うつし世は夢、夜の夢こそまこと

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Matt Stevens Quintet Performing live at Berklee College of Music.

The Matt Stevens Quintet Performing live at Berklee College of Music.
Matthew Stevens (g)
Gerald Clayton (p)
Vicente Archer (b)
Eric Doob (ds)
Paulo Stagnaro (per)
Recorded on April 2nd, 2014





もうすぐ日本でもリリースされる「Wood Work」のライブ版ですね【WBGO】
ポスト カート筆頭?という触れ込みのMatthew Stevensですが、フレージングがイカしすぎ!!
凄まじいテク。バークリー首席卒の凱旋ライブってなところでしょうか。
Gerald Clayton、Vicente Archerもいいサポート。
来月の来日はチケット売り切れの箱もあるよう。。サイドにBen Williams, Jamire Williams!

最近はJesse Van Ruller、Adam Rogersも新譜が出ましたし。


Set List:
"Woodwork" -Matt Stevens
"Sequel" -Matt Stevens
"Sequel" -Matt Stevens
"Star LA" -Matt Stevens
"Sunday" -David Bowie
"Ashes" -Matt Stevens
by kuramae2010 | 2015-05-12 21:02 | jazz | Comments(0)

Gerald Clayton / Life Forum / Concord Music Group

d0157552_23135585.jpgGerald Clayton / Life Forum / Concord Music Group

Gerald Clayton(p, rhodes, Vo)
Joe Sunders (b)
Justin Brown (ds)



Gretchen Parlato(vo:1,2,5,8,9,10,12)
Sachal Vasandani(vo:1,2,6,8,9,10,12)
Ambrose Akinmusire(tp:1,2,3,8,9)
Logan Rechardson(as:1,2,3,8,9,10)
Dayna Stephens(ts:1,2,3,6,8,9)
Carl Hancock Rux(spoken word:1)
リリース:2013.5




出張先でノートPCとかで夜な夜な聴いてた盤で、まともに自宅でまんぢり座ってと聴いた記憶がないという・・・
ログはノートパPCのメモに書いてあったのでおそらく出張時につらつら書いてたのかもしれない。。


Gerald Claytonは3、4年ほど前?のトリオ盤でいいなぁと思いつつ、参加盤はわりと入手しましたがサイド参加盤ではわりと印象に残らないピアニストでした。

本アルバム2,3曲目とかの“イマどき感”満点なコンポジションは意外や没個性な感があるんですけど、トリオでいった「Sir Third」あたりや、Gretchen Parlatoが参加した「Deep Dry Ocean」のハーモニーは絶品な浮遊感で、これはびっくり!ここで聴かせるピアノの"間"もクレイトンらしい!

フロント陣はAmbrose Akinmusire、Logan Rechardson、Dayna Stephensというスペシャルなメンバー。「Dusk Baby」のソロはStephensだと思いますが、曲想にあったトーン(最新のCrisscros盤も良かった!)で、このボーカルはクレイトン自身かな?吟遊詩人みたいな語り口。

「Prelude」から「Some Always」で聴かせるアンサンブル、Joe Sundersのベースライン、 Akinmusireの極上なソロにLogan Rechardsonの憂いあるアルトがかぶってクレイトンのピアノ、ボイスがハモッてく.......この9曲目は凄まじい出来じゃないでしょうか。5分という時間が短すぎかなぁ。Like Waterでリチャードソンのソロですねぇ、、蒼い音色で焦燥感がなんとも。アルバムラストは小粋なハードバップで〆


『 Life Forum』.........草臥れて帰って来てBGMで鳴ってるとイイ!機械はそれこそPC付属のでも雰囲気あり?!高層ビルの夜景より東中野から高円寺方面??、の25時過ぎの暗騒音とまざって鳴っていると心地良さそう(なんじゃそれ_ _:)。理想的なスピーカーはブリティッシュ系の小さなRogersとかARとかの東海岸のブックシェルフ。アンプは古いマランツとか初期に近いLINNとか。プレーヤーはCD?よりレコードプレーヤーという感じ。

