うつし世は夢、夜の夢こそまこと

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Edward Simon / Unicity / Cam Jazz

d0157552_1321159.jpgEdward Simon / Unicity / Cam Jazz
Edward Simon (p)
John Patitucci (b,el-b)
Brian Blade (ds)

録音:2006.2.26.27





「Unicity」はたしか2011年の3月か4月ぐらいに入手した盤。昨年この盤と同一メンバーで、Live盤をリリースしたEdward Simonの2006年旧譜。今年も精力的に「Venezuelan Suite」などEnsemble Venezuelaで、またちがう表現をしています。


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「Unicity」
滋味な盤なのですが、Edward Simon自身が表現する物語にBrian BladeやJohn Patitucciが応える、なんとも言えないシナジーを帯びた演奏。バップから欧州っぽいピアノトリオ系やクラシック、直球ではなく微かにアフロ-ヒスパニックなリズムをブレンドしてます。さらにリズムもメロディもリフ、オスティナートを多様したコンポジションで、絶妙なスペースから生まれる鳴り口から三人で紡ぎ出す「情景」がじわじわと滲入してくるかのような"作品"と言えます。


John Patitucciのアルコではじまる「Abiding Unicity」から、David Binney作曲「Gevriasolas」は本作の肝なんじゃないかと思います。
特に「Gevriasolas」はベスト!スローですが、ある意味エッジを感じる演奏。Edward Simonの引いた立ち位置が”間”.........自由なスペースを生み出すので、細い糸の線上で先を探る三位バランス的な演奏?平衡な協調感が生まれつつも流動的にフローする演奏が展開。Brian Bladeのブラシのブラシ一本一本まで神経が通ったかのような繊細さやシンバルワークの抑揚、アクセントになるアタックもさることながら、その音の粒子の広がりや、一粒の重さを潰さない様に纏め上げたエンジニアのJames Faberもすごい。


「The Midst of Chaos」エドワード・サイモンの代表曲の一つともいえる曲?ソロ回しあったりのオーソドックスなハードバップ。タムとフロアタムかな?が左右へ無理くり振られたりするのが突拍子感ありますが。。
「Pathless Path」の出だしはどっかで聴いたことがある雰囲気が濃厚。Edward Simonのスペースを残すタッチやベースラインの重めなドライブ感、ここでもBrian Bladeのシンバルが絶品。2'47"~と4'12"~から、キースの影響がかなり強いのかなと感じます。
「Evolution」エキゾチックな響きのジョン・パティトゥッチのエレべ(6弦?)。途中でテンポが変化していくアレンジですが、これまたダークな色合。


9トラック目の実質ラストだと思われる「Eastern」。
シンプルでゆったりするグルーヴはかなり独特で微妙にツボ。入手した3年前の今頃聴き、いつかこう光りがさしてくるんだろうなあ、と思いつつリピートした記憶があります。現実はどんどんフローしていきますが、今でも記憶は褪せていかない春のしじま...........




演奏曲
1. Invocation
2. The Messanger
3. Abiding Unicity
4. Gevriasolas
5. The Midst of Chaos
6. Prelude N.9
7. Pathless Path
8. Evolution
9. Eastern
10. Abiding Unicity





エンジニアのJames Faberが手懸けた盤
メルドー、レッドマン、ロバーノ以外では
Michael Brecker 「Nearness of You: The Ballad Book」
Kurt Rosenwinkel 「Deep Song」 「Star of Jupiter」
Jason Lindner 「Premonition」
Scott Colley 「Architect of the Silent Moment」
Sam Yahel 「From Sun to Sun」
Taylor Eigsti 「Daylight at Midnight」

などなどです。
by kuramae2010 | 2014-04-03 00:31 | jazz | Comments(0)

Lage Lund / Unlikely Stories / Criss Cross

d0157552_23552818.jpgLage Lund / Unlikely Stories / Criss Cross
Lage Lund (g)
Edward Simon (p)
Ben Street (b)
Bill Stewart (ds)

リリース:2010.2.10

Recorded at Systems Two Recording Studios, Brooklyn, NY on Nov. 5, 2009.




