うつし世は夢、夜の夢こそまこと

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Mike Moreno / Lotus / World Culture Music

d0157552_041330.jpgMike Moreno / Lotus / World Culture Music
Mike Moreno (g)
Aaron Parks (p)
Doug Weiss (b)
Eric Harland (ds)

リリース:2015.12.01





Mike Morenoの12月にリリースされた新譜ですが、DL版しか聴いてません。
穢れのないピュアな世界でMike MorenoとAaron Parksのハーモニー、和音が溶け合い儚く浮遊する様は現実世界と乖離したくなるような雰囲気。昨年新宿やyoutubeでも聴いた「The Hills Of Kykuit」やアルバムタイトル曲「LOTUS」はAaron Parksの存在が際立つ仕上がり。

モレノの音も独特のピュアな陰影感を醸しているんですが、Aaron Parksとのアンサンブルはゾクっとするものが奔ります。熱さや疾走感、グルーヴ感、激しさ、衝突、反体制etcとはある種無縁な"個"な世界.........
JAZZという括りを付けたり、何かと融合していることも取り立て言う程、意味がない時代かもしれませんが、この盤は往年のジャズの文脈ではない、と感じられる方もかなりいるんではと思います。

iPhoneや眠れない夜中に独りで聴く音楽としては、すごく良い作用をしてくれそうです。
おそらく、昼の世界が超多忙でアグレッシブな世界で暮らしている方ほど沁みてくる盤じゃないかと。




演奏曲
1. Intro
2. The Hills Of Kykuit
3. Lotus
4. Hypnotic
5. The Empress
6. The Last Stand
7. Can We Stay Forever
8. Blind Imagination
9. Epilogue-The Rise


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ゲセワですが、先週末から仕事関連の忘年会シーズンで、今週から挨拶回りの出張が続きます。。
挨拶回りだけなので、夕方から現地入りww どうーなんだろ、、辞めるべきかもしれませんが、誰も言い出さない年の瀬。

個人的にはあまり激しい1年ではありませんでしたが、世の中はとても切なく混沌としました。底知れない程に。
2010年、僕が十数年ぶりにジャズを聴き始めた時に、一部のジャズマン達が憂いていたことがはっきり出てきた年でもあったと思います。盤ごとにちょこちょこログっていましたが、彼らは世界やルーツの合わせ鏡のような鋭い感性でちょっと先のことを予感していたと思います。しかもかなり深く。ある意味では、もう離脱してしまった、祈りのモードに突入していると感じたジャズマンもいました。
世界のニュースとして表沙汰になる事柄の多くには、なんともならない理由や歴史があって、忙しい現代では深い所までは教えてくれなかったり、考える暇もないようです。今活動しているジャズマンやヒップホップの人達のアルバム周辺を見聴きするだけでも、そのメッセージから解ける事や、分る事がたくさんあった一年でした。表現者は現時点の立ち位置から、そうそう逃れられなく、ましてや僕なんかはどっぷり日常に流されたまま胡坐をかきつつ、あくせくしているどうしようもない毎日、、、どうしたものか。
by kuramae2010 | 2015-12-09 01:01 | jazz | Comments(4)

Eric Harland voyager / Vipassana / GSI Records

d0157552_0105086.jpgEric Harland voyager / Vipassana / GSI Records
Walter Smith Ⅲ (ts)
Taylor Eigsti (p)
Julian Lage (g)
Nir Felder (g)
Harish Raghavan (b)
Eric Harland (ds)
Chris Turner (vo)
リリース:2014.8.11



新譜コーナーでずっと聴き込んでしまったEric Harlandの新譜。
参加メンバーで入手したんですが、ショップのヘッドフォンコーナーで試聴。
ついつい長居...

全曲Harlandのコンポジションでコンセプチュアルな盤。
Julian LageとNir Felderが5曲づつ参加!グッと来るメンツ。Walter Smithのサックスはタイトルをおもわせるトーン。フロントのユニゾンやEigstiピアノとHarlandドラムスとの"ハモり"などから聴こえてくる、旬なサウンドはカッコいいのでBGM的に聴いてる時の断片だけでもすこぶるクール。Harlandもこれでもかとタイトなビートを聴かせてくれます。が、演奏を浴びる快感、グルーヴ感というよりは、アレンジの妙やテーマなどのコンセプトが前に出てます。それでも私的に『Black Radio1,2』の数倍はカッコいい...もっとか。

Vipassana 
古典&現代ジャズも呑み込んで、彼らと同時代のスタンダードな表現で、さらに深いルーツへも逆流する。完全に拡張・覚醒している感じ。世代によって温度差が出る盤でしょうね。おそらく、わかりきった上で振り切ってるけどw
オッサン的にはガッツリ熱くジャズっぽくw イクところも聴きたい。


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by kuramae2010 | 2014-08-31 00:33 | jazz | Comments(0)

Eric Harland / VOYAGER live by night / Space Time

d0157552_22481323.jpgEric Harland / VOYAGER live by night / Space Time
Walter Smith Ⅲ (ts)
Julian Lage (g)
Taylor Eigsti (p)
Harish Raghavan (b)
Eric Harland (ds)
ライブ演奏:2008.10.19-22 Palis Sunside Club live





