うつし世は夢、夜の夢こそまこと

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Lionel Loueke / GAïA / BlueNote

d0157552_0285524.jpgLionel Loueke / GAïA / BlueNote
Lionel Loueke (vo,g)
Massimo Biolcati (b)
Ferenc Nemeth (ds)

リリース:2015.11.04





Gilfemaの2015年版と言えそうな、BlueNote盤。先月手にとって見てたのですが参加メンバーが書いてなく見送ってました。たまたま米サイトのレビューでMassimo BiolcatiとFerenc Nemethが参加したトリオ盤ということでこれ1枚を入手するためDUへ。。


ジルフェマは好きだけど、Lionel Louekeオンリーとなると二の足を踏みつつ
過去3枚のBLUNOTEリーダー盤ももってますが、、この新譜はどうか。。

録音はスタジオライブの一発録りで、BlueNote社長自らのプロデュースという力の要れよう。サウンドもいい意味で粗削りで、obliqsoundとは真逆かな。トリオですけど分厚いサウンド。Rain Wash、Forgiveness以外は割りとアグレッシブでベナンやカリブの匂い、アフロファンクなノリでLionel Louekeワールドで独特なグルーヴが遺憾なく発露してます。一聴してルエケは個性ある音を確立しきってますね。しかしながらこの発露が好きか嫌いかパッキリわかれると思います。タイトル曲は複雑なリズムで今様なコンポジション。Processionは70年代のロックな香り。ラスト曲は有名なHow Deep Is Your Love?で斬新なアレンジ。

Ferenc Nemethですがドラムス全体のエアー感がないせいか(感じられないだけ・・?)しなやかさに欠け、
ジルジャンの響きは総じて粒立ちが粗い感じでこれまで聴いた他盤や、他レーベルのサウンドを思い出すと相当な違和感がありますけど、、アグレッシブではあります。

.........この盤は演奏も音も好きではありませんけど、この3人のアルバムは今後も出して欲しい願望はずっと変わりません。



演奏曲
1. Broken
2. Sleepless Night
3. Sources Of Love
4. Wacko Loco
5. Aziza Dance
6. Rain Wash
7. Forgiveness
8. Even Teens
9. Gaia
10. Veuve Malienee
11. Procession
12. How Deep Is Your Love ?
by kuramae2010 | 2015-12-09 00:30 | jazz | Comments(0)

Ferenc Nemeth Group / Chris Potter "Creep" @ 55 Bar.

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Ferenc Nemeth Group / Chris Potter "Creep" @ 55 Bar.

Sam Yahel
Massimo Biolcati
Gilad Hekselman
Ferenc Nemeth

Gest
Chris Potter

55 Bar, May 20, 2015

いいメンツ!!
僕的には、Ferenc NemethにMassimo Biolcatiというだけで、
どんな盤でも入手するんですが、、さらにSam Yahel にGilad Hekselmanです。
音源がリリースしてほしいメンツ。



動画はおそらくスマホで録られたものかと。。P2は歪み多し。




Gilad Hekselman Trio
こちらはヘクセルマン・トリオですが、、ヘクセルマンっぽいスイーツな楽曲に耽美なインタープレイ。


Gilad Hekselman - Guitar
Reuben Rogers - Bass
Ferenc Nemeth - Drums


Gilad Hekselmanの新譜が出ているんですが、ドラムスがFerenc Nemethじゃないんですよねえ、、、
最近のイスラエル勢ではShai Maestro Trio のゲストにKurt Rosenwinkel & Avishai Cohenとか大出世?です。
by kuramae2010 | 2015-10-17 23:28 | jazz | Comments(0)

Javier Vercher & Ferenc Nemeth / Wheel of the time / Fresh Sound New Talent

d0157552_1124220.jpgJavier Vercher & Ferenc Nemeth / Wheel of the time / Fresh Sound New Talent
Javier Vercher (ts,bells)
Ferenc Nemeth (ds,per)
Lionel Loueke (g,vo) 2,5,6,7
Chip Taylor (read) 11
リリース:2006



2006年リリースのJavier Vercher & Ferenc Nemethデュオ盤。ゲストにLionel Louekeが参加。
Javier Vercherはあまり知らないですが、Jose Maria Carles / Travelling Forward でLogan Richardsonよりいい印象だったので入手。Vercherのプレイは体幹の強そうな、排気量があっても瞬発力ある太い声(サックス)が魅力的。ただし、音切れの伸びたフレージングに一癖あり。