うつむき系浮遊ジャズ?の2枚目、ラージュ・ルンド(ラーゲ)の2010年リリースのリーダー作です。
5月に吉祥寺でアーロン・パークスとライブを行います、3月初旬にはチケット完売!二人が顔を揃えるセットは日本で1回だけっぽい。


ラージュ・ルンドのリーダー盤をはじめて聴いたのが2006年リリースした日本企画盤でした。メンツにアーロン・ゴールドバーグが参加してたりで、かなり期待して聴いたところ、"ロマンティックが止まらないっ"みたいな
ベタなスタンダード仕様で、ダルい展開の盤。演奏の随所に才能の片鱗はのぞかせてましたが、こんなセンスなんかな?と疑問を持ちました。

次に、アントニオ・サンチェス参加のオーランド・レ・フレミング(b)、リーダー盤なども仕入れましたがまだ何とも言えない感じです。2008年のクリスククロス盤、マーカス・ストリックランド、ダニー・グリセット、ケンドリック・スコットが参加したリーダー盤「Early Songs」はMP3で数曲聴いたのみで、ラージュ・ルンドのオリジンな凄さに出会えていません。




Unlikely Stories
全曲ラージュ・ルンドのオリジナル・コンポジション。うつむき加減も割と深く、今どきなブルックリン系のハーモニーやユニゾン、変拍子など随所でこってり登場。2曲目の「Folly」 印象的なテーマ、後半にかけての複雑な展開など聴き応えあります。次の「Worms 」 もなんとも変わったユニゾンと変拍子、、ビル・スチュワートが後半、リムショットしてる時のメンバーのタイム感?ズレたようなリズムなどは面白い。「12 Beats 」 エドワード・サイモンのソロなど"らしい"ソロ。ラージュ・ルンドは巧い。滑るようなサウンド。

「Drum」 ラージュ・ルンドとエドワード・サイモンの細かいユニゾンから始まる、今っぽいハード・バップ。ベン・ストリート、エドワード・サイモンのソロは職人の粋。ベン・ストリートのズン、ズン行くベース、ラージュ・ルンドのソロは緩急、盛り上げドコをよく抑えてますね。ここでもシンバルの質感が惜しい・・・この解像度が上がるだけでもこのアルバムの印象はけっこう変わる気がする。こーいう狙いなのかな・・・

ラスト曲「What We See」 テーマがカッコいい! 凝った造り。エドワード・サイモンのソロも抑制されて音数を絞ったサウンド。メカニカルなギターソロは圧巻で速いフレージングでの安定感は凄い。


演奏ではなく、録音とかマスタリングとか・・・音質に膜がかかった感じでどうもしっくりきません。特にギターのセンター右寄り奥で鳴るクラッシュシンバル。薄いブリキを叩いているように聴こえ、リズム変化を伴うハーモニーなど聴きどころで違和感を覚えました。。ギターに被る歪んだ薄いクラッシュシンバルは演奏をかなりスポイルしてるかなと。同世代では、Gilad Hekselman / Hearts Wide Open  のサウンドデザインの方が格段に雰囲気が良いです。
私的にクリス・クロス盤は録音がカスってるのが多い気がします。中でもこの盤は特にイケてません。



演奏曲
1. Swagger (Lage Lund)
2. Folly (Lage Lund)
3. Worms (Lage Lund)
4. 12 Beats (Lage Lund)
5. Truckstop Queen (Lage Lund)
6. Drum (Lage Lund)
7. Life At The Bottom Of A Lake (Lage Lund)
8. What We See (Lage Lund)



同世代のギラッド・ヘクセルマンやジュリアン・レイジ Julian Lage / Gladwell 、ちょっと上世代?のマイク・モレノ Mike Moreno / Between The Lines などの作品から感じる温度感より低い体感、ドライな感じで湿度が低いような感じ。

