うつし世は夢、夜の夢こそまこと

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Rez Abbasi / Continuous Beat / enja

d0157552_1425775.jpgRez Abbasi / Continuous Beat / enja
Rez Abbasi (g)
John Hébert (b)
武石 聡 (ds,per)

リリース:2012.11





パキスタン出身(パキスタン系アメリカ人?)のギタリスト、レズ・アバシ(アバッシー仮名?)リーダー盤。
以前、Jworksさんのサイトで知り、視聴しつつ、レビューを読みつつ、アマゾンでオーダーし、翌日送付された盤です。パキスタンのジャズマンの盤が翌日届くというのもなんかすごいです。

レズ・アバシの出身国、パキスタン・イスラム共和国は、アジアとイスラム圏の国境の国で、濃そうな地域ですがジャズがイメージできなかった未知な文化圏。演奏は今時なコンテンポラリーながら、なんともミステリアスで乾いた空間感が漂うもの。先に聴いた2009年の「 Things To Come 」のようなストレートな民族性と難解なハイブリッドさを意識せずに聴けたかな。
「 Divided Attention 」のイントロ、水分量があるようなギターからプチ?ディストーンション、メカニカルなフレージングなど最初の2分程で上手さもセンスの良さも披露してる感じ。・・・さすが、昨年のダウンビート誌のライジングスター・ギタリスト 批評家投票2位の力量。。特にゲイリー・ピーコックの「 Major Major 」は好きなアレンジで、アバシのテーマ一発目の入りの音がやたらとカッコいい。音間もゆったり展開しつつ、グルーヴ感あるプレイ。武石氏のドラミングは、常にアバシとの距離感が絶妙。いいスパイスで呼応する。3人、特に武石氏とのカラミっぷりはどの演奏でも濃密。
アバシがたぶん好きそうなセロニアス・モンクの「 off Minor 」は、ギターで構築した歪んだ空間の遠くから聴こえてくるテーマ・アレンジが秀逸。音色も柔軟で多色。
ラストの合衆国国歌は、意表をつく選曲ですが、、音となりが不思議と腑に落ちる演奏。

アバシが好きなジャズの文脈に、リズムの刺激(実験?)、僅かなルーツ・トーンを偲ばせたトリプル・テクスチャーなスパイスが効いた現代ギターコンテンポラリー。



演奏曲
1. Introduction
2. Divided Attention
3. Major Major
4. Rivalry
5. iTexture
6. The Cure
7. Off Minor
8. Back Skin
9. Star Spangled Banner





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d0157552_14372.jpgRez Abbasi / Things To Come / Sunnyside
Rudresh Mahanthappa (as)
Rez Abbasi (g)
Vijay Iyer (p)
Johannes Weidenmueller (b)
Dan Weiss (ds)
Mike Block (cello (2, 7)) Kiran Ahluwalia (Indian vocals (2-4, 6)
リリース:2009




同じくアバシの2009年の意欲作?
こちらのアルバムはジャケ写、タイトルから何かが「上から降りてきて」るんだと思いますw 待ってるか。

サウンドの感触からして、力感ある造りでアプローチ、企みがガッツリ表現されてる盤。
ビジェイ・アイヤーが参加してる"らしい"音で1曲目からカウンター・ポイントがビシバシ入ってきて、ダン・ワイスと加速度アップ。インド人のアルト奏者、ルドレシュ・マハンサッパ(仮名?)は安定したトーンでクレバー、巧いです、かなり。3曲目のアイヤーのピアノは散文的でボイスがシュール。

部分的には、刺激的で、新しいし、面白いのですが。ボイスが入るトラックなどはインド色&民族色が濃厚すぎな感じですが、たぶんに楽理的には超高度なんだと思います。。
by kuramae2010 | 2013-04-05 00:22 | jazz | Comments(2)