2人は昨年、 Dreamer's Collective RecordsからDAVID KIKOSKIも参加した、JAVIER VERCHER / FERENC NEMETH, with the collaboration of DAVID KIKOSKI / IMAGINARY REALMが出てます。


「Wheel of the time」の第一印象は『音がいい』ですw
特にゲストのLouekeが登場しない曲は、打楽器とサックスだけ(和音楽器なし)のアコースティックなデュオで展開されるんですが、ここまで世界を広げられるか?という驚き!!鳴らす機械はあんまり関係なしでスーパーナチュラル。Nemethのドラムスやパーカッションのアタック、エアー感を背景にした、Vercherの音の彫り込み具合、浮き彫り感がハンパなく濃密さが濃い。録音・ミックスにMichael Brobyで、マスタリングが『Michael Perez Cisneros』。この人が関わった盤はこの3年で2,30枚は入手してしまっていると思います。

Michael Perez Cisnerosの最近の盤では、
Randy Ingram / Sky/Lift (Engineer, Mastering, Mixing)
Gilad Hekselman / This Just In (Engineer, Mastering, Mixing)
Omer Avital / Suite of the East、Third World Love / Songs and Portraits (Mastering, Mixing)とかもですね。
サウンドは「?」ですが、Nir Felder / Golden AgeではGuitar Engineerで参加でした。



d0157552_1261637.jpg




「Wheel of the time」は2人の演奏と対峙したり、濃密でエキゾチックな無国籍空間へワープできる。




演奏曲
1. Introduction
2. Second Choince
3. Andy's Song
4. Tabarka
5. Cosmic Serpent
6. Broken Shadows
7. Wheel Of Time
8. Nemeth Sketch
9. Als- Berebers Del Sud
10. Faviercher
11. Where Everything Is Music
by kuramae2010 | 2014-08-09 22:15 | jazz | Comments(0)

José María Carlés / Travelling Forward / Nuba Records

d0157552_23344385.jpgJosé María Carlés / Travelling Forward / Nuba Records
José María Carles (piano, Fender Rhodes)
Logan Richardson (as)
Javier Vercher (ts)
Massimo Biolcati (b)
Ferenc Nemeth (ds)




guest
Lionel Loueke (g)
Lara Bello (vo)
Ruben Carles (b)
リリース:2012.




フェレンク・ネメス の新譜でも書いていたJosé María Carlés の2012年盤。この盤はメンツが抜け目なく探していた盤。アルトサックスがLogan Richardson、テナーにJavier Vercherが参加。ベーシストにMassimo Biolcati、ドラムスがFerenc Nemethです。

最初はとっつきづらく、派手さはないだろけど、聴けばきくほど味わい深い盤だろうという予測のもと1曲目の「Travelling Forward」から、、のっけからカッコいいネメスに、カルレス&ビオカルティが絡んだサウンドがさり気なく異次元。2管でハモったテーマがダークでうねる。はじめの5,60秒で『新しい旅』っぽさが伝わってくるようなコンポジション。トーンは辛口でタルさがない、ビターな現代コンテンポラリー。

このメンツだと新しい表現を模索するんだと思いますが、ここ数日、古い音源を聴いていので、頬をスパッと斬られたような感覚。。

全編、テナーのハヴィエル・ヴェルシァ(仮名?)が意外に良い仕事っぷり。リチャードソンは"らしい"個性が出てます。カルレスは前面というより裏方?でビオカルティのベースと呼応した音が目立つ感じ。4曲目の「Eclectik Dance」は、リオネール・ルエケが参加してまして、ルエケ色が前面に出たコンポジション。「Zaida」にもルエケ参加。ボイスでLara Belloが参加し、まったり色気たっぷりな演奏。

7曲目「Como tú quieras」は、4ビートでオーソドックスながらもタイトでクールなネオ・ハードパップ。ビオカルティがツンツン、グングン奔るいい演奏。フェンダーローズのカルレスも渋い。ラストの「Luniwaz」はアップテンポで変拍子もありつつ、スピード感あるチューン、シンセが微妙な響き。。


職人肌でサウンドの研磨度が高い盤。
ネメス&ビオカルティのリズムセクションは、相変わらずいい。



演奏曲
1. Travelling Forward
2. Longa´s Odissey
3. Dreams
4. Eclectik Dance
5. Intro
6. Zaida
7. Como tú quieras
8. Luniwaz







by kuramae2010 | 2013-11-28 00:34 | jazz | Comments(0)