凄いんですけど。。




関連youtube
David Sanchez 4tet - The Forgotten Ones II
David Sanchez 4tet - Cultural Survival
Forum, 29th Leverkusener Jazztage, Leverkusen/Germany, 2nd November 2008

David Sanchez - Tenor Sax
Lage Lund - Guitar
Orlando LeFleming - Bass
Tony Escapa - Drums




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エドワード・サイモン ファンにはおすすめな1枚。
by kuramae2010 | 2012-03-24 23:55 | jazz | Comments(2)

Edward Simon / Simplicitas / Criss Cross

d0157552_23574946.jpgEdward Simon / Simplicitas / Criss Cross
Edward Simon (p)
Avishai Cohen (b)
Adam Cruz (ds,Steel)




Guest:
Luciana Souza(vo) track 07  
Adam Rogers (g) tracks 07, 11  
Pernell Saturnino(per)tracks 01, 06, 08


録音:2005.8.26



エドワード・サイモンの2005年の旧譜を仕入れました。メンツがいいアルバム。
短いオープニングを除いた1曲目の「Infinite One」、エドワード・サイモンのオリジナル曲でアヴィシャイ・コーエン、アダム・クルーズのセンスや良さが引き立ついいアレンジ。マイナーなハーモニックな旋律でありながら、ズンズンいく4ビートの2テーマで進行する曲。とくにアヴィシャイ・コーエンとサイモン左手のユニゾンは堪らなくクール。
アヴィシャイ・コーエンのピッチカートはすこぶるドライヴ力を生み出し、アダム・クルーズの繊細なシンバルワークや自在に変化するリズムと強弱の緩急が絶妙。私的に名曲です。アルバム全体はオリジナルとスタンダード織り交ぜの演奏。こちらも緩急あり。

アダム・ロジャースとルシアーナ・スーザ(ボイス)参加のミステリアスな楽想の「Unknown Path」は、後の作品のアイデアにもなってそうです。はじめて聴いたルシアーナ・スーザは、ブラジル出身でバークリー音楽院ジャズ作曲学士、さらにニュー・イングランド音楽院ジャズ修士号、マンハッタン音楽院で教鞭と才女ぶり。

エドワード・サイモンってコンポーザとしての力量がいいのか、恵まれたプレイヤー達との競演作が多いです。






・・・同軸ソロで聴くと音の勢いはありますが、骨密度が薄い事に気がついてきました。
曲を聴いていけばそれすら忘れますが、以前は感じなかったことです。
by kuramae2010 | 2011-09-28 00:55 | jazz | Comments(0)

Brian Blade

d0157552_0315070.jpgBrian Blade & The Fellowship / Perceptual / Bluenote
Melvin butler(ts.ss)  Myron walden(as.bcl)
Jon cowherd(p.fender rhodes.pump organ)
Kurt rosenwinkel(g)  Dave easley(pedal steel guitar)
Christopher thomas(acoustic bass and grunting)
Brian blade(ds)
Daniel lanois(gold top les paul tr.8 pedal steel guitar tr.9)
Joni mitchell(vo.tr.8)
録音:1999.09



d0157552_0322352.jpgBrian Blade & The Fellowship / Season of Changes / Verve
Myron Walden(as,b-cl)
Melvin Butler(ts)
Kurt Rosenwinkel(g)
Jon Cowherd(p)
Chris Thomas(b)
Brian Blade(ds)
録音:2007.10.10~13.NYC


現代最強のJAZZドラマーの一人、ブライアン・ブレイド、リーダー作2枚と参加1枚。
ここ最近、プレーヤーにずっと入っている、ブライアン・ブレイド&フェロウシップバンドの一連の作品です。残念ながら、フェロウシップバンドの1枚目はありません。。。「Perceptual」に収録された「Crooked Creek」のプレイには衝撃に近いものを受けました。今年5月に来日していました。。ブライアン・ブレイドのプレイは聴き手を引き込んでいく超強力な磁場もさることながら、心底から音楽を楽しむ姿とあの音を聴けばメンバーのリアクションやプレイの質がマジになっていくのも頷けます。

