うつし世は夢、夜の夢こそまこと

Pedro Martins / Dreaming High / Adventure Music

d0157552_0521039.jpgPedro Martins / Dreaming High / Adventure Music
Pedro Martins (g)
Felipe Viegas (p)
Josue Lope (ts)
Andre Vasconcellos (b)
Alex Buck (ds)
Kiko Freitas (ds) 4, 7
Daniel Santiago (g) 3, 6, 8
リリース:2013.8



ブラジルのギタリストPedro Martinsのデビュー盤。
Frederico Heliodoroらの音源で気になったギタリストでリーダー盤を入手。実際の録音は2009年と2011年と別録り。全曲オリジナルで録音当時は16・18才の若き才能。アルバムリリースにはDaniel Santiago のサポートが大きかったようです。

Martinsの演奏における影響は、Kurt RosenwinkelやBen Monder、Gilad Hekselmanあたりらしい。ハッチャキ感やてんこ盛り感はなく、あくまでハーモニーやアンサンブルが際立ち、広いスペースでインプロしていて"あたり"も柔らか。楽曲・コンポジションはすべてオリジナルで、コンテンポラリー・ジャズ。ラテン、ボサノバ調などは一切なし。

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「Nas Nuvens」でなどで聴かせるサウンドは瑞々しく充分なスペースで各人がインプロしていく様が絵(風景)になってます。4曲目の「Ciclo Da Vida」は唯一、ラテンなリズムが登場するトラック。でもユニゾンが凝っていて一筋縄じゃない。

「Para O Amor Que Ficou」などのスローな演奏では「Letter From Home」あたりのPat Methenyを彷彿とするサウンドに今っぽいしなやなハーモニー。タイトル曲「Sonhando Alto」サックスJosue Lopeとのアンサンブルで聴かせる柔らかなフレーズラインは18才とは思えない。「Viagem Ao Rio」リズム&アレンジが凝ったコンポジションだけど、あたりが柔らかくて円い。でも、疾走感があるという。

アルバム全体のトーンがまとまっていて、ガチャガチャ言わない、ベタッとこない憂い感は心地いい。アートワークの屋上からの街のカットに彼が風になってるような、ちょっと十代がリーダーとは想像しづらい出来。次作も期待できるコンポーザー&ギタリスト。



演奏曲
1. Anos Luz (Light Years)
2. Caminhos (Pathways)
3. Nas Nuvens (In The Clouds)
4. Ciclo Da Vida (Life Cycle)
5. Para O Amor Que Ficou (For Love That Lasts)
6. Sonhando Alto (Dreaming High)
7. Terra Prometida (Promised Land)
8. Viagem Ao Rio (Trip To Rio)
9. Viva O Hermeto (Cheers To Hermeto)
by kuramae2010 | 2014-08-31 01:04 | jazz | Comments(0)