うつし世は夢、夜の夢こそまこと

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Diego Barber + Craig Taborn / Tales / Suunyside

d0157552_22495066.jpgDiego Barber + Craig Taborn / Tales / Suunyside

Diego Barber (g)
Craig Taborn (p)

リリース:2014.3





Diego Barberが実質リーダーの2014年のDuo盤です。
これまで彼のリーダー盤はすべて入手してまして、"音"の響き方が好み。
ただし「411」を除いて・・・こんかいの相手はCraig Tabornでこちらの方が世界的にもメジャー??


「Tales」1曲目の「Killian’s Mountains」は27分超の演奏。
冒頭、Pat MethenyがKronos Quartetと演った、Steve Reich曲と似たような印象。
こちらの盤はKronos Quartetが流行った頃(20年前程?)よく聴きました。

聴きすすんでいくうちに思索的な展開から躍動感もあり、
ダブった処理などシンプルですが凝ったサウンドコラージュで2人のスペースが縦横無尽に変化。

アルバムコンセプトから、サウンド・クオリティにも神経を注いだ仕事っぷり。
バーバーの特質がとても良く収録されている盤じゃないでしょうか。
・・・毎度、ちがう角度から焦点をあててくる人、私的に Diego Barber / Calima / Sunnyside が好み。



演奏曲
1. Killian’s Mountains 
2. Cipres 
3. Eternal 7 
4. Im Park(To Diego Barber)
by kuramae2010 | 2015-08-18 22:50 | jazz | Comments(0)

Diego Barber , Hugo Cipres / 411 / Origin Records

d0157552_2335919.jpgDiego Barber , Hugo Cipres / 411 / Origin Records
Diego Barber (g,b)
Hugo Cipres (desktop)
Seamus Blake (sax,EWI)
Johannes Weidenmueller (b)
Ari Hoenig (ds)
リリース:2013.5.21





ここ最近、一番ショッキングな盤。
え、この人が、、、っていう眩暈。



スペインのランサローテ島出身のDiego Barberの3rdアルバムです。
2008年のデビュー盤『 Diego Barber / Calima / Sunnyside 』 の「piru」で聴かせた憂いある瑞々しさ。とか『 Diego Barber / The Choice / Sunnyside 』 で聴かせた「幅」。この人はすこぶる上手く、曲の良さやハーモニーの綾が印象的なギタリスト&コンポーザーでした。

ですが、この盤は、これまでと180度逆。レーベルが違います。


1曲目からウィンドシンセのシーマス・ブレイク。20代の頃、このEWI(イーウィ)にはまりました。僕が吹いたのはオモチャのようなものでしたがすごく楽しい楽器。この演奏の匂いがなんとなしに70年代後期のマイルスバンドっぽい雰囲気濃厚・・・「All In」もフェンダーローズとか使ってたファンクなマイルスを彷彿するようなトラック。
ヒューゴ・クリッパーの趣味?パコパコするアリ・ホーニグって、音源を極端にコンプしてんでしょうか?

前2曲と空気感がガラッと変わる3曲目の「Poncho」。一瞬、「Yoshitake EXPE / EMERALDA」?ヨシタケさん?クリソツ。ほぼ同一線上で共時性ってやつでしょうか。このトラックはもっと長くてもイケそう。
これはディエゴのコンポジションだろうと思われます。

「Walk!」はミディアムテンポでファンキーなノリでシーマス・ウォーク!クラブとかでまったりかかる雰囲気。「New York Citric 」はアリ・ホーニグが繰り出すリズムが複雑(怪奇)で、、、雰囲気あります。。「Turn It On 」はデスクトップ担当のヒューゴの技で脳ミソがシャッフルされる。この人は音、を前後・左右にシャッフルさせつつ、レイアウトするせいか、爆音状態だと空間が歪んだような錯覚すら覚える。手を前に出すと音に触れるようなレイアウト。かなり凄い