ドラムが歌う、リズムが跳ねる・・・

パッケージになっている「Season of Changes」や「Perceptual」の演奏は全曲、完成度や洗練度が高いものですが、ライブ演奏のうねり来るグルーヴ感や勢いとは別モノ。アルバムは全体に流れるコンセプトを表現するものとしての位置づけを強く感じます。とは言ってもBluenote盤のスタジオ録音は大切なもの削がれているような気がして残念。フェロウシップバンド(アルバム盤)のギターで参加しているカート・ローゼンウィンケルの役割。。。なにかしっくり来てないのでしょうか。曲や構成は何度聴いても魅力的です。

ブライアン・ブレイドのスタイル(ライブ演奏時)を他のドラマーがやると、たぶん出しゃばりすぎ?と感じるような気がしますが、彼の場合はそれがなく、場を抱擁しつつ、瞬間的にとんでもないエネルギーが炸裂してステージ場の空気が変わる。メンバーの能力を引き出そうとする表現やテンションの上げ方(上がり方)は、天才的!時にアリ・ホーニグやアントニオ・サンチェス、そしてブライアン・ブレイドの表現には音楽の神様が舞い降りてくる気配すら感じてしまいます。

ブライアン・ブレイド自身がリーダーではないですが、デヴィッド・ビニー&エドワード・サイモン、アダムロジャース、スコット・コリーらとのCriss Cross2004年録音の「Oceanos」(発売はなぜか2007年)は、ダークでクールな雰囲気が濃密です。サイモンとビニーが各々曲を提供(コリーも1曲)していて、両者のカラレーションの違いとフェロウシップバンドを支えるリズムセクションとの演奏はライブを聴きたい!私的にはマイロンの咆哮より、ビニーのアイデアに耳を奪われます。



youtube
ウォルフガング・ムースピール(g)とブライアン・ブレイドとのデュオもドラムが自由に歌っている感じがします。
Muthspiel & Blade - FRIENDLY TRAVELERS LIVE  February 2008
gnadenwald
vallekilde


Brian Blade Fellowship (Subterranean Sextet) Shreveport, 2002
Crooked Creek
※曲がいいので楽譜をDLしました。
Forgotten Memories

Brian Blade Fellowship - Return Of The Prodigal Son Jazz Baltica 2005
brad mehldau chris mc bride joshua redman
※上記サイトのブラッド・メルドーの楽譜は複雑でコテコテでした。


wayne shorter quartet - masqualero  
2003年W.ショーターグループでの演奏。T.ウイリアムス的な存在感。。
Wayne Shorter Quartet - Joy Rider (Jazz á Vienne 2010) 2010年の同グループ。圧倒的なリズム・・・

Wayne Shorter: Saxophone
Danilo Perez: Piano
John Patitucci: Bass
Brian Blade: Drums





めっちゃウケる動画っ
名曲「Crooked Creek」にフェロウシップバンドの歌詞をつけ、テーマ曲っぽく歌う女の子。
ブライアン・ブレイドと電話向こうのジョン・カワードに聴かせてます。作曲家本人?がコメントしてるようです。
Brian Blade listening to Crooked Creek


Concerto Polo Jazz Village, Polo della Qualita, Caserta, 17/07/08.









d0157552_0324969.jpgEdward Simon / Poesia / Cam Jazz
Edward Simon(p)
John Patitucci(b, eb)
Brian Blade(ds)

録音:2008.2.14・15



ソロから始まるエドワード・サイモンリーダーのトリオ。ここでのブライアン・ブレイドのプレイは包容力溢れるもの。少しラテンっぽさを感じる3曲:GIANT STEPS 以外は、なんとなく品の良さ?を感じてしまう。7曲以降の「Intention」、「Triumph」は面白いリズム・拍子で進行するサイモンのオリジナル曲で聴き応えがある演奏です。現代音楽っぽい響きも交じる感じでしょうか。