Ferenc Nemeth / Triumph / Dreamers Collective Records

d0157552_152182.jpgFerenc Nemeth / Triumph / Dreamers Collective Records

Joshua Redman (ts,ss)
Kenny Werner (p)
Lionel Loueke (g, vo)
Ferenc Nemeth (ds, per)



Richard Nant (trumpet, flugelhorn)
Juampi Leone (fl)
Carlos Michelini (cl)
Martin Pantyrer (bass clarinet, baritone sax)
Barbara Togander (vo)
Maria Noel Luzardo (bassoon)
リリース:2012



ハンガリーのドラマー、フェレンク・ネメスの2012年盤。
ショップに行ったらリーダー盤、参加盤は必ずチェックするドラマーの一人。
・・・ドラムの「f~H」という括りなんですがw

全曲ネメスのコンポジション。間奏曲が入るパターンでこの盤の場合は導入かなと思います。

1曲目のイントロでジョシュア・レッドマンとリオネール・ルエケの暗鬱な始まり・・・かなり好きくない音。理由はちがいますがレッドマンとルエケはあまり好きなタイプではない。

購入した当日はこれで聴くの辞めましたw


2曲目収録のアルバムタイトル「Triumph」は、キャッチーなテーマと複雑なリズム&ハーモニーの現代コンテンポラリー。沈静化するルエケの間奏。アフリカ色なしで何気にいい曲。そのフローのまま「Purpose」へ。洗練されたコンポジション。タッチが硬質で現代音楽色も感じさせるワーナーのモーダルなソロ。バスクラなどが入り厚みあるバンド演奏!根底には緩急あるネメスのドラミング。やわらかくグルーヴさせる巧さやシンバルレガートの繊細さと大胆さが際立つ。ミキサールームで音色や濁りなどモニタリングもかなり気を遣っていると思われます。

2つ目の間奏はネメスソロからレッドマンとの対マンのまま、キャッチーなテーマの「Joy」へ。曲途中で断ち切るようなルエケのボイスで一気にアフリカンな気分を"抜いた"ジルフェマ感からスケールあるバンドサウンドへ、緩急とソロの対比が上手い。時にジルフェマでのルエケは演奏が"ぎくしゃく"する感覚があったりしますがこの盤では終始こってりしてなく好み。

8曲目「Longing」唯一のバラード系でレッドマンとワーナーの絡み、、、とても古めかしい。
間奏みたいな「Hope」ルエケ、ワーナー、バスーンの新鮮な演奏。

「Sorrow and Wishful Thinking」は、意味合いはちがうけどアントニオ・サンチェスで言う「New Life」に当るサウンドかな。


この盤、1枚で3度美味しいみたいなつくりで、幅が広く、巧い。サウンドがいい。また、メンバー全員に焦点が当ってます。ただ、Ferenc Nemeth / Night Songs / Dreamers Collective Records の「vera」や「new song」みたいなダークな緊張感が希薄なのが惜しい。ジャズ特有の匂いも薄いかも。。

録音mixはマイケル・プレイズでマスタリングはアヴァター・スタジオで内藤克彦氏が担当。
音質はプロフェッショナルでどの音もつぶれず空間に解き放れている感じ。熱い温度感と浮遊した時の艶ッ気がこれまでのジルフェマ進化系の音楽性をよく顕していると思います。




演奏曲
1. Intro
2. Triumph
3. Interlude I
4. Purpose
5. Interlude II
6. Joy
7. Interlude III
8. Longing
9. Hope
10. Interlude IV
11. Sorrow and Wishful Thinking
12. Hope II



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今年リリース盤
Imaginary Realm. Javier Vercher ? Ferenc Nemeth (Dreamers Collective Records), 2013
Javier Vercher . Sax
Ferenc Nemeth . Drums
Dave Kikoski . Piano

Javier Vercher Quartet featuring: Dave Kikoski(~David Kikoski)
http://www.youtube.com/watch?v=LBDTXEUutf0


Jose Maria Carles / Travelling Forward
Jose Maria Carles (p, fender rhodes and synth)
Logan Richardson (as)
Javier Vercher (ts)
Massimo Biolcati (b)
Ferenc Nemeth (ds)




