うつし世は夢、夜の夢こそまこと

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Daniel Freedman / Bamako by Bus / Anzic Records

d0157552_223344.jpgDaniel Freedman / Bamako by Bus / Anzic Records
Avishai Cohen (tp)
Lionel Loueke (g,vo)
Jason Lindner (key)
Meshell Ndegeocello (b)
Daniel Freedman (ds, per)



Pedrito Martinez (vo)
Abraham Rodriguez (vo,per)
Mark Turner (ts)
Omer Avital (b) 7
Joshua Levitt(Arabic flute)
Yosvany Terry (additional percussion)
Davi Viera (additional percussion)
Mauro Refosco (additional percussion)
リリース:2012.4




ダニエル・フリードマンの2012年盤、昨年仕入れてましたが、、再聴。

リオーネル・ルエケ、アブラハム・ロドリゲス、ペドロ・マルティネス、
ヨスヴァニー・テリーのアフリカ、キューバ勢

に、

ジェイソン・リンドナー、アヴィシャイ・コーエン、マーク・ターナー、オマー・アヴィタル(DARFUR/OASISのみ)という中東勢、ベースにミシェル・ンデゲオチェロ、かなりいい感じです。


1曲目にアブラハム・ロドリゲスがボーカルで参加、民族音楽にのっけからダブステップのアレンジ。2曲目がルエケのベナン語のボイスと深々と沈むンデゲオチェロのベース、コーエンとルエケのハモリにコンガ、アフロ・キューバンなビート。
ルエケの個性って、好き嫌いは別にして声もギターも際立ってる。


2曲目まで濃厚なブラック~アフリカ色。
農耕的な感覚にはウケナイ感じも濃厚w


リンドナーの「DEEP BROOKLYN」でやっとジャズ。フェンダーローズ特有の音色に気だるく重いファンキーなサウンドにコーエンのソロが映えた演奏。続く「RUMBA PA'NYC」がルンバなリズムにロドリゲス、マルティネスのボーカル・・・濃厚。色合の濃さ、重さ、民族系の打楽器にブラスと濃いw
「ALONA」バラード曲でマーク・ターナーが太めに響かせる渋い音。方向感のないピーキーさは影を潜めたソロ。
「ALL BROTHERS」とか尋常じゃないグルーヴ感。アラビックフルートのJoshua Levitt参加の「DARFUR/OASIS」もたまんないリズム。ジェイソン・リンドナーのローズがかっこいい。
「SAABA」参加のマーク・ターナーが以外や漢らしい演奏を聴かせてくれます。アヴィシャイ・コーエンの鈍色の音色もいい。ドラムンベースっぽいリズムで太いミキシング。

「Bamako by Bus」ルエケの故郷ベナンからバスに揺られてマリの首都バマコまで行った時のことを演奏したのかなと想像しつつ、バスをぐぐるとすごい。。アルバムの収録曲順が絶妙と言えるんかもしれません。現代コンテンポラリーとアフロ・キューバンのコントラストが濃厚です。


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Bamako by Bus



演奏曲
1. Odudua feat Abraham Rodriguez (Traditional Daniel Freedman)
Abraham Rodrigue (vocals,bata)
Jason Lindner (key)
Meshell Ndegeocello (b)
Daniel Freedman (ds)

2. Elegba Wa feat Lionel Loueke(Avishai Cohen,Daniel Freedman)
Lionel Loueke (g,vo)
Avishai Cohen (tp)
Meshell Ndegeocello (b)
Pedrito Martinez (conga)
Yosvany Terry (chekere)
Daniel Freedman (ds)

3. Deep Brooklyn (Jason Lindner)
Avishai Cohen (tp)
Jason Lindner (fender rhodes)
Meshell Ndegeocello : bass
Daniel Freedman (ds,per)

4. Rumba PA'NYC" feat Abraham Rodriguez and Pedrito Martinez
(words and music by Daniel Freedman, additional arranging by Jason Lindner)
Abraham Rodrigue(vo,clave)
Pedrito Martinez(vo, cajon,conga)
Yosvany Terry (vo,chekere)
Avishai Cohen (tp)
Jason Lindner (p)
Meshell Ndegeocello (b)
Daniel Freedman (ds)