NPR-WBGO
Dave Binney Third Occasion Quartet In Concert: Newport Jazz Festival 2010

David Binney(as)
Craig Taborn(p)
Eivind Opsvik(b)
Brian Blade(ds)
昨年のNewport Jazz Festivalのデヴィッド・ビニーグループ。アルトの斬れ、アイデア、色彩感。
ブライアン・ブレイドもハード&センシティブな演奏。たぶんアンニュイなヴォーカルはグレチェン・パーラトだと思いますが雰囲気にあってます。




Edward Simon's Afinidad On JazzSet
Edward Simon Quartet With Mark Turner: Live At The Village Vanguard
by kuramae2010 | 2011-08-10 00:53 | jazz | Comments(0)

Edward Simon & David Binney / Fiesta De Agosto  , Dynaudio

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d0157552_1412370.jpgEdward Simon & David Binney / Fiesta De Agosto / RED Records
デヴィッド・ビニーとエドワード・サイモンのデュオ作品。イタリアのレッド・レコードで2003年に録音された旧譜となります。エドワード・サイモンの「La Bikina」(デヴィッド・ビニー参加)もこのレーベルです。

ピアノとサックスだけの構成なので力量やアイデア、コラボ力、アレンジ力などが問われそうな難しいものだと思いますが、各演奏に2人の無尽と思えるアイデアが融合した演奏。しかも手癖(語弊があるかも・・・)や意味不明なフリーさ加減がないクールさを感じます。デヴィッド・ビニーのサックスはきっちりコントロールされていてどの演奏のどんなフレーズでも不安定要素がないです。地味に凄いと思います。「True to Life」の2テイク目などは、もろブレッカースタイルで吹いている演奏もありますが、マスターしてます(過去のものとしています、なのかもしれませんが)。

以前も感じていたエドワード・サイモンのバッキングの柔軟性と意外性はこのアルバムでも活きていてそのレシピの多さはアイデアの泉。。。特にサックスの音へ追従し、重ねていく響きがかっこいい!9曲目のスタンダード「I Hear a Rhapsody」を除き2人のオリジナルですが、このスタンダードの演奏もコッテリ分解しないで余裕でサラッと演奏しはじめます。4分20秒ぐらいからラストまでの解釈が一聴目は異次元に感じました。


Edward Simon & David Binney / Fiesta De Agosto / RED Records
David Binney(as,ss,cl,bcl,fl,vo)
Edward Simon(p)
Donny McCaslin(afl,fl,cl TR.8のみ)
録音:Brooklyn,January 28&29,2003





ブルックリンで録音されたイタリアレーベルのデュオ演奏、、、デスクトップ用にしばらくセットしていたDynaudio姫をオトコっぽいスピーカ群の中へ。じつは、一番長く音楽を聴くのは個室のデスクトップオーディオだったりします。狭い雑多な場所に設置してあったので本来の魅力にはほど遠かったかもしれませんが、特長をざっとあげると、なにしろ自然なバランスでモニターライクに演奏者やエンジニアの意図など音楽のツボを引き出してくれる魅力があります。

なるべくポツンという状態で鳴らしたところ、エドワード・サイモンの左手ヴォイシングやサックスとの連関性などはよくわかります(だからといってどのコード?かまでの耳力と理解力がないので哀しい、、、)音的には、モノがコンパクトなせいか上方向、前後・左右にサウンドステージがふわっと広がる。小ぶりなくせに密度感や勢いもあっていい感じ。でも交響曲など楽器数が増えてくると奥行きは確保されていてもホグれていないことがありますが、演奏者の意図や狙いは充分伝わるいいスピーカ!
 実はホーン&15インチも使い手・上流が同じせいか同じような音場感です。レンジの違いやガシッと感は差がかなりあります。。いつか、姫VSホーン軍団じっくり聴いてみます。




d0157552_1552120.jpg・・・オーディオとコード、ジャズとコードは切っても切り離せないものですが、例えばGenkhord : コード進行/作曲支援フリーソフト」でコードを確認し聴くと面白いです(暇な時)。これだとコード進行表にある音がすぐ出せます。これと5線譜DTMソフトを組合わせると、なんちゃってJAZZ曲ができました。さらにパート(楽器)部分を付けていき楽器を選ぶと演奏もできます。保存しておけばPCを通してスピーカで聴くこともできます。完成度はともかく自分で創造した音楽をオーディオで聴く。数小節なら10分ほどいじれば自作・編曲のピアノソロが聴けます。こういうのもPCオーディオの範疇かなあ?

