うつし世は夢、夜の夢こそまこと

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Nick Vayenas / Synesthesia / World Culture Music

d0157552_23295111.jpgNick Vayenas / Synesthesia / World Culture Music
Nick Vayenas (valve trombone,trombone,Rhodes,synth bass,programming,voice,percussion)
Patrick Cornelius (as,ss,ts)
Aaron Parks (piano,Rhodes (3,8,11), synth (1,5))
Matt Brewer (b)
Janek Gwizdala (b) 2,3,6,8
Kendrick Scott (ds, congas)
Oliver Manchon (strings) 5, 11
Gretchen Parlato (vo) 11

リリース:2009.1




パトリック・コーネリアスがプロデュースした、ニック・ヴァイナス(カナ?)の2009年リーダー盤。
メンバーは、パトリック・コーネリアス、アーロン・パークス、ケンドリック・スコット、マット・ブリューアーと錚々たる顔ぶれ。

面子買いです。

ボーカルトラックにはグレチャン・パーラト。ニック・ヴァイナスはトロンボーン奏者でスライドレスのヴァルヴ・トロンボーンも吹きます。粘りがありつつ速いフレーズはヴァルヴ・トロンボーンだと思われます。他にはシンセ、打ち込み、パーカッションなども。コンポジションも全てニック・ヴァイナスです。

1~2曲目はハード目なフローで、サンプリング、ヴァルヴtb、変拍子ありの2008年のコンテンポラリー。3曲目「 Synesthesia 」ではコルネットのようなヴァルヴtb、スライドtbと使い分け、ヴォイスも重ねたバラード系。
4曲目はオーソドックスな4ビートでキーボードレスの演奏。ヴァイナスソロ、パトリック・コーネリアスのソロ、アンサンブルが60年代っぽい雰囲気。録音ミックスのオフっぽさもいい!マット・ブリューアーのウォーキングベースやケンドリック・スコットのタイトなリズムとアクセントも光るトラック。
続く「 Along the Way 」はアーロン・パークスのピアノとシンセではじまるミステリアスなコンポジション。ヴァイナスとコーネリアスの稠密なユニゾンがミステリアスさに厚みで今っぽい響き。
6曲目の「Circuit Dialog」は骨太なグルーヴはジャネック・グイッツダーラ(カナ?)とヴァイナスのシンセでフュージョン的なサウンドに。たぶんヴァルヴtbで音色がかなり軽くなってます。
ゆったり展開していく9曲目「Dissolution」、ソプラノのパトリック・コーネリアスとアーロン・パークスがクール。

・・・トロンボーンの音色。
ちょっとエキセントリックで雅wなアーロン・パークスのピアノとヴァイナスのトロンボーンは「ヌル目」な温度感でとらえどころのない空気感が印象的な一枚。



演奏曲(全コンポジション:ニック・ヴァイナス)
1, Voyager
2, Assembly Line
3, Synesthesia
4, Odeon
5, Along the Way
6, Circuit Dialog
7, Staircase
8, The Essence
9, Dissolution
10, Soaring
11, Gone From Me
by kuramae2010 | 2013-03-09 23:56 | jazz | Comments(0)

Transatlantic Collective / Traveling Song / Woodville

d0157552_1352848.jpgThe Transatlantic Collective / Traveling Song / Woodville

Patrick Cornelius (as)
Quentin Collins (tp)
Kristjan Randalu (p)
Michael Janisch (b)
Paul Wiltgen (ds)

リリース:2008.11




『トランスアトランティック・コレクティヴ』というパトリック・コーネリアスを核としたユニットのデビュー盤。
ネットラジオで「 Travelling Song 」聴いて即、アマゾン。。9曲中8曲がメンバーのオリジナル・コンポジション。アリ・ホーニグトリオにも参加していた、エストニアのピアニスト、クリスティアン・ランダルのサウンドがなんとも新鮮。



ファースト・インプレッション
このユニット、一聴目から馴染むサウンドでしなやかな現代ハード・バップ。
リズム・構成・ハーモニーなどが緻密で柔らかくどの演奏も耳に残ります。2曲目のスタンダード「 It's Alright With Me 」は、独特なテンポ感、1コーラスの中で何度もチェンジしてる感じで一種独特。パトリック・コーネリアスの魅力がギュッと詰まった演奏。

聴き進んでいくと50年前のスタイルと現在のサウンドを融合させる試みがあるように感じます。4曲目のパトリック・コーネリアスのオリジナル曲「Minor Steps 」、リズムの気持ちよさ、推進力がぐんぐんステップしていくビ・バップ。

アルバムタイトル曲の「Travelling Song 」 イントロのクリスティアン・ランダルの繊細さ、テーマを唄うマイケル・ジャニッシュ、パトリック・コーネリアスとクエンティン・コリンズ(かな?)とのユニゾン。沁みてくるピアノソロ、アルトソロから疾走感あるコンテンポラリーへと多彩。

