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うつし世は夢、夜の夢こそまこと

Brian Blade & The Fellowship Band / Landmarks / Bluenote

Brian Blade & The Fellowship Band / Landmarks / Bluenote_d0157552_0152728.jpgBrian Blade & The Fellowship Band / Landmarks / Bluenote
Jon Cowherd (p)
Myron Walden (as, bass clarinet)
Melvin Butler (ss,ts)
Chris Thomas (b)
Marvin Sewell , Jeff Parker (g)
Brian Blade (ds)
リリース:2014.4.29




3年程前に知ったBrian Blade & The Fellowship Band。
手持ちが3枚あり、最近はセットして聴くことはあまりないんですが、「Brian Blade」は海外Netラジオではかなり流れる人です。

メンバーでは、やっぱりKurt Rosenwinkelが抜けました(単に調整がつかなかったのか、元々ゲスト?...)。はじめて聴いた当時も書いた記憶があるのですが、違和感を憶えたのがKurt。 あまり好きじゃないけど、バンドのベクトルにハマってたのはMyron Walden。Jon Cowherdは鉄板ですね。

どこか過去盤とも共通した Fellowship Bandならではの世界観があって、「Landmarks」はコンセプトにBrian BladeやJon Cowherdの通過点or地点や感情を表現したようです。
聴いたのがギター用のスピーカーだったので低めの低音がほぼ聴こえてない状況。。


Brian Blade & The Fellowship Band / Landmarks / Bluenote_d0157552_0153219.jpg



1曲目は、心配が襲うへんなイントロ「Down River」から、タイトル曲「Landmarks」は重厚な2管ハーモニーから天国へ上がる階段のよう....Jon Cowherdの曲。Composition Jazzの極み。収録されてるので多くがそうなのかもしれませんが、緻密です。「State Lines」はMilesのミュートを彷彿とさせる短いインタールード。「Ark.La.Tex.」はBrian Blade自身のルーツからの曲。「Shenandoah」は故郷の教会、ゴスペル音楽からか・・・「He Died Fighting」Myron Waldenのアルトが勇猛果敢。
13分ちょっとの「Farewell Bluebird」はカフェの店名だそうで、起承転結がある構成・演奏。楽曲提供をしているJon CowherdとBrian Bladeはニューオリンズで出会い、以来刺激を受けつつ、最愛の友人でもあるそうです。
ラスト曲の「Embers」は親しみやすいメロディ、妙に明るい演奏で次の作品へ続く、みたいなニュアンスがある気がしました。

Brian Blade & The Fellowship Band を聴くと思うのが、靄った夜と朝のあいだの時間、起きてると次の日が辛いなあと思う時間に太陽がのぼってくる情景。瞑想から抜けてイクような、飛んでいくような....



「Landmarks」はBluenoteがプロモーションの一環で、4月20日からNPRでアルバム全音源を提供。既に海外・国内でたくさんレビューがありました。昨年12月にはライヴ音源がUPされていて、こっちの音源は熱いし、叩くっ、プッシュしまくります。ライブ音源はイイ・・・アルバムを買うと"Pass"が付いててアクセスするとLive音源が聴けるとかも面白そうです。盤だけでは収まらないマジソロとかはLive音源へという。

CDの到着が楽しみですが、アナログ盤のリリースもあります。


First Listen: Brian Blade & The Fellowship Band, 'Landmarks'   

演奏曲
1. Down River
2. Landmarks
3. State Lines
4. Ark.La.Tex.
5. Shenandoah
6. He Died Fighting
7. Friends Call Her Dot
8. Farewell Bluebird
9. Bonnie Be Good
10. Embers
by kuramae2010 | 2014-04-26 00:17 | jazz