なんともミステリアスなネルソン・ヴェラスからはじまる映画「ローズマリーの赤ちゃん」のテーマ。濃密な空間、、、古い教会で瞑想しているような空気感。

4曲目「Crazy Girl」アダム・ピェロニチクとネルソン・ヴェラスのユニゾンからはじまり、ゲリー・トーマスが加わり厚みあるサウンド。ネルソン・ヴェラスのバッキングがカッコいい。ソロはルエケっぽい透明感?ゲイリー・トーマスにソロが移ると引き締まって今っぽいサウンドに突然変わる感じ。このトラックではじめてアンソニー・コックスのげき渋なソロがあったりで、ジャズっぽいw演奏。

5曲目「After The Catastrophe」重目で鬱なサウンドですが、いいアレンジ。サックス2管の濃淡が鮮明。ポーランドのエンジニアはいい仕事してます。残響多目ですがしなやかな音造り。

7曲目「Kattorna(reprise)」伸びやかに空間を広げるアダム・ピェロニチク、安定感もあるし人間くさいいい音。ネルソン・ヴェラスとのデュオ。



今年イチ推しです(去年の再発モノですが)。






d0157552_0362155.jpgRosset Meyer Geiger Trio / What Happend / Unit Records

Josquin Rosset (p)
Gabriel Meyer (b)
Jan Geiger (ds)

リリース:2010.10.20




音。

最近、音がいいなと感じる盤のエンジニアは、マイケル・ペレス・シスネロスとステファノ・アメリオ。各々ニューヨーク、ヨーロッパを代表するエンジニア。
私的にはマイケル・ペレス・シネロスが好きですが、オーディオ的なクオリティ感はステファノ・アメリオ。

ちょうど大々的にDUでトリオ中心にステファノ・アメリオ特集やってました・・・残念ながらピアノトリオだけなんですね。。昨年のボシレフスキトリオやフィリッピー二トリオなど。つい最近書いたACTレーベルのアルボラン・トリオがアメリオの仕事。

この「Rosset Meyer Geiger Trio」Artesuono studioでの録音。ライナーによれば、ピアノは『FAZIOLI Grand Piano F278』です。音質、、、その昔、音に煩いチック・コリアがかつて共演をしたことがあるマーク・レヴィンソンにLNP-2とML-2LをPAに使いたいと言って、各10台をカスタマイズして使っていたようです。


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パッケージになってしまった音の生死は、
情緒は別として、エンジニアの仕事っぷりがすこぶる大きい。
by kuramae2010 | 2012-01-07 00:54 | jazz | Comments(0)

Alboran trio , Ronnie Lynn Patterson

早くも三日。。。通して聴いてないのが80枚程残ってしまった。ログ書いているのがたぶん5,6枚に1枚ほど。この3枚は微妙な盤。



d0157552_2254214.jpgAlboran trio / Near Gale / ACT
Paolo Paliaga (p)
Dino Contenti (b)
Gigi Biolcati (ds)

リリース:2008.05



艶々な旋律とリズムバリエーションが多彩な2008年のアルボラン・トリオの旧譜です。
ピアノトリオカテのネットラジオでかなり頻度高くかかるアルバム。甘く、切なく、しつこく甘く聴きやすいテーマが多い構成。

独ACTの音づくりはわりと好みで、このトリオでも雰囲気あるミキシングとマスタリングをしているステファノ・アメリオは、メンバー、特にパウロ・パリアガとかなりディスカッションしたような気がします。ACT他ではe.s.tやヨナス・クヌットソン(レーナ・ヴィッレマルクECMにも参加)、ヴィジェイ・アイヤーなどのエンジニアもいいです。

「NEAR GALE」は全コンポジション、全てパウロ・パリアガ。アフリカやアジア、東ヨーロッパにリズム探しの放浪を続けたジジ・ビオルカティ(ds)の時たま見せるエキゾチックなリズム、パーカッションで、このトリオ独特な世界観が広がります。ベースのディノ・コンテンティ(b)は、わりと自由なラインでパウロ・パリアガと絡んだインタープレイを聴かせるのが救い。。

7曲目の「Invariable Geometries」は、このトリオの典型的な構成でアルコ(別録?)、パーカッションから始まり、小さな波紋のようなピアノが入り、一気にテンポを落とし、ピアノが魅き込むテーマに焦点をあてますが、この当て方が美メロへの自信が感じられる。ベースはベースライン(通常録音)に徹してから、再度、アルコに戻り、一気に速度を上げ三位一体となってエンド。アルコの録音はマイクのオフ感や残響から録音場所を変えて録っているのかな?と思わせます。

全編ピアノとベースが左右chに別れ、甘い中にも青白いインタープレイが随所である、アルボラン・トリオ。
音質はいい盤です。



d0157552_22535497.jpgAlboran trio / Meltemi / ACT

Paolo Paliaga (p)
Dino Contenti (b)
Gigi Biolcati (ds)

リリース:2006.06


アルボラントリオの2006年リリース盤。はじめに「Near Gale」から聴きましたが、こちらもロマンチックで湿度86%ぐらいの湿っぽさ。エンジニアはステファノ・アメリオですが、この盤はリバーブというか残響が長すぎて被っていてちょっとキモい。「Near Gale」と同一線上の盤だと思います。
ヨーロッパでは人気があるトリオのようです。




d0157552_22535077.jpgRonnie Lynn Patterson / Music / outnote

Ronnie Lynn Patterson (p)
Francois Moutin (b)
Louis Moutin (ds)

