うつし世は夢、夜の夢こそまこと

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Pat Martino / All Sides Now  Both Sides Now~青春の光と影




So What 『オレノ音は3dB、あげろ』
先日、アンプなどを買った近所のオーディオショップにフィッシャー端子ケーブルの様子を聞いてこようと立ち寄ったところ、店長さんだけが居らした。

ふと、patrician800のネットワークとマルチのことで聞いてみた。
「ケーブルやユニット、アンプは変えてもいいですが登る地点を決めたら、3年間は少なくとも毎週1度3時間以上は、必死に聴いたほうがいいですよ」と。

登る地点。


ネットワークで鳴らすか、マルチで鳴らすか?
アンプは何でもいいです。ケーブルも何でもいい。まずは聴き続けること、スピーカーと部屋を知ることが大切らしい。



店内のBGMは古めのJAZZが、JBLの型番わかりませんが2インチドライバーが付いた3wayとレビンソンのモノラルアンプ(型番?)LINN DSで鳴ってました。音はやたらと太く、リアリティがある鳴りっぷりはボンジョルノの息子を購入したときと同じような、それ以上の太さで 「So What」 が聴こえてました。トランペットの音像も音量もテナーやアルトよりもデカい。。他のスピーカーがバッフルになっているせいなのか聞くと、「この録音はマイルス自身がテオ・マセロに自分の音量を3dB大きくしろ」的なことを言ったらしいのです。

・・・そうなん?

自分は勝手に想像していた感じからスピーカーの上後方に位置するミュートの音像ですが、ちがうっぽいw

店長Aさん、パラゴンを17年間使っているそうだ。はじめの3年間は中高域だけが鳴り、最悪だったそうです。17年目にして、ようやく山頂がおぼえろげ見えてきていると、マジで嬉しそうに語っていた姿は幸せなオーディオマンという感じでした。





ウチへ2度来てもらってるA店長の弟子のSさん、10才からギターを演奏している
音楽が大好きな若きオーディオマン。なんだか、文章のセンスが抜群な感じ。。

d0157552_23335530.jpgMario Brunello [Bach無伴奏チェロ組曲/Ⅳサラバンド] @LINN [LP12system] SST [Ambrosia2000SE] [Ampzilla2000SE] JBL [K2-S9800]

「Bachの楽譜には演奏指示が存在しない」
それはまるで宇宙空間の地図のようです。

地図を頼りに演奏家は流星となって宇宙を駆け巡ります。
Mario Brunelloの航行は、Pablo Casals以来の衝撃的なものではないでしょうか。
ピチカートから始まるこのトラックは、場所の空気を変えてしまう力を持っています。
この曲は両日ともに演目の真ん中で再生されましたが、空気の変化を感じられた方もいらしたのではないでしょうか。

ホール録音でありながらオンマイクで録られたMario Brunelloとともに呼吸するチェロに、息を合わせるように聴いてみましょう。別の銀河系が見えるかも…。

DynamicAudio TradeCenter 佐藤





d0157552_0384962.jpgSonny Rollins [The Bridge/Where are you] @ LINN [LP12system] [Klimax Kontrol/SE] [Klimax Solo/d] JBL[DD66000]

人気の絶頂期にあって、突如公の場から姿を消し、ひとり黙々と橋の下で己を磨き続けたRolinsの復活アルバムでありタイトルもずばり「The Bridge」。

当時人知れず練習するその姿をスクープした記者は、まるでネッシーやビッグフットを見つけたような気持ちになったんではないでしょうか。演奏家は楽器を通じて精神と肉体を鍛錬することで音楽に臨み、それが彼らの訓練です。


では我々聴衆は音楽のためにできる訓練とはなんでしょう。
美しいものが目の前を通り過ぎようとするその瞬間、どうすればそれを逃さず気付くことができるでしょうか。

DynamicAudio TradeCenter 佐藤






と、ここ数ヶ月、いろいろとアナログ系の機械を導入している中で、Son of Ampzilla 2000とLinn Ikemiは、かなりのインパクトがありました。なんとアンプジラの消費電力は通常使用時でも45w~60wほどです。スピーカーはForcus110でもいいのですが、Celloのアンコールを通じて出てきている音は、「もっといけるよ」的な、まだ引き出されてない感じです。

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なので、真空管アンプで鳴らしていた、レイオーディオ&ガウス&TAD用へと変更しました。
それでもまだ、いけそうな予感があり、Sさんにフィッシャーケーブルを探してもらうつもりでしたが、ないので端子を探してもらい製作してもらいました。自分で探したフィッシャー端子は妙に高価(@10,000!)Sさんが見つけた端子は@7,000・・・

むかし行っていたショップでは「廉価版!アンコールでも、フィッシャーじゃなきゃ意味ないよ」的なことを聞いた記憶がありました。スゥイートなどは当然フィッシャー接続だそうです。


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Ikemiからバランス出力し、プリ・パワー側もバランス接続。Son of Ampzilla 2000は入出力まで完全バランス設計なのでたぶん本来の音へ。

