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うつし世は夢、夜の夢こそまこと

Dudu Lima Trio / lanca Ouro de Minas 2-Gran Circo / DELIRA MUSICA

Dudu Lima Trio / lanca Ouro de Minas 2-Gran Circo / DELIRA MUSICA_d0157552_0424750.jpgDudu Lima Trio / lanca Ouro de Minas 2-Gran Circo / DELIRA MUSICA
Dudu Lima (eb,b)
Ricardo Itaborahy (p,acd,vo)
Leandro Scio (ds,per)
Joao Bosco
Milton Nascimento
リリース:2015.2.19




ブラジルはミナス・ジェライス出身のベーシスト&コンポーザーDudu Limaの新譜です。
と言っても初めて。。先日DUでずっと試聴してしまった盤。ドゥドゥ・リマは『ジャズ・ブラジレイロの新進気鋭若手ベーシスト』らしいです。
去年、マイク・モレノがミナス新世代といわれるベースのフレデリコ・エリオドロ(b)やフェリペ・コンティネンティノ(ds)の演奏を聴いてからこのアタりも入手してます。


タイトル曲「Gran Circo」はMilton Nascimentoが参加のボーカルトラックで、天まで抜けていくような広がり感とか、瑞々しいサウンドは気持ち良すぎ。ギターにJoao Boscoという人も参加してます。リマのベースも軽々と良く歌う。13分長の演奏。

この盤はスタジオセッションですが先にDVDが発売されてました。

リマのベースは、この盤だとほぼエレキ・ベースでのプレイ。かなり造った音に感じますが至極ソフトな耳触りが印象的。ベースだけが残響感があって3次元的なので、ソロが始まると一気に深みが出るというサウンド。演奏曲はスタンダードが多くすこぶる自然な耳心地だけど聴き込むとなんとも深い魅力。

「Incompatibilidade de Genios」などのボサノバ曲でもベースソロの深い響きがツボ。明るい中に漂う刹那がなんとも。「Quebra Mar」や「Travessia」などのスロー曲でナイーブに漂う仄暗さもなんともいえなない良さ。「Baiao Barroco」に限らずトリオが基本ですが、ボイスのハモりで、空間の広さや奥行き広がる(音楽的な)。現代ジャズっぽいコンポジションの「Caxanga」もしなやかで、ベンベンなベースソロもあり^^/
「Travessia」とかは絶品!!

ラスト曲の「Encontros e Despedidas」は宇宙的な凄まじい空間?が出現するつくり。これは奥行きまでしっかり出るタフなスピーカーで"面"で浴びると、細胞まで活性化するミナス浮遊系コンテンポラリー・ジャズ!!




演奏曲
1. O Trem Azul
2. Gran Circo
3. Aquelas Coisas Todas
4. Incompatibilidade de Genios
5. Quebra Mar
6. Baiao Barroco
7. Caxanga
8. Travessia
9. Encontros e Despedidas
by kuramae2010 | 2015-03-26 00:54 | jazz