JAZZではテーマや誰かのコード、音、スピード、強弱?を演奏しながら聴き取りながら、それに合わせたコード[など]で弾きつつ、オリジナリティを出しつつ、反応をみつつ、グルーヴさせつつ、構成しつつ推進していく?・・・モード・モーダルにしてもたぶんとても大変です。世界中にミュージシャンがいて音源が流通している。。
ともかく、コード・・・JAZZミュージシャンのすごさをあらためて痛感することになりました。。Dyna姫のコードも新調させてあげたい。






Dyna姫は、Jochen Rueckert / somewhere meeting nobody に参加のマーク・ターナーの仄暗い浮遊感も頑張って再現してます。J.ノーマンのシューベルトピアノ伴奏曲なんかもダイナミックに、時に切々と鳴らしてますw
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by kuramae2010 | 2011-08-06 00:48 | jazz | Comments(3)

7月のCDⅢ

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夏向けな3.5枚。


「Afinidad」David Binney& Edward Simon / Live at The Jazz Standard, NYC

アダム・フォルケリッドのライヴをぐぐっていて出てきた動画。。

エドワードサイモン(p),アントニオ・サンチェス(ds),デヴィッド・ビニー(as) ・・・すっごくいいLive
アントニオ・サンチェス、驚くべきセンス。。このビニーは決まりまくってます。
サイモン&ビニーのタッグは何枚かパッケージ持ってますが、このユニット(演奏)は、
時にコルトレーン最盛期を彷彿するんじゃないかと。。
それ以上というか。ギターは大変そうですがさすがベン・モンダー乗り切ってます。

ヴォーカル付きでもいいので、この音源でCD化してほしい(されてる?)。
この強靭な中にスイーツな女子ボーカルが入りますw 美女と野獣の世界。

「Afinidad」David Binney& Edward Simon(Red records) には「Sorrows」とか入ってない・・・


Afinidad - Live at The Jazz Standard, NYC - "24 Hours to Go" (D. Binney) - part 1

"Afinidad" (D. Binney) - part 2
"Triumphs" (E. Simon) - part 3
"Sorrows" (E. Simon) - part 4
"El Parrandero" (D. Binney) - part 5
"Home" (E. Simon) - part 6


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Live at The Jazz Standard, NYC - Feb. 3rd, 2010
Edward Simon - piano/compositions
David Binney - alto sax/compositions
Scott Colley - bass
Antonio Sanchez - drums
Gretchen Parlato - vocals
Ben Monder - guitar
Rogerio Boccato - percussion








Koby Hayon / Gemini / Self Produced
エルサレム出身のギタリスト、コビー・ハヨン?(g)の今年5月リリースの初リーダー作。
テルアビブのジャズと現代音楽を教える音楽院で学んだ後、ジョン・ファデスやジョン・アバークロンビーに
師事。活動の拠点はNYだそうです。やはり、55barなどのクラブで毎週演奏しています。
コビー・ハヨンは、現代ジャズの響きにイスラエルの伝統をスパイスとしてこっそり偲ばせている音。
4ビート、8ビート、アコギ、エレキ、曲想の違いなどの多彩さはありますが、
ガンバッテます的なてんこ盛り感なくガツガツもしてません。脱力した魅力の1枚です。


d0157552_0573434.jpgKoby Hayon(g)
Kermit Driscoll(b)
Jerome Morris(ds)
リリース:2011.05