リリース:2010.12


ロニー・リン・パターソン(p)昨年のリーダー作。
・・・ジルフェマやジェイソン・モランをリピートで聴いた後だったせいか、、、「music」スタンダード集でした。
あの声がないといいのですが。。。記憶ではキース・ジャレットの1990年代後半あたりのスタンダード・トリオをポップにした感じ?選曲の中ではオーネット・コールマン曲が意外。

この盤ではロニー・リン・パターソンより、ドラムのルイ・ムタンのプレイに興味が湧きました。
ルイ・ムタンのオリジナルものを探してみたい。


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ジャケットのアートワークはクールなんですが、、音楽がクールかどうかは其々。。。
by kuramae2010 | 2012-01-03 23:03 | jazz | Comments(0)

David Gilmore / Unified Presence , Claudio Filippini /The Enchanted Garden

JazzCDは月に1,2回、いつも会議や打ち合わせの後に仕入れに行きます。
気分の刷新作用があるようです。時間にして1時間半です。たまにアマゾンやオクですが、欲しいのがほとんどないことが多いかあっても微妙に高い値付け・・・かといって、土・日に買いに行ったり、仕事帰りにショップへ寄る事はほぼないです。混んでたり、仕事が押すなどいろいろです。

天気のいい今日、午前中のディープ会議の後、気分一新をかねて気になるアルバムを探しにいきましたが、目当てのものはなかったですが、初めて聴いた伊ピアニストなど十数枚を。。



d0157552_22342178.jpgClaudio Filippini /The Enchanted Garden / Cam Jazz
Claudio Filippini (p,key)
Luca Bulgarelli (b)
Marcello Di Leonardo (ds)

発売:2011.10.6




店内のBGMで懐かしくも瑞々しいピアノ、、、ジョン・エスクリート新譜やアーロン・ゴールドバーグらを
探しているときにかかったトリオ。店頭で流れた1曲目、スタイルは古いけど、感性が今な演奏。
ジャケットを見るとイタリアのピアニスト、クラウディオ・フィリッピーニの新譜。1曲目「Il Fiore Pupureo」は過去のコンテクストをしなやかにグルーヴさせる抜群のセンス。聴いていくとビル・エバンスに一瞬e.s.tをかけ合せて甘みを少し加えたようなサウンドに感じることがある。

2曲目「Verso Sara」はもろボシレフスキトリオっぽい出だしフレーズから色彩感をつけたりと多彩な展開。中には打ち込み系もありますが、基本はモダンジャズトリオの本流に位置していると思われます。リーダー、クラウディオ・フィリッピーニのピアノは一音一音の余韻や間が印象的で滑らかな展開なせいか、メロウな感があります。ルカ・ブルガレッリのベースはピアノの隙間を埋めながら、時に深めながらグルーヴを奏でてます。
本作はある意味タイトル通りなので、自作は1テーマに焦点をあてた作品を期待します。






d0157552_22344675.jpgDavid Gilmore / Unified Presence / Kindred Rhythm
David Gilmore (g)
Christian McBride (b)
Jeff "Tain" Watts (ds)
Ravi Coltrane (ts,ss)
Claudia Acuna (vo)
録音:2006.9.19



デヴィッド・ギルモアの2006年の旧譜です。ピンクフロイドのギタリストではないです。。
参加メンバーはクリスチャン・マクブライド、ジェフ“テイン”・ワッツ、ラヴィ・コルトレーンなどメンバーがいいので購入してみました。先日のリューベン・ロジャース(b)をはじめ、デヴィッド・ギルモア参加のアルバムがけっこうあって気になるギタリストでした。

1曲目から変拍子、全編通じてジェフ“テイン”・ワッツとクリスチャン・マクブライドのリズムセクションがかっこいい!絡んだり突き放したり疾走したりと変幻自在に空間を刻んでいく様は流石です。デヴィッド・ギルモアは中域がわりと太目で、音に弾みがついてくサウンド。「Snake Theory」などウエスっぽく聴こえることもあります。この曲のソプラノ、ラヴィ・コルトレーンは父親そっくりです。曲によりマクブライドのサウンドがフュージョンっぽい感じになるときがあります。

ギター職人、デヴィッド・ギルモアの全曲いいアルバム。


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ほかに
北欧系でMaria Kannegaard、Håkon Kornstadの各リーダー作。
Magunus Lindgren リーダー作
Gabor Gadoの2000年リーダー作。
Milcho Leviev/Charlie Hadenのduo。
Fabio Zeppetellaの2008年リーダー作。
Bill Mchenry,Ben Monderの2002年作。
OAM trio+Mark Turner 2009年作
ブラッド・メルドー、ミシェル・ペトルチアーニ、エドワード・サイモン、デヴィッド・ビニーなど・・・
他を仕入れました。数枚さらっと聴きですが、北欧系は独自で充実したアルバムが多い!

ジョン・エスクリートの新譜、アマゾン売り切れ、DU未入荷、、、あまり売れないと思うんですが、
アマゾン初回は売り切れだし。。



週末、ミュージシャンの知り合いが遊びにきて、
家具調テレビのような家具調スピーカーで自分の音源を鳴らしてましたが、
かなり想定とはちがうけど、ノリがいいと言ってました。
中域が出てるそうです。
今日ちょこっと聴いた感じでは、かなり馴染んできているような朗々とした感じ。


タダならぬ音楽三昧さんから教えてもらった、
ヨナス・クルハマー来日、Pit Innは行きたいんですが、
別のライヴで行けませんが、ゼッターバーグは聴きたい!

Jonas Kullhammar、10/19 東京 Pit Inn 公演を皮切りに 大阪公演まで 4公演あります。
http://www.bigstream.co.jp/artist/1104_core/index.html
by kuramae2010 | 2011-10-06 23:45 | jazz | Comments(0)