世知がないニューヨークの忙しない個の生活というのがすごく見えてくるようなGerald Claytonのアルバムかなあ。
この辺りの盤は、ドコでどんな生き方をしているかで聴こえ方が変わりそう。よく聴こえない方がじつは幸せだったりするのかもしれません。。





演奏曲
1. Life Forum
2. Future Reflection
3.Shadamanthem
4.Sir Third
5.Deep Dry Ocean
6.Dusk Baby
7.Mao Nas Massa
8.Prelude
9.Some Always
10.Like Water
11.Unhidden
12.When an Ange Sheds a Feather
by kuramae2010 | 2015-03-13 23:28 | jazz | Comments(2)

NEXT Collective / Cover Art / Concord records

d0157552_0194780.jpgNEXT Collective / Cover Art / Concord records
Logan Richardson (as)
Walter SmithⅢ (ts,ss)
Matthew Stevens(g)
Gerald Clayton (p)
Kris Bowers (key)
Ben Williams (b)
Jamire Williams (ds)

Christian Scott (tp)
リリース:2013.2.26





ローガン・リチャードソンやジェラルド・クレイトン、ウォルター・スミスⅢ世、
クリスチャン・スコット達が演る、2010年ぐらいからのスタンダード。

この世代の若い人達が集まって「枯葉」とかはないだろうという選曲。
ウチらもフロントラインにいるよ?みたいな選んだ人・曲にセンスがあって、狭い範囲、後ろ向きで収まってないのがいい。



1曲目は日系スウェーデン人のナガノ ユキミさんのリトル・ドラゴン「Twice」のカバー。元盤よりアグレッシヴでタイト。個性的で才能のかたまりのようなローガン・リチャードソンがボーカルパート。彼のアルトを聴いて感じるのが青春のほろ苦さwというか。朝4時ぐらいの蒼い音・・・・・しかし、演奏が短い。ちなみにリトル・ドラゴンのPVは凝ってるんですけど、曲は今イチ印象に残ってませんでした。人気があるナガノさんは世界ツアーもやってるようです。



「No Church in the Wild 元盤PV

2曲目は、アラフォー世代のJay-Zとカニエ・ウェストのコラボ盤「Watch The Throne」から。元盤はかなりスタイリッシュで骨太なヒップホップ。とくに、ビヨンセが歌たったトラックがカッコいい!他にはオーティス・レディングのカバーなど。本盤では「No Church in the Wild 」をカバー。なんとなくクリスチャン・スコットの選曲かと思いますが、気だる目なカニエ・ウェストの替わりに鈍色で重いノートで凄みすらあるクリスチャン・スコットが異様というか、クリスチャンのみww ライブでは他メンバー活躍!?
オリジナルに近いビートが今のブルックリン系コンテンポラリーと違和感ないのがオモシロイ。


発売当日のライブ動画(公式?) No Church in the Wild ジェラルド・クレイトンのソロがかなりクール

Le Poisson Rouge on February 26th, 2013  



次にディアンジェロのミリオン盤から「Africa」。ネオ・ソウル界のスター?ソウル&ヒップ・ホップ、ジャズが小粋に混ざった独特なエロっぽさがある人。。元盤は割と凝った造りで太くうねるディープなグルーヴ、音がメチャいい。たしか、ロイ・ハーグローヴが参加してます。本盤の解釈はかなりサラッとした質感。ドロっとしたのがないっ。ウォルター・スミスⅢ世のテナーがゆるい叙情感でいい感じですが、心なしフュージョンっぽい歌い方。。


「Fly Or Die」、「Come Smoke My Herb」はジャミアとベンのソロ、サックスの絡みは全曲中ジャズっぽいチューンw。ミシェル・ンデゲオチェロ「Come Smoke My Herb」後半のローガン・リチャードソンとか、しなやかなクレイトンとかさりげなくイケてます。選曲もいいんですがかなりイイです。ジャズファンもイケるような配慮?