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ケーブル・接続方法の違いを聴く音源として、まずはアンバランスで「Pat Martino / All Sides Now / BLUE NOTE」のジョニ・ミッチェル曲ボーカル:カサンドラ・ウィルソン「Both Sides Now ~青春の光と影」、マイケル・ヘッジスとの「Two Days Old」を聴く。。

Sさん曰く 「成長しましたね~」
多少は良くなったらしい。


次にフィッシャー端子「バランス」へ交換。
・・・ガラッと変わります。ブログは音が出ないので省きますが、Linn Ikemiの持ち味。
Cello 1MΩ・・・僕の聴感・記憶ではフリーフォームに近いエキセントリックなトリオ『Paul Bley /Ramblin' 』に参加していたMark Levinson、Paul Bleyらしい斬れ込みをイメージ。

マーク・レヴィンソンというジャズベーシストは、チャールス・ミンガスに才能を見出されたエキセントリックなポール・ブレイが一番尖っていた60年代後期の代表作5作のみに参加した稀有なベーシストです。当時のポール・ブレイの言動も過激なものが多々残ってます。マーク・レヴィンソン自身もその渦中にいてましたが、ECMの録音エンジニア的なこともしたかは知りません・・・。マーク・レヴィンソンは、名前の通り父親方がたぶんイスラエルで、戦前後にアメリカに渡ってきたと思われます。音楽的にも影響があったと思われます。これらはポール・ブレイにも及んだかもしれません。
ハーマン以降の「マーク・レビンソン」アンプは中庸で立派になったのかもしれませんが、初期マーク・レビンソン、チェロなどは、あの演奏時の名残りが色濃くありそうです。また、ハリウッド女優と結婚・離婚したり、会社をいくつか立ち上げたりとエキサイトな人生を歩まれてるようです。プリ、入力ゲインの設定でも大きく変わります。
ボンジョルノの蒼い無骨なパワーアンプは有機的な音をレイオーディオ&ガウス&TADへと送り込む感じです。

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d0157552_2333696.jpgPat Martino / All Sides Now / BLUE NOTE
 
Pat Martino (g)
Les Paul (g)
Charlie Hunter (8-string guitar)
Tuck Andress (g)
Kevin Eubanks (g)
Lou Pollo (g)
Joe Satriani (g)
Mike Stern (g)

Scott Colley (b)
Paul Nowinski (b)
Michael Hedges (ds,shakers)
Ben Perowsky (ds)
Scott Amendola (ds)

Cassandra Wilson (vo)

録音:1996.6.1 , 6.7 , 6.23 , 7.27 , 7.30 , 11.13 , 11.15
    1997.1.15


レス・ポールも参加している1996年録音のパット・マルティーノのブルーノート盤。
全演奏好きですが、なかでもジョニ・ミッチェルの曲「Both Sides Now」。
パット・マルティーノ自身は、1974年の「Consciousness」でソロを収録してます。
20余年後のこのアルバムではカサンドラ・ウィルソンが歌い、パット・マルティーノが弾く。

これもまた絶品かな。

Sさんは音よりもギタリスト的な視点から、手術後のプレイの変化、
パット・マルティーノの説得力(演奏)に驚きを感じているようでした。



山頂・・・演奏者の気持ち、意図が表現できるシステムは理想かもしれません。
いくら正確な音であっても中身が伝わらないと意味はありませんが、
正確な音にしてこそ演奏者のハートが遷るということもあるかもしれません。
「登る地点」すら模索している感じです。




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by kuramae2010 | 2011-11-28 00:45 | jazz | Comments(0)

Pat Martino / Undeniable: Live at Blues Alley

Pat Martino / Undeniable: Live at Blues Alley / Hggh note

Pat Martino (g)
Eric Alexander (ts)
Tony Monaco (org)
Jeff "Tain" Watts (ds)

発売:2011.10.11  
録音:2009.6.26-28 Blues Alley Washington DC.


「Lean Years」 最初の瞬間から、パット・マルティーノ、、、
オリジナル曲「Double Play」などは、ルパン三世のエンディングになりそうな雰囲気です♪
弾きまくるパット・マルティーノ、お客さん楽しそうです、うれしいです。


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by kuramae2010 | 2011-11-08 01:05 | jazz | Comments(1)

Pat Martino , Robert Glasper , Alessandro d' Episcopo , Adam Forkelid Riccardo Arrighini

Alessandro d' Episcopo Trio / Meraviglioso / Altrichter
イタリアのピアニスト、アレッサンドロ・デピスコポ?のアルバム。オリジナル曲とT.Monk4曲他を収録。
アレッサンドロ・デピスコポはナポリで生まれ、13歳の時にジャズピアニストになる決心をしたそうです。
ピアノはサンピエトロマジェラ音楽院でクラシックを、ジャズはチック・コリアやキース・ジャレットに影響を受けつつ、スタイルの進化を模索するため、ルドルフアムバッハで再度!クラシック音楽を勉強し、さらにモントルー音楽院でティエリラングのコースを受けるなど、、とっても勉強家なピアニストです。。