Nathaniel Smith / Nathaniel Smith Quartet / FRESH SOUND NEW TALENT

2007年に録音されていた演奏が今年発売となりました。
サックスのジョン・イラバゴン(ts)とホーヴァール・ステューべと同じノルウェー出身のギタリスト、
ヨステイン・グルブランドセン(g)のセンスが光る1枚。
ジョン・イラバゴンのサックスはぐにゅぐにゅと続く独特なフレーズ、ブレスの仕方が独特なんでしょうか?
曲の途中でもtsからasへなどサックスを変更してるのかな?と思う音色。
2曲以外の5曲はナサニエル・スミスのオリジナル。

ドラマーリーダー作を割と仕入れてますが、かなり地味なナサニエル・スミスです。。

d0157552_0541760.jpgNathaniel Smith(ds)
Jon Irabagon(sax)
Jostein Gulbrandsen(g)
Mark Anderson(b)
録音:2007.3







Marcin Wasilewski / TRIO / ECM
マルチン・ボシレフスキトリオのECM移籍第一弾となるアルバムです。
今年リリースされた「Faithful」より純度が高く感じる構成と演奏のような気がします。
このトリオのパッケージ音源に関しては、纏わりついてくるベタ付き感がとても少ないです。

d0157552_1161690.jpgMarcin Wasilewski(p)
Slawomir Kurkiewicz(b)
Michal Miskiewicz(ds)
リリース;2005.02

<追記>
はじめて知ったライブ映像のトリオ演奏との乖離に驚きます。。。本当の姿は何処に
by kuramae2010 | 2011-07-27 00:56 | jazz | Comments(0)

Edward Simon /LA BIKINA , Adam Rogers /Art of the Invisible

何枚か気になる新譜(再発売含む)を仕入れました。
まだ1、2度しか聴いていませんが、ホーヴァール・ステューべ(g)リーダー作、アリ・ホーニグ(ds)スモールLive、ヨナス・クルハマー(ts)ビッグバンドは聴き応えがある作品!!他etc...梅雨の時期ということもありちょっと奮発。
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Edward Simon / LA BIKINA / Recorded

ヴェネズエラ出身のエドワード・サイモン(p)の6月に発売された新譜(再発売?)です。
数日前にDUの平置で山積み・・・

このアルバムはメンバーが強力でマーク・ターナー(ts)とデヴィッド・ビニー(as)、アダム・クルーズ(ds)が参加。クインテット構成でありながら、しっかりとエドワード・サイモンの個性が光ってます。対象物の中だけが青白く燃え広がるようなピアノという感じで、ひき込まれ度は楽しい。
・・・メンツがすごい1枚。

曲はオリジナル半分、他半分ほどで、「La Bikina」、「Quinta Anauco」、「El Manisero」は新鮮に聴こえます。アルバムタイトルにもなった、La Bikinaの演奏はコンポーザとしての凄さも感じさせ、各人が際立つ構成が見事です。なかなかの名曲。

やはり、エドワード・サイモンは後ろに周ったときに各プレーヤーのソロを引き立たせる技、引き出しが多彩です。NY55(?)とラテンの血も混ざった密度ある1枚。


d0157552_23182018.jpgEdward Simon / LA BIKINA / Recorded
Edward Simon(p)
Mark Turner(ts) , David Binney(as)
Diego Urcola(tp)
Ben Street(b)
Adam Cruz(ds,steel ds,per) ,Pernel Saturnino(per)
Milton Cardona(vo,bata ds)





Adam Rogers / Art of the Invisible / Criss Cross
アダム・ロジャースとエドワード・サイモンのオーソドックスな演奏を聴きたくて旧譜を購入。。
このアルバムは、クリス・クロス盤初期のリーダー作です。地味だという評価もありますが、
先日の「ALLEGORY」からクリス・ポッター(ts)がいない分、2人の絡み密度が濃いものかと思います。
職人肌のギタリストらしく、ツボを押さえた1枚。