5. Alona feat Mark Turner (Daniel Freedman)
Mark Turner (ts)
Avishai Cohen (tp)
Jason Lindner (p)
Meshell Ndegeocello (b)
Daniel Freedman : drums

6. All Brothers feat Lionel Loueke (Daniel Freedman)
Lionel Loueke (g,vo)
Avishai Cohen (tp)
Jason Lindner (fender rhodes)
Meshell Ndegeocello (b)
Davi Viera (per)
Daniel Freedman (ds)

7. Darfur/Oasis feat Joshua Levitt(Daniel Freedman,Jason Linder)
Joshua Levitt (ney)
Lionel Loueke (g)
Jason Lindner (fender rhodes,keyboards)
Omer Avital (b)
Meshell Ndegeocello (b)
Daniel Freedman (ds,per)

8. SAABA (Daniel Freedman)
Mark Turner (ts)
Avishai Cohen (tp)
Jason Lindner (key,piano)
Meshell Ndegeocello (b)
Daniel Freedman (ds,per)

9. Bamako by Bus feat Lionel Loueke (Daniel Freedman, additional arrange Jason Lindner)
Lionel Loueke (g,vo)
Jason Lindner (p)
Meshell Ndegeocello (b)
Mauro Refosco (per)
Daniel Freedman (ds)



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シリア、、、、化学兵器、数年前のイラクと同じよーな感ぢ。
米・英・仏が妙にやる気満々、英国は早々に退き気味なのかもしれません。

今回は、早々に国連化学兵器調査団が早々に撤収。
先月のエジプトで起きた軍事クーデーターも米国の毎年1,500億円の資金援助も一助になってたことでしょう。民主化の末、選ばれたムスリム派の大統領では。。

シリア反政府にも援助してそう。どっちが使ったか不透明な状態で、
化学兵器がダメっだからって、軍事介入しちゃうぞ!って、米国政府が言うって、流石ですw
戦後60余年、軸足のぶれない米国政府w 

この数年、アフリカ・中東のジャズマン、アーティスト達が煮えたぎらないわけがない。
1950、60年代の米国どころじゃなそう。

by kuramae2010 | 2013-08-31 23:18 | jazz | Comments(0)

Ben Allison / Action-Refraction , Buzz , Cowboy Justice / Palmetto

マンハッタンのハーレムで生まれたジャズ・ピアニスト、ハービー・ニコルス。
1963年没後、じつはセロニアス・モンク以上の独自性・先進性があったのでは?と近年、演奏されたことのない曲を再演・録音するプロジェクトがありました(現在も)。ハービー・ニコルスはビバップや民俗音楽、サティ、バルトークのハーモニーとジャズの融合などかなり実験的な演奏を50年代中盤頃からやっていたようです。

ここ最近、ラズエル・ラッドらが行ったプロジェクトとは別の「N.Y.ハービー・ニコルス・プロジェクト」は、未発曲などをフランク・キンブロー(p)とベン・アリソン(b)が中心となり収録。

そんな、とことん?ニューヨークのサブカルチャーなジャズシーンを代表する感じのベン・アリソンのリーダー作3枚。




d0157552_2356283.jpgBen Allison / Action-Refraction
Ben Allison(b)
Michael Blake(bcl, ts)
Steve Cardenas(g)
Jason Lindner(p,key)
Brandon Seabook(g)
Rudy Royston(ds)

リリース:2011.4





今年の4月にリリースされた新譜から。この盤、Palmetto からの10作目。マイケル・ブレイク、ジェイソン・リンドナーが参加。DU曰くアメリカのCMJ National Jazz Radio Chartで話題になったらしいアルバムだとか・・・、各州のチャートで1位。。。ダウンビート批評家投票でベーシストカテゴリ(2010-2011年)と作曲家カテゴリ(2010)に挙げられており、2007年、2005年、2006年にライジングスター・ベーシストを受賞していました。

Action-Refraction
なかでもダニー・ハサウェイ、ニール・ヤングの曲を演奏したトラック。

Donny Hathaway「Some Day We'll All Be Free」
マイケル・ブレイクの気だるい中性的な音色、ジェイソン・リンドナーのノイズ。テーマを延々と繰り返しつつ静かな盛り上がり。
爆発しません。この世界にテンション上げ上げな空気なんかどこにある?みたいな。