「Refractions In The Plastic Pulse」はゆったりフローする感じは、ステレオラブの雰囲気があって、クオリティも高い!ボイス・コーラスの変わりにフルート。

「Marvins Room」のオリジナルはオーブリー・ドレイク・グラハム(ドレイク)。先のJay-Zとも共演しているカナダのラッパーで、私的に英国のジェイムス・ブレイクっぽい空気感があったりします。憂鬱なメロウさがあるラップをクリスチャン・スコットのミュートで、原盤よりグダグダ感がない立派な男で多少のミスマッチ感・・・

「Perth」ボン・イヴェールは、日本でも好きな人がけっこういるかと思います。イヴェールはレディオ・ヘッド、フリート・フォクシーズ的な世界と米国サイズの"自然"を大胆にアンビエント化したようなサウンド。選曲がなんとも繊細。原盤は前半の叙情的で後半パートは歪んだキーボードで"自然の厳しさ"みたいな世界が表現されますが、さらっとした解釈。。
ネットラジオのお気に入りに入ってる人。。。



ライブ動画は暑いですが、通しで聴くと同居人にもウケがいい、ロバート・グラスパーの「Black Radio 」に通じる感覚かな。もしくはテイラー・アイグスティの「Daylight at Midnight」。グラスパーはアフリカ系アメリカンでしかも自分との共時性ある曲ではありましたが、こちらは、わりと最近でメジャー感あるトンガッた曲。その耳心地は全体的に灰汁が抜けたサラッとした印象。。
無理やり管でいかなくてもヴォーカル・ゲストがいた方がよかった感じもします。選曲はボン・イヴェールやミシェル・ンデゲオチェロ、ドレイクなどは、オッサンの感性でもおッ!てな感じです。
「Cover Art」、Jay-ZやBon Iver、、、彼らを取り巻く縮図のような・・・同世代に向けたスタンダード?そんな雰囲気です。




演奏曲
1. Twice (Little Dragon)
2. No Church In The Wild (Jay Z and Kanye West) 
3. Africa (D'Angelo)
4. Fly Or Die (N.E.R.D)
5. Oceans (Pearl Jam)
6. Refractions In The Plastic Pulse (Stereolab)
7. Marvins Room (Drake)
8. Come Smoke My Herb (Meshell Ndegeocello)
9. Perth (Bon Iver)
10. Thank You (Dido)




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NEXTcollective facebook
https://www.facebook.com/NEXTcollective
by kuramae2010 | 2013-04-24 00:53 | jazz | Comments(0)

Ben Wendel / Frame / Sunny Side

d0157552_0261682.jpgBen Wendel / Frame / Sunny Side

Ben Wendel (ts, basson melodica)
Gerald Clayton (p) 1.2.3
Tigran Hamasyan (p)4.6.7
Adam Benjamin (fender rhodes,p)
Nir Felder (g)
Ben Street (b)
Nate Wood (ds)

リリース:2012.02.28



WBGOで聴いて仕入れたベン・ウェンデルの2月リリース盤。スタジオセッションではギターがギラッド・ヘクセルマン。
この盤の決め手となったのは、3曲づつ好きなピアニストが競演しているため。ジェラルド・クレイトンとティグラン・ハマシャン。

2月リリースすぐに購入し何度か聴きましたが、一聴目は今イチよくわかんなかったw 何度か聴いても聴くツボが何とも掴めてません。たしかに凝ったハーモニーや巧みなサックスではあります。
1,2,3曲目に参加しているジェラルド・クレイトンはソロ以外での存在感が薄い傾向、もしくは周りと馴染みすぎる感じ。ティグラン・ハマシャンとプレイするドラマー、ネイト・ウッズ(?)も薄目。。3曲目のガレスピー「Con Alma」がデュオで、ベン・ウェンデルのハスキーに漂うサックスとクレイトンのしなやかさが活きたトラック。絶妙な温度感をうまく丸っこく、陰影感付けて仕上げたミキシングとマスタリングはドラムのネイト・ウッド。

4曲目「Backbou」に参加のティグラン・ハマシャン、アダム・ベンジャンミンでガラッと空気感が変わります(コンポジション自体がちがうという、さらにアダム・ベンジャミンもピアノで参加)。とたんに「活き活き」するフロー。ハマシャン節が出るというわかりやすさもあるかもしれません。。続く「Jean and Renata」はピアノレス、サックスがメイン。ウェンデルの音が細く、どうしても1~3曲目と同じトーンやフレージングのパターンが同じように聴こえてしまいます。好みがわかれそう。

アルバムタイトル曲 「Frame」 このアルバム内ではダントツにいいトラック。ウェンデル会心のソロ!
壊れそうなリズムの上で踊る、ティグラン・ハマシャン、熱い!