いつかはわかりませんが、WEBサイトによれば、チェット・ベイカーとも競演していた時期があるそうです。ナポリの音楽とアラビア音楽、クラシックをベースにしたモンクのナポリ流解釈に巧さを感じさせるデピスコポ。(ほんとうは何て読むんでしょう・・)


d0157552_2213613.jpgAlessandro d'Episcopo(p)
Hami Hammerli(b)
Alberto Canonico(ds)
2007.1.1(録音:2005.12)









Adam Forkelid / CIRKEL / Apart

アダム・フォルケリッド(p)の2005年リリースのアルバム。
1曲目の「Bartok's Playground」から変拍子や低体温なアグレッシブさがビシバシ!
サックスのヨアキム・マイルダーがクールなスタイルで攻め、ジョン・ファルトが応酬。

北欧ジャズのポストモダンなアプローチ?2008年のLEKVERKというユニットでのアルバムタイトル曲「21st Century Jump;21世紀のジャンプ」も面白く熱いてんこ盛りな演奏。
myspace_adamforkelid

d0157552_2231683.jpgAdam Forkelid(p)
Joakim Milder(ts)
Par-Ola Landin(b)
Jon Falt(ds)
録音:2005.06




youtube
"21st Century Jump" (by A. Forkelid)
Performed live at Glenn Miller Cafe, Stockholm, Sweden, Nov 22 2008.
Lekverk - 21st Century Jump
21. ST CENTURY JUMP
PARALLELL (2008)

Lekverk at Parallells Labelnight at Victoria Jazzclub Oslo.





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Robert Glasper / In My Element / Blue Note
ロバート・グラスパー、2007年のブルーノート移籍2枚目ぐらいの旧譜です。1曲目の「G&B」が鳴り始めた瞬間からロバート・グラスパーの世界へ!ゆらぎます。
jazzonline.comインタビューで、ロバート・グラスパー曰く、マッコイ・タイナーはもとより、10代の頃コルトレーンにも影響を受けたとを語っています。

素人耳ではロバート・グラスパーのピアノはマッコイ・タイナーのブロックコードを複雑化(?)or高速処理したかのような雰囲気。ときにB.メルドーのような左手にも旋律的な役割をもたせつつ、旋律1コの音を強弱付けながら数度弾きつつ半音ズラしていくとかの効果で、いくつもの波紋が「ゆらぎ感」を伴い広がるイメージ。ゴツゴツいくグルーヴではなく、ジャンルを超えた音楽と独自のゆらぎから生まれる柔らかいグルーヴ。音数のやたら多いフレーズもいいですが、リズムに乗り遅れながら音数をしぼって弾くスタイルはクール。

ドラムのダミオン・リード?は、たぶん普段はジャズオンリーのドラマーではなさそうなので、4ビートでもなんとなく意外性を感じる要因かな。ロバート・グラスパーは今後も癖になるピアニスト。


d0157552_225427.jpgRobert Glasper / In My Element / Blue Note
Robert Glasper (p)
Vicente Archer (b)
Damion Reid (ds)
リリース:2007.3.20

WBGO
Robert Glasper Trio: Live At The Village Vanguard December 8, 2010Live





Riccardo Arrighini Trio / Cambio di Marcia / Incipt Records

また、イタリアのピアニスト、リカルド・アリギーニの、、またトリオ。
渋明るいイタリアの伊達さを感じるピアノ。ジローラモではなくって「Scent of a Woman」のAl Pacinoかw。歌うピアノと程よいポップさ、懐の深さが印象的です。タイトル曲の「Cambio di Marcia」などいい演奏があって、ミステリアスにテンションが上がっていく雰囲気とかは良い意味でサントラにもなりそう。
歌姫ミケラ・ロンバルディが参加した「BLACK ON WHITE」なかなかの入手困難盤だとか。。

d0157552_2284253.jpgRiccardo Arrighini(p)
Riccardo Fioravanti(b)
Stefano Bagnoli(ds)
リリース:2008.04









ピアニストがリーダーのアルバム4枚、すべて旧譜。6,7月に仕入れたCDの中にはDVD付きや中古盤などもありましたが、じっくり聴けなかったのでいずれ。アリ・ホーニングやestのライブ、クリスチャン・スコットのライブ、J.ゾーン、ジョン・アバークロンビーなどのここ10年ぐらいの旧譜など節操なく。


レジェンドではパット・マルティーノの「EXIT」がカップリングされた「FOOTPRINTS+(EXIT)」
What are you doing the rest of your life?,Footprints,Blue Bossa,I remember Clifford 

どんだけ、かっこいい演奏。

オリジナル曲「EXIT」やW.ショーター「Footprints」にながれる空気は今も普遍。
スタンダード「I remember Clifford」は記憶に残る演奏です。


d0157552_1203697.jpgPat Martino / FOOTPRINTS
Pat Martino(g)
Bobby Rose (g)
Richard Davis (b)
Billy Higgins (ds)

再発:2010.10.12


Pat Martino Live at Birdland, NYC 2009!

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by kuramae2010 | 2011-07-29 01:43 | jazz | Comments(0)