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Adam Rogers / Art of the Invisible / Criss Cross
Adam Rogers(g)
Edward Simon(p)
Scott Colley(b)
Clarence Penn(ds)
Recorded in Brooklyn,December 13,2001
by kuramae2010 | 2011-06-08 23:33 | jazz | Comments(2)

Adam Rogers / Allegory , Omer Avital / "Live at Smalls"

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Adam Rogers / Allegory/ Criss Cross

Criss Crossレーベルのアダム・ロジャース(g)の旧譜です。他は「SIGHT」しかなかったので。。。アダム・ロージャースは、マイケル・ブレッカーグループで数度、日本にも来日しています。2002年の「アレゴリー」は全10曲(9曲)アダム・ロジャースのオリジナル曲の構成。アルバム通してギターは太目な音色なのに、、低体温で内側へと浸透していく感じが印象的で、クリス・ポッターの熱目なブローとの対比が新鮮です。


d0157552_23113095.jpg1.Confluence好きな曲想で、息が合ったギターとテナー。エドワード・サイモンのピアノをキーに拍子が変化していくアレンジがクール。アダム・ロジャースのソロへのきっかけ、その後の展開が見事です。職人です

3.Was テーマを反復しながら熱くなるクリス・ポッターにあくまでクールに呼応していくアダム・ロジャースのフレーズがかぶり、超モーダルなピアノ。かっこ良すぎ。

4.Genghis とっつき難い旋律、、、ギターの音色がガラッと変わります。ハードブローするクリポタ。。。エレピです。エドワード・サイモン(p)とのセッションが聴きたくて購入しましたが、ここまで割と地味なバックに終始。

6.Orpheus エドワード・サイモンのピアノとアダム・ロジャースの現代?NYジャズ系な内向きフレーズを織りかさねてから、変拍子の多様から疾走感が出てくる好演奏。中盤からのピアノソロ、、、音がいい。

8.Cleveland クリス・ポッターとのユニゾンからはじまるエキセントリックなテーマからシーツ・オブ・ギターサウンドwなど、流石にご指名が多いと言われる多彩な技をもったギタリスト。

9.Purpose 4ビートでコンテンポラリーに疾走する太目のギター、ドラム。サイモンのアクセントから圧巻なソロへと展開する冴えるピアノ。・・・ここでも体温高目なクリス・ポッター。






デスクトップオデオで聴きましたが、全曲わりと難曲だなあと思います。



d0157552_23214584.jpgAdam Rogers / Allegory/ Criss Cross
Adam Rogers(g)
Chris Potter(ts)
Edward Simon(p)
Scott Colley(b)
Clarence Penn(ds)
リリース:2003年9月


youtube
Adam Rogers @ 55 Bar 7/16/10 - Dice
Casa del Jazz - "Reputation and Character"
Michael Brecker&Adam Rogers 4tet - Song For Bilbao [2003]

Pere - Edward Simon Trio
Edward Simon - "Double Rainbow" 2010





Omer Avital / "Live at Smalls"
スモールライブからはこの1枚です。CDの「Play」ボタンを押して数十秒でやられる人もいるんじゃないかと思われます。

ごっついサウンド。これぞ漢ぞ!という骨太JAZZサウンド。
15インチダブルウーファーでフルサイズの金属ホーンにでっかいドライバーみたいな世界ですw
音場や情報量が云々、よりまず、ともかく再生エネルギーが必要なLIVE盤?
演奏は以前、youtubeで聴いたものかと思います。。
大陸的な大らかさ、旅をイメージしてしました。意識を「外」へと働きかけるような作用
があるように感じます。後半はじっくりと聴かせる構成です。


d0157552_23143243.jpgOmer Avital "Live at Smalls"

Omer Avital(b)
Avishai Cohen(tp)
Joel Frahm (ts)
Jason Lindner(p)
Johnathan Blake(ds)


Producer: SPIKE WILNER
Recorded on April 5th & 6th, 2010 live at SMALLS JAZZ CLUB, GREENWICH VILLAGE, NYC.
by kuramae2010 | 2011-05-24 23:24 | jazz | Comments(0)