演奏曲
1.Chorale
2.Clayland
3.Con Alma (D.Gillespie)
4.Backbou
5.Jean and Renata
6.Blocks
7.Frame
8.Leaving
9.Julia




関連 youtube
Ben Wendel - New album now available !


Ben Wendel "Frame" Live at the Blue Whale, LA
Saxophone : Ben Wendel
Piano: Tigran Hamasyan
Fender Rhodes: Adam Benjamin
Guitar: Larry Koonse
Drums: Nate Wood
Bass: Dave Robaire



Ben Wendel "Backbou" Live at Jazz Gallery, New York

Bassoon: Ben Wendel
Piano : Tigran Hamasyan
Guitar: Gilad Hekselman
Drums: Nate Wood
Keyboard: Adam Benjamin
Bass: Ben Street

Recorded on february 17th and 18th 2012 at the Jazz Gallery, NY
by kuramae2010 | 2012-06-07 00:33 | jazz | Comments(0)

Ben Willams / State Of Art / Concord

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昨年末から3月にかけて仕入れた盤で「うつむき系ジャケ写」が多かった感覚があります。

ジャケットで俯いてなくても、サウンドが内向きでダークだったり、弾けずにつかみどころなく浮遊する感覚など、自身やその立ち位置を確認するような作業が、2000年代のニューヨークをコミュニティとした若きジャズマンに多いのかな、と感じてます。10代から20代の鋭く多感な時期に911やイラク戦争、カトリーナ、リーマンショックなど、アメリカが経験したいろんな危機。その揺れる社会から浮き彫りになった問題が其れなりに音楽の内面へも影響しているのかな?と妄想しつつ「うつむき系ジャケ写」の何枚かを聴きました。






真正面から、うつむいているアルバムのベン・ウィリアムス。


d0157552_234208.pngBen Willams / State Of Art / Concord

Ben Williams (b)
Gerald Clayton (p,key)
Matthew Stevens (g)
Marcus Strickland (ts,ss)
Jamire Williams (ds)
Etienne Charles (per)



Jaleel Shaw (as,ss) 6,7,10
Christian Scott (tp) 3

リリース:2011.06.28



うつむき系21世紀ジャズ?の1枚目、2009年セロニアス・モンク・コンペティション、ベース優勝者のベン・ウィリアムスのリーダーデビュー盤です。
「Moontrane」や「Little Susie」「Things Don't Exist」などのアレンジ、「Dawn of a New Day 」などオリジナル曲がいい感じで素人耳でもベン・ウィリアムスの"コンポジション力"には卓越した才能を感じます。



ファースト・インプレッション

2曲目「Moontrane」オリジナル以外ではこれが一番好きな演奏。 選曲もいいし、サウンドもカッコいい。漂う世界観がいいです。
3曲目は一気にラップに振れます、The Lee Morgan Story 「リーモーガン物語」というジョン・ロビンソンがラップするヒップホップで、クリスチャン・スコット参加。原曲は 2010.4月リリースのJ.Rawls & John Robinson / The 1960's Jazz Revolution Again Instrumentals 「1960年代のジャズの革命、再び」でも演奏。ジョン・ロビンソンのアルバムはヒップ・ホップだけどかなりクール。J.Rawls はアルバム The essence of soul「魂の本質」 などをリリース。ある種の原点回帰なのかな?