1曲目からこのユニット、エリック・ハーランド、すごい。
他メンバーのテンションもイイ!ウォルター・スミスⅢ世、ジュリアン・レイジ、テイラー・アイグスティ、ハリッシュ・ラガバン。
ハーランドはグルーヴとか生易しいモンじゃなく、突然、ナニかがヴゥワーッと噴出してくる感覚。こういう感覚はブライアン・ブレイドにも感じますが、うねる感じやスピード感に若さwがあるのかな。。

数日間のパリでのライブを78分にまとめたライブ盤。ハーランドのスピード感と緩急の連続、テンション高っ!ウォルター・スミスⅢ世ソロとテイラー・アイグスティのキラリと光るアイデアは良い感じ。
ベースのラガバンは控え目。レイジは意外とスレートでシンプル。

そんな中で、珍しいスローなトラック「 Turn Signal 」は、レイジ、アイグスティのソロが際立ち、ミステリアスでダークな香りが漂う演奏。ライヴで混沌とする状態でのアイグスティの存在感は新鮮、意外な驚きでした。
バックにまわったウォルター・スミスⅢ世の巧さやハーランドの多彩な緩急の付け方、ドラミングが冴えて音の種類が多いこと。「Voyager 」のウォルター・スミスⅢ世ソロバックのハーランドのドラム、あれだけ叩いて音数も多いけど煩くない。すこぶるパワフルで斬れるブライアン・ブレイドを彷彿。全曲通して何度か聴くと、コンポジションが似ているんじゃない?という感じをうけました。。。
4年も前のライブ盤です。


たぶん、このライヴ盤の動画でしょうか(ソロ・一部)





演奏曲
1. Treachery
2. Intermezzo 1
3. Turn Signal
4. Voyager
5. Intermezzo 2
6. Development
7. Eclipse
8. Intermezzo 3
9. Cyclic Episode
10. Get Your Hopes Up Part 1
11. Get Your Hopes Up Part 2
12. Get Your Hopes Up Part 3
13. Get Your Hopes Up Part 4



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この盤をアルテック415励磁型とWE594を核にしたスピーカーで聴く機会がありました。
モノは古いけど、音がやたら速く軽いので、このへんのソースも面白い世代格差。
by kuramae2010 | 2012-12-03 00:44 | jazz | Comments(0)

SF Jazz Collective / Live in New York 2011 · Season 8 / SFJAZZ Records

d0157552_005853.jpgSF Jazz Collective / Live in New York 2011 · Season 8 / SF Jazz Records

Miguel Zenón (as)    Mark Turner (ts)
Avishai Cohen (tp)   Robin Eubanks (tb)
Stefon Harris (vib)   Edward Simon (p)
Matt Penman (b)     Eric Harland (ds)

リリース:2011.9.13



このメンツで、スティービー・ワンダー集♪
ステフォン・ハリス、エリック・ハーランドは神w
音が弾む、濃いグルーヴ!

マット・ペンマンっていいかも。



演奏曲
Disc 1
1. Sir Duke – Stevie Wonder (arranged by Avishai Cohen)
2. Do I Do – Stevie Wonder (arranged by Eric Harland)
3. Family – Avishai Cohen
4. Blame It On the Sun – Stevie Wonder and Syreeta Wright (arranged by Mark Turner)
5. Superstition – Stevie Wonder (arranged by Miguel Zenón)

Disc 2
1. Race Babbling – Stevie Wonder (arranged by Robin Eubanks)
2. Visions – Stevie Wonder (arranged by Stefon Harris)
3. Orpheus – Mark Turner
4. Young and Playful – Edward Simon
5. The Economy – Matt Penman

Disc 3
1. Life Signs – Stefon Harris
2. Creepin’ – Stevie Wonder (arranged by Matt Penman)
3. Metronome – Robin Eubanks
4. More to Give – Miguel Zenón
5. Eminence – Eric Harland
6. My Cherie Amour – Stevie Wonder, Henry Cosby and Silvia Moy (arranged by Edward Simon)



関連動画









New SFJAZZ Collective
"Music of Stevie Wonder and New Compositions" - Live in New York 2011 Season 8
by kuramae2010 | 2012-07-04 00:14 | jazz | Comments(0)

Taylor Eigsti / Let it Come to You / Concord Jazz

d0157552_145613.jpgTaylor Eigsti / Let it Come to You / Concord Jazz
Taylor Eigsti (p)
Harish Raghavan (b)
Aaron McLendon (ds)
Joshua Redman (ts)
Julian Lage (g)
Eric Harland (ds)
Rueben Rogers (b)


Edmar Castaneda (Colombian harp)
Dayna Stephens (ts)
Ben Wendel (ts)
Evan Francis (fl)

リリース:2008.05.8



テイラー・アイグスティのリーダー盤。超豪華なメンツな誘われました。
年末あたりに仕入れて1,2回聴いた時は線が細い印象。なんとも聴きドコロを失くしてしまい仕舞った記憶。



