うつし世は夢、夜の夢こそまこと

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Dewa Budjana / Hasta Karma / Sireena Records

d0157552_064479.jpgDewa Budjana / Hasta Karma / Sireena Records
Dewa Budjana (g)
Joe Locke (vib)
Ben Williams (b)
Antonio Sanchez (ds)
Indra Lesmana (p,key)
Jro Ktut (vo)

リリース:2015.3




ジャカルタのギタリストDewa Budjana が、なんとAntonio SanchezとBen Williamsと演った盤。
読み仮名はデワ・ブジャナというらしい。本国では有名なギタリストで普段はロックを演ってる方。
リズム陣と、プリンス、サンタナっぽい妖しいジャケットに惹かれつつ入手。

デワ・ブジャナのギター、、、『俺の音を聴けっ!』と言わんばかりの主張が明快なサウンド。
ライブでは6万人程は動員するそうで、メジャーなりの自信でもあるのかも。。なにしろ弾きまくります。

1曲目から聴いてるともしやAntonio SanchezとBen Williamsの影が薄くなるんでは?と思うスケール感があるコンポジション。「Desember」あたりのBudjanaソロでタイトにプッシュしてるSanchezを聴いて安心。。スローな「Jayaprana」でも世界観というか"枠"が大きなエスニック・サウンド。Jro Ktutのボイスが入ります。後半かなりオリエンタルムードが強くなる演奏もあります。

たまにはこういうのもイイかな。



演奏曲
1. Saniscara
2. Desember
3. Jayaprana
4. Ruang Dialisis
5. Just Kidung
6. Payogan Rain
Recorded on January 22nd, 2014 at Kaleidoscope Sound Studio, Union City, NJ.
Mixed at Ravenswork Studio, Los Angeles in June & July 2014. Mastered in July 2014.


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週末、同居人の関係で、紅白歌合戦に出場した方の30人規模のライブへ行ってきまして、
箱も小さくしたトリオ。ゴハンも出る。興味は歌よりもどんなサウンドなんだろうという。。

良かったのがドラムの中村さんという方の気配りした音量。シンバルをを手のひらで叩く、撫でるので
小さな箱でも自然に広がる。スネアやタムも手で叩くのでこれまた絶妙な空気感をはらむ。
バスドラはなし!ライブ後、話すと箱の大きさやボーカルの声質と合わせていたらしい。

ボーカリストの声はとてもいい方なのですが、、PAが惜しい音。
プラスティックで出来た小さなPAのせいか?なにか惜しい。
by kuramae2010 | 2015-04-28 00:42 | jazz | Comments(0)

Ben Willams / State Of Art / Concord

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昨年末から3月にかけて仕入れた盤で「うつむき系ジャケ写」が多かった感覚があります。

ジャケットで俯いてなくても、サウンドが内向きでダークだったり、弾けずにつかみどころなく浮遊する感覚など、自身やその立ち位置を確認するような作業が、2000年代のニューヨークをコミュニティとした若きジャズマンに多いのかな、と感じてます。10代から20代の鋭く多感な時期に911やイラク戦争、カトリーナ、リーマンショックなど、アメリカが経験したいろんな危機。その揺れる社会から浮き彫りになった問題が其れなりに音楽の内面へも影響しているのかな?と妄想しつつ「うつむき系ジャケ写」の何枚かを聴きました。






真正面から、うつむいているアルバムのベン・ウィリアムス。


d0157552_234208.pngBen Willams / State Of Art / Concord

Ben Williams (b)
Gerald Clayton (p,key)
Matthew Stevens (g)
Marcus Strickland (ts,ss)
Jamire Williams (ds)
Etienne Charles (per)



Jaleel Shaw (as,ss) 6,7,10
Christian Scott (tp) 3

リリース:2011.06.28



うつむき系21世紀ジャズ?の1枚目、2009年セロニアス・モンク・コンペティション、ベース優勝者のベン・ウィリアムスのリーダーデビュー盤です。
「Moontrane」や「Little Susie」「Things Don't Exist」などのアレンジ、「Dawn of a New Day 」などオリジナル曲がいい感じで素人耳でもベン・ウィリアムスの"コンポジション力"には卓越した才能を感じます。