「The Lee Morgan Story」 この曲は、リー・モーガンの非業の死や記憶されるべき功績、後に続くコルトレーンやショーター、ドルフィー、そして時代を歌っているようです(聴き取り難い)。この曲だけに参加しているクリスチャン・スコットはかつてカトリーナを堺に自国の陰やジャズの歴史、自分の意味を問いかけたりしました。ロバート・グラスパーもサウンドで表現したりしてます。


生まれてもいない日本人の僕には、
「1960年代のアメリカ」の時代の空気が今一つわかりませんが、2010年代の彼らにとって一つのカギな感じ。ブラック・ミュージックやブラックパワーといったブラック・アメリカンのアイデンティティを確立していったダイナミズムを想起させるようなメッセージ。。

「Moontrane」とセットみたいな意味合いがありそうです。もろラップは唐突感ありかな。。



4曲目の「Dawn of a New Day」 はジェラルド・クレイトンのソロなども活きていていいコンポジション。
6曲目マイケル・ジャクソン「Little Susie」ストリングスが入ります。ジャリル・ショウの泣きが入るアルト(たぶん)とかアンニュイな曲想とピッタリ。
7曲目「November」でようやくスピード感あるオリジナルのコンテンポラリーなジャズじゃないかと思われます。後半、ビル・スチュワートのチャカポコいくリズムと浮遊するジェラルド・クレイトンがさり気なく決まってます。
8曲目はスティービー・ワンダーのヒット曲、9曲目の「Things Don't Exist」弦楽四重奏が入ります。



ここまでアレンジ、構成が凝っていると、、、カタログ的要素やこれまで影響を受けた
音楽を目一杯詰め込んだ感じになってきてる感じ。ぎゃくに次作のアプローチ、出来が楽しみです。

10曲目がファンキーな50年代を彷彿とするオリジナル曲「Mr. Dynamite 」。
ラスト曲が「Moonlight in Vermont 」ジョン・ブラックバーンとカール・スースドルフが第二次大戦中につくったスタンダードでElla Fitzgerald & Louis Armstrong - Moonlight In Vermont  が有名なんでしょうかね。


今のコンテンポラリーからラップ、ポップス、戦後のスタンダードまで網羅した
てんこ盛りなベン・ウィリアムス。サウンドは俯いてませんが過去への敬意が其処彼処に込められてます。




演奏曲
1.Home (Williams)
2.Moontrane (Shaw)
3.The Lee Morgan Story (Robinson)
4.Dawn of a New Day (Williams)
5.Little Susie (Intro) (Williams)
6.Little Susie (Jackson)
7.November (Williams)
8.Part-Time Lover (Wonder)
9.Things Don't Exist (Bhasker, Goapele)
10 Mr. Dynamite (Williams)
11.Moonlight in Vermont (Blackburn, Suessdorf)
by kuramae2010 | 2012-03-21 00:38 | jazz | Comments(0)

Kendrick Scott / Reverence / Criss Cross

d0157552_23235481.jpgKendrick Scott / Reverence / Criss Cross

Kendrick Scott (ds)
Walter SmithⅢ (ts)
Mike Moreno (g)
Gerald Clayton (p)
Derrick Hodge (b)

リリース:2009.05.19



ケンドリック・スコットの2009年クリス・クロスリーダー盤。演奏曲目からこれまでのジャズをリスペクトした作品と言えるかもしれません。参加メンバーはジェラルド・クレイトン、マイク・モレーノ(モレノ)、ウォルター・スミスⅢという、どーしようもなく聴きたくなるメンツ!

ケンドリック・スコットは「Word Culture Music」レーベルを主催していて「 Mike Moreno / Between The Lines 」など、いい盤を出してます。これまでカート・ローゼンウィンケルやテレンス・ブランチャード、マイロン・ウォルデン、グレチェン・パーラト、パトリック・コーネリアス盤にも参加。


Gingerbread Boy
ジルジャンのアタックがこれでもかっ!てぐらい襲いかかってくる。
フロントとリズムの三つ巴でアグレッシヴな演奏。




ファースト・インプレッション
1曲目ウエイン・ショーターの「Ana Maria」 選曲の妙です。。テーマを吹くウォルター・スミスの音は洗練された音。ソロは凝縮感とキレのいいフレージング。マイク・モレノのくぐもった内向きなギターとのユニゾンはいい雰囲気で次曲以降もクール目にキマります。マイク・モレノのサウンドとジェラルド・クレイトンのフェンダー・ローズの浮遊感の相性も良くて、フロントの今っぽいサウンドにドカドカくるケンドリック・スコットのパワー。

3曲目の「You Know I Care」 しっとりしたバラード。デリック・ホッジのソロ(ロバート・グラスパー盤に参加)、ジェラルド・クレイトンの柔らかなタッチがいいですね。