「Triumph」の録音が2010年4月でフェレンク・ネメスは
最近、東欧の民族音楽をとジャズの接点も模索しているようです。
by kuramae2010 | 2013-08-31 01:48 | jazz | Comments(0)

Emmanuel Vaughan-Lee / Borrowed Time / Fresh Sound New Talent

d0157552_2327199.jpgEmmanuel Vaughan-Lee / Borrowed Time / Fresh Sound New Talent
Mark Turner (ts) except5
Dayna Stephens (sax) 5(ts)
Erik Jekabson (tp, flgh) 1,3,7,9
Albert Sanz (p, Fender Rhodes)
Emmanuel Vaughan-Lee (b)
Ferenc Nemeth (ds)
リリース:2005.2





エマニュエル・ヴォーン・リーというベーシストの2005年の実質デビュー盤です。

フェレンク・ネメス、アルバート・サンス、ダイナ・スティーブンスからのメンツ買い。ヴォーン・リーは17歳から西海岸でブルース・フォアマン、エド・ケリーらと共演し、奨学金を受けてバークリーに進学し、現在は西海岸を中心に活動中らしいです。

この盤、ヴォーン・リーのウッド・ベースの太さ加減や響きが自然。フェレンク・ネメスのシンバルの粒立ち、タムの響きもいい具合。1曲目はヴォーン・リーのオリジナルで、コンテンポラリー感満点のサウンドでFSNTっぽいノリ。サンスのローズがやたらクールでペシパシ入るネメスとの相性もいい。この2人、昨年から「Ferenc Nemeth Trio」で活動しているようです。「Esperanza」はアルバート・サンスで、曲もいいしピアノもイイ。マーク・ターナーのソロはピーキーに駆け上がっていく曲折的?なフラジオがかなりあって音がヒステリックな感じかなあ。。

5曲目はフェレンク・ネメスが参加した盤ではかなりの確率で演奏されている「Vera」。ダークなテーマや不気味なビート、多層なハーモニーで隠れた?名曲だと思います。この盤ではフロント陣が強力で煩いくらいウネウネ、ぐねぐねしてまして、絡んでほぐれないほど濃いw サンスやヴォーン・リーのクールさが引き立つ感じ。
スティングのバラード「La Belle Dame Sans Regrets」は、トリオで相変わらずベースの音が太くいいミキシング。懐かしい感じの録音でピックアップ・マイクとか付けずにウッドベース全体と空間が響く。サンスが切ないテーマをモーダル感たっぷりにうたう感じも聴きどころ。


不確定ですが、ヴォーン・リーは映画監督やもやっているようで、この盤をリリースして以降「Chaplin-The Ballet 」プロジェクトや何本かの映画を撮って、映像関連の賞をとっているようです。
Emmanuel Vaughn-Lee: Deep Water



演奏曲
1. Bella (E.Vaughan-Lee)
2. Maybe So, Maybe No (E.Vaughan-Lee)
3. I Love NY (E.Jekabson)
4. Esperanza (A.Sanz)
5. Vera (F.Nemeth)
6. La Belle Dame Sans Regrets (Sting)
7. Borrowed Time (E.Vaughan-Lee)
8. Ginny's Place (E.Vaughan-Lee)
9. Shall We? (E.Vaughan-Lee)
10. Low Key Lightly (D.Ellington)
by kuramae2010 | 2013-05-30 00:14 | jazz | Comments(0)

Federico Casagrande / Spirit Of The Mountains / Dodicilune

d0157552_125095.jpgFederico Casagrande / Spirit Of The Mountains / Dodicilune

Federico Casagrande (g)
Stefano Senni (b)
Ferenc Nemeth (ds)

リリース:2009.02.15





最近、良く聴くトリオ盤。
1980年生まれのギタリスト、フェデリコ・カーサグランデのリーダー盤です。フェンレク・ネメス買い。
カーサグランデは2007年のギブソン・モントルージャズ・ギター・コンペティションの優勝者。ギラッド・ヘクセルマンが2005年。巧さが相等に際立ちながらも、内向きで仄暗いトーン。グルーヴ感ほぼなし。

夜中、一人で聴いいてる時、どっかんどっかん来られてもちょっと鬱陶しい、と感じた時に聴くとすぐ側に忍び寄ってくるサウンド。コンポジション的にはかなり辛口でメロディとかはドライ。ヒットの予感がない構成(3年前ですね)・・・