ファースト・インプレッション

2曲目「Moontrane」オリジナル以外ではこれが一番好きな演奏。 選曲もいいし、サウンドもカッコいい。漂う世界観がいいです。
3曲目は一気にラップに振れます、The Lee Morgan Story 「リーモーガン物語」というジョン・ロビンソンがラップするヒップホップで、クリスチャン・スコット参加。原曲は 2010.4月リリースのJ.Rawls & John Robinson / The 1960's Jazz Revolution Again Instrumentals 「1960年代のジャズの革命、再び」でも演奏。ジョン・ロビンソンのアルバムはヒップ・ホップだけどかなりクール。J.Rawls はアルバム The essence of soul「魂の本質」 などをリリース。ある種の原点回帰なのかな?

「The Lee Morgan Story」 この曲は、リー・モーガンの非業の死や記憶されるべき功績、後に続くコルトレーンやショーター、ドルフィー、そして時代を歌っているようです(聴き取り難い)。この曲だけに参加しているクリスチャン・スコットはかつてカトリーナを堺に自国の陰やジャズの歴史、自分の意味を問いかけたりしました。ロバート・グラスパーもサウンドで表現したりしてます。


生まれてもいない日本人の僕には、
「1960年代のアメリカ」の時代の空気が今一つわかりませんが、2010年代の彼らにとって一つのカギな感じ。ブラック・ミュージックやブラックパワーといったブラック・アメリカンのアイデンティティを確立していったダイナミズムを想起させるようなメッセージ。。

「Moontrane」とセットみたいな意味合いがありそうです。もろラップは唐突感ありかな。。



4曲目の「Dawn of a New Day」 はジェラルド・クレイトンのソロなども活きていていいコンポジション。
6曲目マイケル・ジャクソン「Little Susie」ストリングスが入ります。ジャリル・ショウの泣きが入るアルト(たぶん)とかアンニュイな曲想とピッタリ。
7曲目「November」でようやくスピード感あるオリジナルのコンテンポラリーなジャズじゃないかと思われます。後半、ビル・スチュワートのチャカポコいくリズムと浮遊するジェラルド・クレイトンがさり気なく決まってます。
8曲目はスティービー・ワンダーのヒット曲、9曲目の「Things Don't Exist」弦楽四重奏が入ります。



ここまでアレンジ、構成が凝っていると、、、カタログ的要素やこれまで影響を受けた
音楽を目一杯詰め込んだ感じになってきてる感じ。ぎゃくに次作のアプローチ、出来が楽しみです。

10曲目がファンキーな50年代を彷彿とするオリジナル曲「Mr. Dynamite 」。
ラスト曲が「Moonlight in Vermont 」ジョン・ブラックバーンとカール・スースドルフが第二次大戦中につくったスタンダードでElla Fitzgerald & Louis Armstrong - Moonlight In Vermont  が有名なんでしょうかね。


今のコンテンポラリーからラップ、ポップス、戦後のスタンダードまで網羅した
てんこ盛りなベン・ウィリアムス。サウンドは俯いてませんが過去への敬意が其処彼処に込められてます。




演奏曲
1.Home (Williams)
2.Moontrane (Shaw)
3.The Lee Morgan Story (Robinson)
4.Dawn of a New Day (Williams)
5.Little Susie (Intro) (Williams)
6.Little Susie (Jackson)
7.November (Williams)
8.Part-Time Lover (Wonder)
9.Things Don't Exist (Bhasker, Goapele)
10 Mr. Dynamite (Williams)
11.Moonlight in Vermont (Blackburn, Suessdorf)
by kuramae2010 | 2012-03-21 00:38 | jazz | Comments(0)

Fabio Zeppetella , Milcho Leviev , Charlie Haden

d0157552_1435534.jpgFabio Zeppetella / Jobim Variations / Universal

Fabio Zeppetella (g)
Danilo Rea (p)
Ares Tavolazzi (b)
Aldo Romano (ds)

録音:2009



イタリアのギタリスト、ファビオ・ゼッペテーラの2009年録音のジョビン・トリビュートアルバム。
アコースティックギターの調べにダニーロ・レアの緩いピアノが心地いい、、、時にキモイく華美に響く一品。ドラムにアルド・ロマーノ!ストリングスも入って情感たっぷりな演奏が続きます。聴きどころは全体にまったりするボサノバな空気感、BGM的に転ぶ雰囲気を醸しだしつつ、気になるピアノ。