Neil Young「Philadelphia」
なにか大切なことをボクトツと語るようなベン・アリソンのベース。フレーズのセンスが素敵すぎる。

P. Williams; R. Nichols「We've Only Just Begun」
わりと普遍的なジャズの今のエッセンスが感じられるかな?と思うトラック。この演奏が唯一ジャズっぽい。ベン・アリソンベースの奔り具合、マイケル・ブレイクの速度感、間は絶妙。






d0157552_23561467.jpgBen Allison / Cowboy Justice / Palmetto
Ron Horton(tp)
Steve Cardenas(g)
Ben Allison(b,g)
Jeff Ballard(ds)



リリース:2006.6



9曲中、8曲がベン・アリソンのコンポジションでダークな退廃色が濃厚です。。トランペットにロン・ホートンが参加してます。ドラムがジェフ・バラード。ベン・アリソン、オリジナルの「Talking Heads」の空気感は独特で、この演奏を聴いてからベン・アリソンずいてます。





d0157552_2356165.jpgBen Allison & Medicine Wheel / Buzz / Palmetto
Michael Blake (ts, ss)
Ted Nash (ts, fl)
Clark Gayton (tb)
Frank Kimbrough (p, Wurlitzer, prepared)
Ben Allison (b)
Michael Sarin (ds)

リリース:2004.9



2004年と古いリーダー作。
アルバムタイトルともなっている「Buzz」のリズム!この演奏、イントロからリズムが立ち始めると鳥肌・・・冬だから寒いわけではありませんが、いいです。フロントのユニゾンの音でベン・アリソン色がジワーッと漂う。マイケル・ブレイクのソロ、高域が不安定になるとかどーでもいいぐらいキメたソロ。クールなフレーズの宝庫。フランク・キンブローのグルーヴ感は以外でまったり感を感じさせないw
この演奏後、すぐはじまる「Green Al」のまったり感、って・・

ラスト曲はジョン・レノンとポール・マッカートニーの「Across the Universe」もありました。






http://benallison.com/
突出していい演奏があるけど、全体通すと腹8.5分目の程よい加減とモノ足りなさ・・・
ラウンジ・リザーズやサロン、ヌーベルバーグ、ニューウェーブ、ポップス、コンテンポラリーごちゃまぜた
クールで茶目っ気あるベン・アリソン。。


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by kuramae2010 | 2011-12-13 00:24 | jazz | Comments(0)

Jason Lindner   Darrell Grant

d0157552_0574149.jpgJason Lindner / Live/UK / Sunnyside records
Jason Lindner (p)
Jimmy Greene (sax)
Omer Avital (b)
Marlon Browden (ds)

リリース:2004 録音:2001.2.25  Live:ロンドン Pizza Express



ジェイソン・リンドナー(p)のロンドンでのライブ盤です。ジェイソン・リンドナー参加のアルバムはオマー・アヴィタル「Free Forever」、ダニエル・フリードマントリオ、チャールス・オーエングループなどで印象にのこってました。相当数のアルバムに参加してます。

オリジナル曲「Meditation on Two Chords」は、アヴィシャイ・コーエン(tp)のアルバムにも収録されてましたが、ジェイソン・リンドナー盤は名曲だなあ、と感じます。ここでのリンドナーのアプローチは、、、ファンタジック。過去の米レビューでもヴォイシングについて語られてました。。
後半のLiveバージョンはグルーヴ感満点!






d0157552_057455.jpgDarrell Grant / THE NEW BOP / Criss Cross

Darrell Grant (p)
Scott Wendholdt (tp) Seamus Blake (ts,ss)
Calvin Jones (b)
Brian Blade (ds)

録音:1994.11


ダリル・グラント(p)2作目のリーダー、クリスクロス盤。古いんですが、先月にメンツ買いしてました。
・・・発売当時は米ジャズチャートで上位にランクしたようです。2007年の2枚組「TRUTH AND RECONCILIATION」も豪華メンバーでした。John Patitucci、Brian Blade、Bill Frisell、Steve Wilson、Joe Locke(vib)、Adam Rogers ・・・