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参加メンバーはアリ・ホーニグ、ヨハネス・ワイデンミューラー、シーマスブレイクと「The Choice 」同様。
そして、Hugo Cipres(desktop) の楽器が「デスクトップ」です。パソ担当みたいな。。。クラブシーンで暗躍してそうな雰囲気です。ディエゴ・バーバーの3枚目ということで、過去2枚の同一線上かもっと、クラシカルでアコースティックな盤かと想像してましたが、、、

いまの20代のジャズマンらしいアルバムと言えばそうなんですが...Diego Barber の意外な側面。


演奏曲
1. Timanfaya
2. All In
3. Poncho
4. Walk!
5. New York Citric
6. Turn It On
7. East Side Story
by kuramae2010 | 2013-10-09 00:02 | jazz | Comments(0)

Diego Barber / The Choice / Sunnyside

d0157552_1513470.jpgDiego Barber / The Choice / Sunnyside
Diego Barber(g)
Mark Turner(sax on M-2,4,6)   Seamus Blake(sax on M-3,5)
Larry Grenadier(b on M-2,4,6)
Johannes Weidenmuller(b on M-1,3,5)
Ari Hoenig(ds)
リリース:2011.5.20



今年前半ベスト3に入るギター系アルバムじゃないかと感じている、ディエゴ・バーバーのリーダー2作目。
1曲目冒頭から選び抜いたフレーズを丁寧に静かに重ねていくプレイはこの人の人柄が出ているのか、素晴らしいクオリティ。ディエゴ・バーバーの音をサポートするアリ・ホーニグと近しい、ヨハネス・ワイデンミューラーの職人的なベースは好きです。

2曲目のマーク・ターナー参加曲の演奏も静かですがかなりハッてますw
3曲目のシーマス・ブレイク参加曲はコテコテのコンテンポラリーですが、ディエゴのソロが微妙にテンポ外したりノッてたりするところがキュート。シーマス・ブレイクソロ時に裏で奔るアリ・ホーニグのアクセント、刻み方やヨハネス・ワイデンミューラーのグルーヴはクールすぎ!


サックスはシーマス・ブレイクとマーク・ターナーが参加で曲想や絡み具合が変わってます。またマーク・ターナーはいつにも増してガンバってる感だしてます!1枚目と比較してジャズ色がかなり強く一般的にノリやすい造りです。特にシーマス参加曲。ギターの音色もなんだかガッツが出てきてる風。独自のハーモニーはより洗練されているように思います。

アリ・ホーニグとヨハネス・ワイデンミューラーの参加はかなりプラス作用が出ていいるようで、、前作と比較してもテンションの緩急、ダイナミズムが魅力。しかし、ディエゴ・バーバーの本領は後半のソロギター曲で展開される、仄暗くも遥か彼方に届く色彩豊かな音色。キャンバスにふっと表れる幾重もの音のパンドラ。
by kuramae2010 | 2011-10-10 23:42 | jazz | Comments(0)

Gabor Gado , Diego Barber

d0157552_0451593.jpgGabor Gado / One glimpse is not enough / Budapest Music Center
Gabor Gado(g)
DanielVaczi(as)
Lakatos "Pecek" Andras(ob)
Andrea Kirsch(ob)
Piroska Molnar (vi)
Spanyi Emil(p)
Gabor Winand(vo)
Jozsef Barcza Horvath (b)
Istvan Balo(ds)
録音:1999




ガボール・ガドーという妖しいオッサンのギタリストですが、http://www.jazzguitar.be/forum/というサイトで知りました。ハンガリーのギタリストです。ハンガリーのジャズミュージシャンで記憶にあるのはフェレンク・ネメス、ジェルジュ・サーバドシュぐらいです。。。ガボール・ガドーは、フランス、ハンガリーで数多の賞をとっているギターの重臣だそうです。ブタベストで活動後、1995年よりフランスを中心に現代音楽とジャズのカテゴリーで活動。2011年はデイブ・リーブマンらとGabor Gado Quartetでも活動中。