インプレッション
1曲目コール・ポーターの「I Love You」、疾走感、透明感あるピアノ。ソツのないまとまりあるトリオ。フェードアウト。。続く「Timeline」はマイケル・ブレッカー遺作。ジョシュア・レッドマンは存在感ありすぎ。エリック・ハーランドのドラムは立ち上がり、音離れが速い。3曲目「Not Ready Yet」線が細いピアノ。

繊細な響き、ジュリアン・レイジの寄り添う「Caravan 」スタンダードですが、、、アレンジの妙味。ジュリアン・レイジのリバーブとエフェクトがかかったギターが前面に出てますが、微妙。5分以降のルーベン・ロジャースのソリッドに駆け上がっていくベースとテイラー・アイグスティのミラクルなピアノは圧巻。次曲はジュリアン・レイジとのデュオ 「Portrait in Black and White 」。録音当時この2人は20才ぐらい?テイラー・アイグスティはクラシック・ピアノをかなりやってたのかなと想像。

ウェイン・ショーターの「Deluge」 はじめの数小節のピアノ、、張り詰めたテンション。ハード・バップなスタイルでいきますが、後半途中の左手と右手の使い方はあまり聴いたことがなく、新鮮。続く「Fever」 コロンビア・ハープを弾く、エドマール・カスタネダとのデュオ。高域にエネルギーが寄ってる気がしますが、ピアノの解像度が高いので、指から鍵盤、弦を叩く音が斬り立ったてきます。ここまでアレンジのバリエーションが楽しい。
テイラー・アイグスティのオリジナル曲「Let It Come to You」。情感たっぷりなトリオ。エリック・ハーランドのブラシは特長があるなぁ。ルーベン・ロジャースのベースもいい歌いっぷり、、フェードアウト。



「Part I: Fallback Plan Suite」からパート3までオリジナル。サックスは先日新譜を聴いたダイナ・スティーブンス(ステフェンズ)、最近聴いているベン・ウェンデルが登場します。エリック・ハーランドの自由でタイトなプッシュ。このアルバムはここからが今的に演りたいことなのかもしれません。。緩いビートとタイム感がズレたようなアンビエント感漂うパート2。2000年以降でしかないコンポジションだと思います。たぶん。パート3のリズムの立ち上がり方、めっちゃクール!!ハーモニーの造りとリズムのカンレン性なんかは楽理がわかるともっと深く面白そうです。



収録曲
1.I Love You (Cole Porter)
2.Timeline (Michael Brecker , Pat Metheny)
3.Not Ready Yet(Jon Brion-Mark Everett)
4.Caravan (Juan Tizol-Duke Ellington)
5.Portrait in Black and White (Antonio Carlos Jobim-Chico Buarque)
6.Deluge (Wayne Shorter)
7.Fever (Eddie Cooley-John Davenport)
8.Let It Come to You(Taylor Eigsti)
9.Less Free Will (Part I: Fallback Plan Suite)(Taylor Eigsti)
10.Not Lost Yet (Part II: Fallback Plan Suite)(Taylor Eigsti)
11.Brick Steps (Part III: Fallback Plan Suite)(Taylor Eigsti)
12.I Got It Bad and That Ain't Good (Ronnie Matthews) ※国内盤




youtube
Taylor Eigsti Trio- Speaking Song

Taylor Eigsti - piano
Harish Raghavan - bass
Kendrick Scott - drums

2010
by kuramae2010 | 2012-04-11 00:57 | jazz | Comments(0)

Aaron Parks / Invisible Cinema / Blue Note

d0157552_2135858.jpgAaron Parks / Invisible Cinema / Blue Note
Aaron Prarks (p)
Mike Moreno (g)
Matt Penman (b)
Eric Harland (ds)
録音:2008.1




遅まきながら、アーロン・パークスのブルーノート初リーダー作を仕入れました。今から約3年前の当時24歳のアルバムですが、一聴目、1曲目からすごいピアニストだということが伝わってきます。全演奏聴き終わるとオリジンナリティがありセンスの塊のようなコンポーザーだなあと感じられます。

Nemesis:シンプルなピアノ和音の繰り返しの上でマイク・モレノのエフェクトの強いギターソロからピアノソロ、また同じフレーズの繰り返し。。ソロがアドリブだけで終わらない感じで面白い。
karma:この曲の構成、ちょっとかっこいい!ベースのぐいぐい感、ギターソロ時のピアノとベースのユニゾンバッキング?はじめて聴く記憶。


ブルース、プログレ、ロック、ジャズなど多層レイヤー構造、多様なテクスチャながら美味さのレベルが揃ったミルフィーユ!メロディが繊細で、今っぽい響きに通じるサウンドもあるけど、それだけに終わってないところに凄さを感じます。・・・狙った音だと思いますが、1曲目などのシンバルの薄さ、ガラスっぽい響きはちょっと疑問。






・・・ブルーノート盤の現代ピアニスト3人の演奏は違和感なく心地よいい。


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台風の猛威、自然の力に圧倒される週末でした。
人の造ったどーしようもない不完全な装置の猛威にも落胆する週末でした。
by kuramae2010 | 2011-09-06 01:53 | jazz | Comments(0)