でも、私的にリピート率が高い盤です。
先日、ようやくアサフ・ケハティとジョルディ・マタスが届いたので現代ダーク系ギターの3枚。



演奏曲(オールコンポジション:フェデリコ・カーサグランデ)
1. Beyond
2. New
3. Himalaya
4. Desert
5. Running Slow
6. Foroyar
7. Pelmo
8. Point Of View
9. Signore Delle Cime




d0157552_16692.jpg
Copyrights (c) - Federico Casagrande
by kuramae2010 | 2012-12-03 00:55 | jazz | Comments(6)

Ferenc Nemeth / Night Songs / Dreamers Collective Records

d0157552_044767.jpgFerenc Nemeth / Night Songs / Dreamers Collective Records

Mark Turner (ts)
Chris Cheek (ts)
Aaron Parks (p)
Lionel Loueke (g)
John Patitucci (b)
Ferenc Nemeth (ds)

リリース:2007.6.26




彼これ百回以上は聴いていると思う、フェレンク・ネメスの自主制作盤、ナイト・ソングス。
イタリアから復刻盤(中古:リリース2009年?)があったので仕入れました。
この『Night Songs』、 これまでログしてると思っていましたが、ない。。。

リリース当時、ジャズから遠のいていたけど、たまたま聴いていた盤。
復刻盤序でにフェレンク・ネメスがサイドで参加の下記盤も購入・・・
School of Enlightenment / Francisco Pais
The source in between / Elio Villafranca(1曲のみ参加)
Spirit of the Mountains / Federico Casagrande



アルバム「ナイト・ソングス」の録音は2005年でリリースが2007年6月26日。メンバーはマーク・ターナー、クリス・チーク、アーロン・パークス、リオーネル・ルエケ、ジョン・パティトゥッチ。ベースがビオカルティではない・・・。マーク・ターナーは怪我前の演奏。


「War」 鳴った瞬間から、、、数十秒。とんでもなくシズル感があって、フェレンク・ネメス独特なドライブ感や繊細なシンバル・レガートはもちろん、メンバー全員が上手くて、"雰囲気"ある世界を創造したトラック。このデビュー盤はウェイン・ショーター「E.S.P」をのぞいて、クレジットではフェレンク・ネメスのコンポジション、アレンジです。

2曲目の 「A Night」 導入からアーロン・パークス、リオネール・ルエケまでの流れのドラマチックさ!は今も新鮮。しなやかなドライブ感はフェレンク・ネメス。4曲目の 「Vera」 は、曲も演奏も重々しいコンポジション。テナー2管とルエケのヴォイスが、うねる夜の闇を幾重にも紡ぎ、マーク・ターナーがじわーっと彷徨いながらその闇を切り裂いていく感覚。切り裂いても見えるのは闇?

「Intoro To E.S.P.」は、もろアーロン・パークスな世界。7曲目の「New Song」Veraと同構造っぽいコンポジションで、テーマが抜群にクール。初めて聴いた当時ゾワゾワした感覚。。クリス・チーク、マーク・ターナーの2人が奏でるうねる陰影感あるハーモニーの色気、艶ッ気。録音当時23,4歳だったアーロン・パークスのソロも凛々しい。

9曲目 「Theme To L.L.」 たぶんクリス・チークのソプラノが印象的な演奏。アレンジもシンプル。10曲目、もろルエケなコンポジション。ヴォイス炸裂でルエケ。。。パティトゥッチの細いソロ。続く「Raindance」フロント2管の輪唱?おもしろいアレンジ。どことなく懐かしさある演奏。ラスト曲「Lullaby」ハンガリー民謡がモチーフ?宙を舞うような思索的かつ不安定さも感じるマーク・ターナーは、実は意外と時代を巧みに直感的に表現しているのかもしれません。クリス・チークかな・・・

全演奏で感じるダークな色合いとうねるシズル感、グルーヴ感は、2007年のジャズを代表した1枚。フェレンク・ネメスのコンポーザー的な才能も際立ってました。


演奏曲

オリジナル盤
1. War...
2. A Night
3. Intro To Vera
4. Vera
5. Intro To E.S.P.
6. E.S.P.
7. New Song
8. Ballad For the Stars
9. Theme To L.L.
10. L.L.
11. Raindance
12. Lullaby


Jazz Engine Records盤(復刻盤)
1 War
2 A Night
3 Intro To Vera
4 Vera
5 New Song
6 Ballad For The Stars
7 Theme To L.L.
8 L.L.
9 Lullaby