どこか50年代のウエストコーストサウンドに湿度をプラスしたファビオ・ゼッペテーラのアルバム。





d0157552_14361213.jpgMilcho Leviev,Charlie Haden / First Meeting / Pan Music

Milcho Leviev(p)
Charlie Haden (b)

録音:1985





ブルガリアのピアニスト、ミルチョ・レビエフとチャーリー・ヘイデンのデュオ作品。このアルバムに収められた「Nardis」はレビエフのビル・エバンスへの深いリスペクトや透明感ある固い響きが印象的。ちょっと薄くキラキラしたピアノ。。ここでのチャーリー・ヘイデンの揺さぶられるベースは数多ある「Nardis」の中でも地味ながら名演。


二人の共作「Beaup」は二人の技術の応酬から生まれる対話がスリリング!ヘイデン作「Chairman Mao」、ヘイデンの押し殺した強いソロからはじまり、内省色を強めたピアノのコントラストが印象的。
後半は思索的でノイズな曲想で気分がハマれば聴けます。。・・・モンク曲以外は繰り返し聴き応えあるアルバム。ヘイデンのベースに包まれたいという人向け。








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604Cというユニットは古いなあ・・・1952年~産です。
湿度が落ちてきたせいか、やっぱり何か変わってきています。中域が張る癖がありましたが、持ち前の感度の良さでコーン側が動きやすくなったのか「艶」と感じるようになりました。中域の張りをカバーするような鳴り方。

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ラグーナオリジナルの裏面画像。薄そーな米松。
しっかり止めてない感じです。想像するとオリジナルはもっと響き豊かでラグーナカラーになるんでしょうね。コーナー型はクリプシュ型など魅力溢れるスピーカーが多いです。

604Cラグーナタイプ、立派な正確な音ではないですが、食べあきない料理みたになってます。
クロス1600Hzですが、何か問題でも?と言いたげなアンニュイな響きもプラス。

輪郭がハッキリするけど柔らかい・・・
ラグーナタイプ入りで40Hz以下を切ってあげると艶切って鳴ります。





まさに、、、

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アン・ハサウェイ!プラス10才のような音。
時にカメラ目線で決めうつ表情・・


基本的に音色が明るいので、爽やかな熟女系とでも言うか、狂おしい・・・







NPR
Ben Williams And Yotam Silberstein On JazzSet

BEN WILLIAMS & SOUND EFFECT
Ben Williams(b)
Marcus Strickland(ts)
Matt Stevens(g)
Christian Sands(p)
Obed Calvaire(ds)

October 6, 2011 by BECCA PULLIAM


今年ようやく初リーダー作をリリースした、ベン・ウィリアムスのNPRライブ音源。
バップ、モダン、ヒップホップ、ブルース、ブラックミュージック、ファンクの要素を融合したような今どきな音だけど、ドライブしていくサウンドはジャズのルーツへもチャレンジした感がある若きベーシストのライブ音源。。

1曲目の演奏は「State Of Art」の2曲目に収録されていた「The Moontrane」ですが、まず曲がいいw
オリジナルで有名なのは、Larry Young 「Unity」ウッディ・ショウ作。トランペットに替わり、ベースがソロになっています。オリジナルではエルヴィン・ジョーンズのアグレッシヴさとラリー・ヤングのkクールなブルース感がいい!!ベン・ウィリアムス版はリズムにヒップホップ感が出て、抑え気味なマーカス・ストリックランドのテナーの音色と裏で奔りハモル、ギターの低体温感がかっこいい。


YOTAM SILBERSTEIN QUINTET
Yotam Silberstein(g)
Roy Assaf(p)
John Lee(b)
Greg Ritchie(ds)
October 6, 2011
by BECCA PULLIAM

30分過ぎからのヨータム・シルバースタイン(g)のライブ音源。これカラダ揺れます。
1曲目はギターの音色が50年代前半!?を展開しつつ、テクニックは現代という面白さ。
次がびみょーなボーカル、太目のギターでゆっくり語る演奏は劇渋。


Wayne Escoffery: Live At The Village Vanguard June 9, 2010
▲このライブ音源もいいです。。
by kuramae2010 | 2011-10-10 23:19 | jazz | Comments(0)