本作「One glimpse is not enough 」は、1999年録音のアルバムでパーソネルからも、サウンドからも一カテゴリーに収まらないスタイル。ジャズをベースに東欧的なフォークロアと現代音楽が融合した作品で聴き込んでいくとじわじわくるアルバムです。
コンテンポラリーなジャズも演ってますが、じゃないほうが、いい感じです。特にスローテンポな演奏では表現の深みが増し、音色はモノトーンのベールがかかる。これがどの演奏でも濃度のちがうモノトーンに感じます。6曲目の「Jonathan Livingstone」で入るSpanyi Emilのクール目なピアノがすごく印象的。Gabor Winandのヴォイスのパフォーマンスもイケてます。ラストはロックっぽいギターも披露。。。
地味ウマギタリストの秀作。




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d0157552_051108.jpgDiego Barber / Calima / Sunnyside Records
Diego Barber(g)
Mark Turner(sax)
Larry Grenadier(b)
Jeff Ballard(ds)
録音:2008.04




今年、新譜が発売されて、一躍有名になったスペインの若手ギタリスト、ディエゴ・バーバー(g)の初リーダー作。
ガボール・ガドー(モンテイロとか)となんとなく音の佇まいが似ています。バックグランドは両名ともクラッシク・ギターを長年学んだようです。

ディエゴ・バーバーの出身はランサローテ島というスペイン、カナリア諸島。音楽学校(中等)卒業後、アルトゥロソリア音楽院でクラシックを学び、次にサラマンカ王立音楽院で学位を取り、次にザルツブルグ・モーツァルテウム音楽大学でマルコ・タマヨに師事。その後のヨーロッパの数多のコンク-ルで優勝というなんとも筋金入りのクラシックギタリスト。2008年のデビュー作はコンテンポラリーなジャズも演奏。しかも「Fly」のメンバーとの競演でした。

レーベルのサイトによると、このアルバムの収録曲、コンポジションはモーツァルテウム音楽大学在籍中につくり上げていたものらしい。全編アコギで通したアルバムで、マーク・ターナーとの音の相性は良い感じ。どの曲にも印象的なキーとなるメロディがあります。二人のエッジが立たない,根っこがない彷徨い感がは好き嫌いがあるかもしれませんが、演奏の完成度は初リーダー作とは感じない老練度すら感じます。
アクセントで時折り入れるエッジが立ったスパニッシュな響きとモーダル要素が独特な心地よさを感じるアルバム。

「Desierto」のメロディ、マーク・ターナーとの派手ではないけど高い親和性、そして6分46秒からのスケールを一気に上げる?ようなセンス!
「Lanzarote」淡々と内向きな音で展開するところへマーク・ターナーの浮遊系テナー。グルーヴしないジャズが聴きたくなるときはいいかもしれません。ジェフ・バラードのセンシティブな程いいアクセントがいい感じ。
ラスト曲「Air」20分ほどの演奏で、上の2曲と重なる楽想です。ゆったり展開するテーマ、何かを暗示するソロ、鬱な展開から一転してリズム、テナーが入りテンション上がりつつもディエゴ・バーバーの変わったバッキング、ゆったりアコギなエンディング。
(物語性を感じる構成です、その物語がナニかはよくわかりません)


ブラジルのGuilherme Monteiroのサウンドと共通性があるかもしれません。
最近、遅い時間のデスクワークによく聴くアルバムです。





ジャズのアルバムを購入していくと、どんどん気になるジャズマンが出てくる。。
いいか悪いかは別として、旬やその基になったアルバム、ちがうメンツとの演奏を聴きたくなる。。
20代前半の頃とあまり変わらない様相。。。

7,8年ほど前、2,000枚以上あったレコードやCDを整理したので、
CD600枚ぐらいまで減少してましたが、また、じょじょに増加傾向。
by kuramae2010 | 2011-09-14 01:35 | jazz | Comments(0)