4曲目「Metamorphosis」 ウォルター・スミスの堂々としたテナー、太くていい音色。私的にはマイク・モレノがウォルター・スミスのソロ終わりに合わせるちょっとしたフレーズ、音色がキモ。この辺はちょっとカートっぽい入りではあります。。ケンドリック・スコット、速射砲のようにアクセントをつけてくるスピードとパワー感が気持ちいい。ジェラルド・クレイトンのソロは音数の少なさ、低体温感からはじまり、じょじょにガッツリと行くピアノ。ケンドリック・スコットのバスドラの連打やシンバルワークの多彩さは圧巻。締めはウォルター・スミスとマイク・モレノのユニゾンからモレノのソロへ。抜群なテクニックのユニット。

5曲目「No You, No Me」 唯一のオリジナル曲ですがドラムソロ。。。低音部がおどろおどろしたピアノ。

6曲目、ハービー・ハンコックの「Speak Like A Child」 ウォルター・スミスが吹くテーマ、マイク・モレノのリバーブ、フェンダーローズのジェラルド・クレイトンが原曲のモーダルっぽさを上手く引き出している感じ。
この3人の前半部の即興は聴き応えあります。それになおも渇を入れる、躍動感をプラスしていく、ケンドリック・スコットのドッシャン!ドシャン!!いくドラム。落差、ダイナミズムが面白いです。

7曲目が興味深いケニー・ドーハム曲「Short Story」 デリック・ホッジ、これまであまり注目して聴いてこなかったですが、いい輪郭のソロです。リズムの立ち上がり、テーマのアレンジが抜群にカッコいいです。マイク・モレノの内省的なソロとはち切れそうにエネルギーを溜め込んでいそうなケンドリック・スコット。その間を中和していくジェラルド・クレイトンの図?
ウォルター・スミスのソロ、音は滑らかであったか。リズムが加速しはじめる、スピード感は尋常じゃないです。

ラストの「Lonely Woman」演奏が楽しみなラスト曲。ベースのアルコとエキセントリックなテーマ。・・・いつグワーーーんと来るかと思いましたがオドロオドロしいまま終了。この演奏はちょっと消化不良。
The Shape of Jazz to Come / Ornette Coleman - Lonely Woman (1959) の原曲を聴きましたが、この演奏に関してはオーネット・コールマンの抜け切った音が魅力。チャーリー・ヘイデンのベースもなんとも軽快に不気味さを演出。



演奏曲
1.Ana Maria (Wayne Shorter)
2.Gingerbread Boy (Jimmy Heath)
3.You Know I Care (Duke Pearson)
4.Metamorphosis (Peter Bernstein)
5.No You, No Me (Kendrick Scott)
6.Speak Like A Child (Herbie Hancock)
7.Short Story (Kenny Dorham)
8.Lonely Woman (Ornette Coleman)



関連 youtube
Kendrick Scott "Oracle" - Hey It's Me
2010年12月頃 Kendrick Scott Oracle Live at Smalls NYC
Kendrick Scott (ds)
John Ellis (ts)
Taylor Eigsti (p)
Mike Moreno (g)
Joe Sanders (b)


Live at the Iridium NYC 2010年の音源

Ben Wendel (ts)
Mike Moreno (g)
Aaron Parks (p)
Harish Ragavan (b)
Kendrick Scott (ds)
by kuramae2010 | 2012-03-09 01:55 | jazz | Comments(0)

Ben Van Gelder , Seamus Blake , Ben Wende , julian Lagel

一昨年ぐらいから時たま仕事中に聴くWBGO。
最近聴いた気になるメンツ、セッション。




Studio Session: Ben Van Gelder
Recorded November 11, 2011 at WBGO.

Ben Van Gelder – alto saxophone
Aaron Parks – piano !
Peter Schlamb – vibraphone
Rick Rosato – bass
Craig Weinrib – drums

アーロン・パークス参加盤 Ben Van Gelder / Frame Of Reference / NED  からの。






Seamus Blake at Berklee
Recorded December 7, 2011 in Boston, MA.

Seamus Blake – tenor saxophone
Dave Kikoski – piano !
Matt Clohesy – bass
Ari Hoenig – drums !