本作はダリル・グラントが90年代の視点から、5,60年代のハードバップをアレンジするというコンセプトだったようです。オリジナル曲がメインで、エリントンやモンク曲をカバー。フロントにウエンド・ホルト、シーマス・ブレイク。エリントン曲でのシーマス・ブレイクは怪演!全体的にビビットな音色で往年を彷彿とさせるサウンド。随所で隙のないタイト感がビシッ!パキッと決まる90年代ハードバップ。

・・・ブライアン・ブレイドの粋で活きなプレイが聴けます。
by kuramae2010 | 2011-11-16 00:48 | jazz | Comments(0)

Avishai Cohen / After The Big Rain / Anzic Records

d0157552_0244831.jpgAvishai Cohen / After The Big Rain / Anzic Records 
Avishai Cohen (tp)
Lionel Loueke(vo, g)
Daniel Freedman(ds,per)
Yosvany Terry(instrument)
Jason Lindner(p, key)
Omer Avital(b)

リリース:2007.07.17



アヴィシャイ・コーエン(tp)の2007年リーダー作で3部作の一部らしいです。新宿DUで異様に安い値付けだったので怪しみつつカゴへ。。
危惧するヴォーカル入り。しかも西アフリカ・ベナン語の男子ボーカル入りなので、好き嫌いがハッキリするかもしれません。このリオネール・ルエケの出身地は、ベナン共和国。このアルバムへの参加は意味深い感じです。

アルバム全体は、中東~アフリカ、第三世界のスケール感を感じさせるワールド・ミュージック・(ジャズ)、、、
変幻自在なリズム、スケールが大きい演奏です。アヴィシャイ・コーエンのトランペットはオマー・アヴィタルグループ同様、自信に満ち溢れた浸透力があります。アンビエントな効果はフェンダー・ローズのジェイソン・リンドナーの歪み感と水平に拡張していくサウンド。



2曲目「Parto Forte」アヴィシャイ・コーエンのトランペット、シンセとキーボードの奔りっぷり
3曲目「Gbede Temin Explicit」ヴォーカリスト、ライオネルのギターと電化ミュート、エレピ、シンセ。。
4曲目「Meditation On Two Chords」どんなトランペット?と思う不思議な音色のトランペットとシンプルなテーマ、複雑なリズム。
5曲目「Afterthoughts (Mozartine)」斬れ深いミュートとキーボードで歌うバラード。
7曲目「AFRICAN DAISY (LA SUITE AFRICAN)」はアフリカンテイストとファンクが融合したチューンでかっこいい。


・・・このサウンドは、なんとなく1970年代のスピリチュアル系のデジャヴュと感じなくもない



特にイスラエルの文化やなんかが好きとかはないですが、
最近聴いたりするミュージシャンはイスラエルが意外と多い。両国の文化交流も政府レベルで高かったりします。

イスラエルと言えば、9月14日から開催された、国連総会においても重要な決議がされるはずです。先の16日にはパレスチナ自治政府が国連へ正式加盟申請をすると発表しました。

アラブ連盟はパレスチナを独立国家として承認させたい意向ですが、常任理事国の米国は拒否権を発動することを既に表明しているので、イスラエル・パレスチナの和平にはまだ長い道のり、隔たりがあるようです。
国民の疲弊や経済悪化もかなり限界で今年の8月にはたしかイスラエルで数十万規模のデモがあったようです。パレスチナのガザ地区は想像を絶する状態が続いていると聞きます。

イスラエルのジャズが、時に熱く祝祭的だったり、諦観を感じたり、根源的な希求を感じたりする背景には
永遠と続いている民族の葛藤の真っ只中で生まれ育ったことがあるのかもしれません。先のアヴィシャイ・コーエン(tp)の「After The Big Rain」に参加していた西アフリカ・ベナンのヴォーカリスト&ギタリストのリオネール・ルエケの参加は興味深い。


<追記>
パレスチナ:国連加盟、23日申請へ 米など回避交渉続く
毎日新聞 2011年9月20日 東京夕刊
by kuramae2010 | 2011-09-20 01:07 | jazz | Comments(0)