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アルバムとは関係ないエリック・ハーランド、フェレンク・ネメス、アヴィシャイ・コーエン(tp) らのセッション。
Eric Harland Ferenc Nemeth Avishai Cohen Joel Frahm Siena Jazz


現在いくつかのユニットで活動しているフェレンク・ネメスですが、新しいユニットのメンバーにギラッド・ヘクセルマン、サム・ヤヘル、クリス・チークが参加しているようです。自主制作シングル以外にも、Dreamers Collective Recordsからアルバムも出るかもしれません。ぜひ、リリースして欲しいメンツ。

Ferenc Nemeth Shapeshifter Lab Brooklyn, NY  2012.3.12
Ferenc Nemeth joins forces with Chris Cheek, Sam Yahel, and Gilad Hekselman
by kuramae2010 | 2012-06-13 00:55 | jazz | Comments(6)

Lionel Loueke / Karibu / Blue Note

d0157552_1864470.jpgLionel Loueke / Karibu / Blue Note
Lionel Loueke (g,vo)
Massimo Biolcati (b)
Ferenc Nemeth (ds)

Heabie Hancock (p) M-2,7 , Wayne Shoter (ss) M-5,7
リリース:2008.3



前回購入したジルフェマがすごく良かったので(特にフェレンク・ネメスのコンポジション)、
大御所、後見人ゲスト参加のブルーノートからの「Karibu」を仕入れました。

・・・ジルフェマの演奏と基本、同じ感じです。
同じメンツだから当たり前なんですが、ルエケ自身のサウンド、コンセプトが同じ世界観のように感じました。
より一層、南国パラダイス色が加速し、ハービー・ハンコックはいいのかもしれませんが、ウエイン・ショーターは違和感が出ている感じもします。

録音が良いのか?突然あらぬ方向から生々しい音が出てびっくりします。。
by kuramae2010 | 2012-01-07 18:33 | jazz | Comments(0)

Francisco Pais Quintet / Not Afraid of Color / Fresh Sound New Talent

d0157552_17535329.jpgFrancisco Pais Quintet / Not Afraid of Color / Fresh Sound New Talent
Francisco Pais (g,comp)
Chris Cheek (ts,ss)
Leo Genovese (p,Fender Rhodes)
Massimo Biolcati (b)
Ferenc Nemeth (ds)


リリース:2006.3
Recorded at Peter Karl Studios, Brooklyn, New York, December 2004



このクインテット、抜群な演奏!!
発売当時に聴いてたらたぶん、その年のベスト盤かも。1曲目の中盤からゾクゾクきますw
 
ポルトガルのギタリスト、フラシスコ・パイスの2004年9月録音、2006年リリースのデビュー盤です。
このメンツ、ジルフェマのリズムとフロントにクリス・チークというユニット。ピアノはオバマ大統領イチ推しのエスペランサ・スポルディングの「エスペランサ」に参加したアルゼンチンのレオ・ジェノヴェーゼ。


全コンポジション、フランシスコ・パイスで幾重にも練られたアンサブル、ハーモニーの綾が絶妙で最近聴いた中ではベスト。フラシスコ・パイスとクリス・チークのユニゾンは快感。ギターのテクニカルな面でのインパクトはあまり感じません。。

メンツ買いしたため、リーダーであるフランシスコ・パイスのルーツは何かなと、思いググッたところ、
まず父親の影響でポルトガル古典音楽、ファド、クラシック、ブラジル音楽、ロック、バークリーでの専攻が「コンポジション科」などのキーワードが出てきました。ニューヨークでの活動はシーマス・ブレイク、グレチェン・パーラト、マイロン・ウォルデン、マーカス・ストッリックランド、ジョー・サンダースらとセッションしたりしていたようです。Smalls Live 他、北米、ヨーロッパなどで活動。


2006年当時の評価は、フィルディ・ピエトロとマヌエル・ホルヘヴェローゾ(ポルトガル)が2006年のトップ10に選び、米国All About Jazzの2006年ベストCDに選ばれていました。


d0157552_18182484.jpg



現在は自身のレーベル「PRODUCT OF IMAGINATION RECORDS」を主催しているようです。
2010年以降のリーダー作があるのか不明です。
by kuramae2010 | 2012-01-07 18:01 | jazz | Comments(0)