シーマス・ブレイク、アリ・ホーニグ、デヴィッド・キコスキーというメンツ!
Criss Cross「Bellwether」、Smalls「Smalls AT Live」ではビル・スチュワート。
このセッションではアリ・ホーニグへ。ギターのラージュ・ルンドが抜けました。






Studio Session: Ben Wendel
Recorded January 13, 2012 at WBGO.


Ben Wendel – tenor sax, bassoon
Gilad Hekselman – guitar !
Gerald Clayton – piano !
Joe Sanders – bass
Nate Wood – drums

ギラッド・ヘクセルマン、ジェラルド・クレイトンという旬なメンツ。
この盤予約中・・・





npr
Julian Lage On 'Piano Jazz: Rising Stars'
February 9, 2012

Julian Lage

ソロです





http://www.wbgo.org/
by kuramae2010 | 2012-02-18 01:47 | jazz | Comments(0)

Gerald Clayton  , Patrick Cornelius

d0157552_218056.jpgGerald Clayton / bond : The Paris Sessions / Decca/Emarcy Records
Gerald clayton (p)
Joe sanders (b)
Justin brown (ds)

リリース:2011.5.16




ジェラルド・クレイトンの新譜(今年5月リリース)。デビュー作収録曲がグラミー賞「Best Improvised Jazz Solo」部門にノミネートという華もある若きピアニスト。

本作「ボンド パリセッション」はヨーロッパのデュオ・ライブ公演の合間に録音されたものかもしれません(マルグリュー・ミラー、ケニー・バロンらとのヨーロッパのシリーズ物)。録音は2010年パリ「スタジオ・ド・ムードン」でグラミー受賞歴のあるジョエル・モスが担当したことからネーミングされているっぽい。ビル・チャーラップの一連のブルーノート盤がジョエル・モス。また、アントニオ・カルロス・ジョビン「ガルコスタ」など録音の良さで有名です。

1曲目はオリジナルではないですが、瑞々しいピアノからはじまる「If I Were A Bell (Frank Loesser)」。
徐々にダイナミックに動き出しブルージーなフレーズとリリカルなタッチの混在が面白い。ジャスティン・ブラウンがガンガン来る後は3人の距離がぐっと縮まる演奏でこのトリオの特長が集約されているようなトラック。

このアルバムを購入した元になった演奏が、ジェラルド・クレイトン作の9曲目「3D」の演奏。ネットラジオでヘビーローテンションでかかってました。演奏は超カッコ良くて新鮮です。ジャスティン・ブラウンの煽り方と緩急。クレイトンの「間」が新しいダイナミズムを生んでます。
11曲目収録の「All The Things You Are (Oscar Hammerstein II - Jerome Kern)」のプレイは縦横無尽で常にやわらかなタッチ。3人の軽やかな対話が聴きどころですが、・・・3分43秒で終わってしまいます。国内盤はtake2が収録。

録音時、26歳のしなやかな才能、ジェラルド・クレイトンの[bond]

d0157552_2482033.jpg












d0157552_2175292.jpgPatrick Cornelius / Maybe Steps / Positone Records
Patrick Cornelius (as)
Gerald Clayton (p)  Assen Doykin (p-9)
Miles Okazaki (g)
Peter Slavov (b)
Kendrick Scott (ds)

リリース:2011.9


パトリック・コーネリアスの3作目の新譜。ピアノにジェラルド・クレイトンが参加。まろやかなアルトの音色、抜群のテクニック。気だるさが漂うコンポジションが目立つアルバム。
1曲目からモーダルな上下感で進行する「クリスマス・ギフト」。ピアノで参加のジェラルド・クレイトンはバークリーの同級生で、寄り添うような演奏。タッチが柔らしなやかで瑞々しい音色は自身のリーダー作でも同様です。

パトリック・コーネリアスはチャーリー・パーカー、ルイ・アームストロング、ウェイン・ショーター、ジョン・コルトレーン、ドビュッシー、ピーター・ガブリエルが好きなようです。かなり気になるアルト奏者の1枚。
by kuramae2010 | 2011-11-28 01:50 | jazz | Comments(0)