3曲目「Danse Triste 」や4曲目「Brother Gabriel」などのしっとり、じっくりいくバラード曲もベタつかず、憂いのあるフレージングは、、、雑踏の中でふと、垣間見える夕陽に少しボッとしたり、首都高の渋滞の中、人工的な灯りの先に浮かぶ三日月が見えたときのような瞬間に憶える安堵感?・・・ゆったりしたバラードでもアルトの倍音が美しく安定したプレイ。


これまで仕入れたパトリック・コーネリアス リーダー作は「Maybe Steps」と「Fierce」があり、1枚はジェラルド・クレイトン参加盤で、クリスティアン・ランダル参加のこの盤も良いです。




演奏曲
1.Turns Out(Patrick Cornelius )
2.It's Alright With Me(C.porter)
3.Danse Triste(Paul Wiltgen )
4.Minor Steps (Patrick Cornelius )
5.Travelling Song(Paul Wiltgen)
6.Tu Pas (Quentin Collins)
7.Precisely Now(Michael Janisch)
8.Brother Gabriel(Patrick Cornelius )
9.New Blues(Patrick Cornelius )



関連 youtube


The Transatlantic Collective / It's All right with me
2009 live in Redange, Luxembourg

なんと昨年ベン・モンダーとのDUO  
手持ちのベン・モンダーのリーダー盤ぜんぶ好きじゃないけど、、上手い。
Ben Monder & Kristjan Randalu - All The Things You Are

Ari Hoenig Trio - In Your Own Sweet Way
live at Viljandi Drumlab, Estonia, December 17, 2009





気になるプレイヤーがどんどん増えていくことは楽しいのですが、
・・・時間はなかなか、増えていきません。
by kuramae2010 | 2012-03-09 01:36 | jazz | Comments(0)

Gerald Clayton  , Patrick Cornelius

d0157552_218056.jpgGerald Clayton / bond : The Paris Sessions / Decca/Emarcy Records
Gerald clayton (p)
Joe sanders (b)
Justin brown (ds)

リリース:2011.5.16




ジェラルド・クレイトンの新譜(今年5月リリース)。デビュー作収録曲がグラミー賞「Best Improvised Jazz Solo」部門にノミネートという華もある若きピアニスト。

本作「ボンド パリセッション」はヨーロッパのデュオ・ライブ公演の合間に録音されたものかもしれません(マルグリュー・ミラー、ケニー・バロンらとのヨーロッパのシリーズ物)。録音は2010年パリ「スタジオ・ド・ムードン」でグラミー受賞歴のあるジョエル・モスが担当したことからネーミングされているっぽい。ビル・チャーラップの一連のブルーノート盤がジョエル・モス。また、アントニオ・カルロス・ジョビン「ガルコスタ」など録音の良さで有名です。

1曲目はオリジナルではないですが、瑞々しいピアノからはじまる「If I Were A Bell (Frank Loesser)」。
徐々にダイナミックに動き出しブルージーなフレーズとリリカルなタッチの混在が面白い。ジャスティン・ブラウンがガンガン来る後は3人の距離がぐっと縮まる演奏でこのトリオの特長が集約されているようなトラック。

このアルバムを購入した元になった演奏が、ジェラルド・クレイトン作の9曲目「3D」の演奏。ネットラジオでヘビーローテンションでかかってました。演奏は超カッコ良くて新鮮です。ジャスティン・ブラウンの煽り方と緩急。クレイトンの「間」が新しいダイナミズムを生んでます。
11曲目収録の「All The Things You Are (Oscar Hammerstein II - Jerome Kern)」のプレイは縦横無尽で常にやわらかなタッチ。3人の軽やかな対話が聴きどころですが、・・・3分43秒で終わってしまいます。国内盤はtake2が収録。

録音時、26歳のしなやかな才能、ジェラルド・クレイトンの[bond]

d0157552_2482033.jpg












d0157552_2175292.jpgPatrick Cornelius / Maybe Steps / Positone Records
Patrick Cornelius (as)
Gerald Clayton (p)  Assen Doykin (p-9)
Miles Okazaki (g)
Peter Slavov (b)
Kendrick Scott (ds)

リリース:2011.9


パトリック・コーネリアスの3作目の新譜。ピアノにジェラルド・クレイトンが参加。まろやかなアルトの音色、抜群のテクニック。気だるさが漂うコンポジションが目立つアルバム。
1曲目からモーダルな上下感で進行する「クリスマス・ギフト」。ピアノで参加のジェラルド・クレイトンはバークリーの同級生で、寄り添うような演奏。タッチが柔らしなやかで瑞々しい音色は自身のリーダー作でも同様です。

パトリック・コーネリアスはチャーリー・パーカー、ルイ・アームストロング、ウェイン・ショーター、ジョン・コルトレーン、ドビュッシー、ピーター・ガブリエルが好きなようです。かなり気になるアルト奏者の1枚。
by kuramae2010 | 2011-11-28 01:50 | jazz | Comments(0)